アルマス領3
受け付けの引きこもりからギルドカードを渡されたカゲコは、宿を取りイリスを回収して休む事にした
しかし…
「何でイリスは、部屋に入ってはいけないんですか!」
「お客さん何を言ってるんですか?奴隷は汚れているから部屋に入れる訳がないじゃないですか!」
「お姉ちゃん良いよ、私は馬小屋とかで寝るから…」
そう、カゲコは、宿を取るとき調べ忘れていたのだ奴隷が部屋に入れるかどうかを
そして今その事で宿屋の店主と言い合ってたのだ
「もういいわよ!やっぱり他の所で泊まるから、払ったお金返して」
すると店主は勝ち誇ったように
「何を言ってるんですか?一度払ったらお金は返さないですよ、しかもこの事は部屋を取るときに言いましたよ」
「そうですか…イリス他の宿を探すわよ」
「わかりましたお姉ちゃん」
そう言って外に出た
そして3時間が経った、だが宿は大体は、奴隷が部屋に入れない宿で
入れる宿はあまり安全じゃなさそうな宿だったりした
「疲れたー」
「お姉ちゃん大丈夫?やっぱり私が馬小屋とかで休んでたらこんなことには…」
「イリス!そんなこと言わないの!」
そう言いながら座って休んでいると後ろから声をかけられた
そして振り返えると明らかに柄の悪い8人組がいた
「へへっ、そこの君たち、俺たちの所で泊まって来なよ」
「みんな歓迎してくれるぜ!」
そう言いながら全身をなめるように見ながらそう言った
「お姉ちゃん!あんな奴ら信用できるはずがありません!誰か知りませんが早く離れてもらいませんか!」
「あぁっ、うるせえぞ!奴隷の分際で、しかもお前みたいなクソガキは呼んでいないんだよ!」
「あなた達に呼ばれても来ませんから!ご心配なく!」
「イリスやめなさい!
スミマセン、あなた達の好意に甘えさせてもらいます」
するといきなり俺たちは動揺したように少し挙動不審になった
「…あなたはどこかの貴族ですか?」
「…いいえ違いますよ?」
「それじゃあ、俺たちの家に行こうか」
そう言って歩き出した
3分ほど歩いて男達は前手で歩きながら話していて、後ろのイリスとカゲコは、無言で歩いていた、するといきなりイリスがカゲコの耳元で小さな声で抗議してきた
「お姉ちゃん、何であんな奴らの家に行くの?
きっとお姉ちゃんの事を奴隷にして売ったりするつもりだよきっと…」
「イリス、私があんな奴ら信用していると思っていたの?」
「じゃあなんで…」
「君たち何を話しているんだい?」
「何でもない話よ」
「…まあいいや、あと5分位で着くから」
そう言って前の男達と話の続きをし始めた
「とにかく私に任せておきなさい…」
そう言ってイリスに向かってウィンクをした
ほどなくして二階だての周りの家より少し大きな家についた
そして男達と一緒にカゲコとイリスは家の中に入ったのだった