人物設定 プロローグ~修行編
名前:レオンハート・シュバルツ
年齢:7歳
性別:男
肩書:シュバルツ家長男
簡単な紹介
本作の主人公。元は平和な日本と呼ばれる世界の一般人だったと言う記憶を持ったまま誕生し、自分がレオンハートとして生まれた世界が自分の知るゲームと類似点を見出す。
本当にゲームの世界に転生したのか、それともよく似ているだけで別の世界なのか。そんなことをゲームの世界だと決め付けた結果起こした数々の失敗から考えつつも何とか適応している。
異世界で生を受けたのは騎士の名門一族“シュバルツ家”。その例に漏れず、またゲームと同じシナリオをたどる場合自分の死という未来を変えるべく、日々父親から一般的感性で言えば拷問か処刑と大差ない修行を『これがこの世界の常識なんだ』と思いながら受ける日々である。
愛称はレオン。とりあえず真面目な性格ではあるが、どこか抜けている為にわけのわからない失敗をすることが多い。
ゲーム知識をそのまま鵜呑みにしてポーションを片手に魔物に挑み、そして殺されかけた経験を持つ。それが一部の豪胆な騎士の間では笑い話兼伝説として酒の肴になっていたりする。
名前:ガーライル・シュバルツ
年齢:35
性別:男
肩書:フィール王国騎士団上級騎士
簡単な紹介
主人公レオンの父親。シュバルツ家も属する、フィール王国の最高戦力たる王国騎士団の上級騎士。
上級騎士とは騎士団の中でも極一部のエリートで、中でもガーライルは最強と呼ばれる使い手。そろそろ副団長が引退すると言われているため、数年以内に彼が騎士団副団長になると言われている。
そんな華々しい評価とは対照的に、彼は一つ困った性質の持ち主としても知られていたりもする。
家族のことは心から愛しており、国を守る騎士としてはもちろん、家庭を守る父親としても立派にやろうと日々自分を律している。
名前:グレモリー
年齢:少なくとも100よりは上。本人も把握していない
性別:男
肩書:最狂の魔術師、シュバルツ家の家庭教師
簡単な紹介
元王立騎士学院の教師であり、ガーライルの恩師。同時に、魔法の探求の為なら法の10や20破ってもまあ気にするなと国王にすら言いきれる異常者。
しかし魔法使いとしては間違いなく有能であり、王国が彼の研究によって受けた恩恵は計り知れない。その為、『もうあの人は好きにさせとこ』と言う感じに放置されている。
師匠・教師としても有能であり、数多くの弟子を国が誇る優秀な魔術師として世に送り出している。
それは対外的には賞賛されるべきことなのだが、如何せんちょっとした思い付きで弟子を振り回すことが多々ある為、弟子達当人には感謝と共にちょこっと恨まれている。あくまでも親愛の中に収まる話ではあるが、彼の弟子になれば月に30回ほど『このジジイぶち殺す!』と決意させられるらしい。
名前:レリーナ・シュバルツ
年齢:32
性別:女
肩書:シュバルツ夫人
簡単な紹介
レオンハートの母親で、ガーライルの妻。元貴族の令嬢であり、シュバルツ家に嫁いだ際にその名を捨てている(シュバルツ家は騎士を輩出してきた名門だが、貴族ではない)。
元貴族なだけに家事などは得意では無いが、それでも日々練習して現在ではそれなりにできるようになっている。そもそもシュバルツ家は下手な貴族なんかよりも金持ちなので彼女がわざわざ家事炊事をやる必要はないのだが、愛する夫や息子には毎日とは言わないが自分の手で作った料理を食べて欲しいとのこと。
子供を一人産んだとは思えないプロポーションの持ち主であり、日々立派な騎士の妻として恥ずかしく無い姿であろうと努力している。
息子の教育では勉強を教える教師役のほか、食事のときなどには将来恥をかかないよう貴族流のマナーを叩き込んでいるが、何故か誰も教えていないマナーを偶に出す息子の奇行に首を捻っている。
名前:ゼッペル
年齢:60
性別:男
肩書:シュバルツ家執事
簡単な紹介
シュバルツ家の執事。基本的に彼がシュバルツ邸の雑事を全て担当しており、また重要度の低い仕事に限りガーライルのデスクワークを手伝ったりもしている。
レオンからはもう“執事さん”と言う名称で記憶されている為に名前を呼ばれることは無いが、彼に感謝していない人間はシュバルツ家に一人もいない。
若いころは諸国を旅する戦士であったらしく、老いたと言えどもまだまだその辺の盗賊の10や20は追い返す力を有している。
名前:ヨルグ(自称)
年齢:32(自称)
性別:男
肩書:魔法道具屋店主
簡単な紹介
グレーゾーンの危険なアイテムを扱っている店の店主。無知な者が訪れれば即カモにした挙句偽物を売りつけるくらいは平気でする小悪党。
だがそれだけに裏の世界を生きるものとしての能力は有しており、ちょっと表のルートでは手に入りにくいアイテムを求めているプロはよく彼の店を利用している。
名前、年齢に関しては自己申告だが、十中八九嘘である。仮に即店を押さえたところで、彼の本当の身元を特定できるものは何も無いだろう。
レオンハートが危うく死に掛けた魔物特攻事件において、彼に偽のポーションを売りつけた張本人。