こんな毎日嫌だぁー
昨日は久しぶりによく動いたせいで帰ってすぐに寝てしまった。
「あ〜腹減った死にそう昼飯買いに行くのもだるいなぁ〜」
「こんな所で何をしているのかな青年」
「なんだ先輩ですか」
「何をあきれるように失礼と言うものだよ」
「すみません腹が減って死にそうなんですよ」
「ホホゥなら、ボクの弁当をわけてあげようか?」
「マジっすか!?」
「うむ、今朝はよく出来た方だからね」
「先輩料理出来るんですか!?すごいっすね」
「つくづく失礼な奴だな君は」
先輩が弁当箱を開けると異様な臭いに何かおぞましいこの世のものとは思えない物が見えた
「さっ、遠慮なく食べたまえ」
「いや、やっぱりお腹空いてなかった、、かなー」
「遠慮はいらないと言っただろ、さっ、食いたまえ」
「いや、ホント死にます」
「な、食えと言っている」
「いや、失礼しまーす」
「ま、待てー」
俺はすごいスピードで逃げ、角を曲がったそのとき、
「うっ」
「きゃっ」
「いてて」
「うぅぅあっすみませんすみません」
めちゃくちゃ焦って謝られた
「いや、今のは俺の不注意で」
「そうだよ姉さん今のはコイツが悪い姉さんが謝る必要なんて無いよ」
「コイツって」
「こらっ二葉、初対面の人にコイツなんて失礼でしょ」
「初対面の相手にぶつかって来たんだからいいじゃない」
「別にわざとじゃ」
「ん?そっかなら私は悪くないのかな?」
「おい、揺らぐなよ間違ってないけど」
「姉さん行きましょ」
「まってー」
「なんて姉妹だ」
「青年、」
俺は後方に殺気とおぞましい何かを感じた
「せ、先輩」
「さ、食いたまえ」
「んん、うっ、ま、不味すぎる」
「せ、青年!?」
い、意識が、あっ俺死んだ。
今頭の中で昔見た母親の事を思い出していた、
冷たい食べ物、蔑んだ目、俺を見ようとしない目だ。走馬灯って奴かでも、見るなら親父がよかったな。
「う、ん?ここはどこだ?」
「保健室ですよ」
「あれさっきの」
「大丈夫ですか?」
「あ、はい」
「よかった」
彼女は手を合わせ笑う
「でも、なんで?」
「私がぶつかったせいで気を失ったのかと思って」
なんていい子なんだ
「おお、目が覚めたか」
元凶が、この子を見習えよ
「お陰様で」
「わ、私何か買ってきますね」
「あ、もう大丈夫だよ君悪くないし」
「そうなんですか?」
誰かが来た
「姉さん!」
「二葉?どうしたの?」
「どうしたもこうしたもないよどこ行ってのさ」
こっちに気づいた
「ゲッなんでここにいるの?ま、まさか姉さんを」
「な訳あるか」
「この人は何もしてないよ、私が・・・何したんだっけ?」
「忘れんなよ」
「何もしてないなら帰ろ」
「う、うん、じゃ、じゃあまたどこかで」
あー、巨乳なら、一瞬で凸ってた
「ボクらも帰ろうか」
「そうですね」
「次の依頼来てたけど君が倒れたせいで出来なかったじゃないか」
「あんたのせいだよ」
「ま、明日はバスケ部の助っ人だ楽しみだなぁ〜」
「バスケ?嫌ですよ疲れるじゃないか」
「フフーンそんなこと言っていいのかな全校生徒に初対面の女子を押し倒したって言っちゃうよ??」
「押し倒してねぇーわ」
人力部に入ってから毎日疲れる明日は余計に疲れそうだ。