かまえ!かまえ!かまえ!!
かまって。
私はいわゆるかまってちゃん。
寝ても覚めても、かまってちゃん。
1人でいる時間なんてもったいなくて、すぐにピンクのスマホで「ひまなんです」。
かまって。
私はいわゆるかまってちゃん。
私のかまってを受け入れてくれる人も、ちゃんといる。
だけどやっぱり、私を良く思わない人もいる。
かまって。
私はいわゆるかまってちゃん。
私はかまってちゃん上級者だから、私のことを良く思わない人のことなんて気にしない。
面倒くさいなら、無視すれば?
かまって。
私はいわゆるかまってちゃん。
1番つらいのは、いままで受け入れてくれてた人に裏切られること。
面倒って思うようになったなら、直接言わないで静かに消えてよ。
ねぇ、かまってよ。
私はいわゆるかまってちゃん。
私が強い人間なら、こんな気持ち悪い人にはなりたくない。
私は弱い人間だから。裏切られたらつらいから。
…かまってください。
私はいわゆるかまってちゃん。
私の中で、つらいことはひびになる。
ひびになって、また大きくなる。
…。
最後に裏切られるだけなら、私はこの気持ちをただ自分にしまいこんじゃえばいいんだよね。
閉ざした心の中で、誰かが叫ぶ。
かまえ!かまえ!かまえ!!
それを私は必死に抑えつける。その誰かが、私自身だと知りながら。
それでもやっぱり私はかまってちゃん。
つらいこともあるけれど、それを忘れていられるのだって、これだけだから。
だから、
かまって。




