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【番外編完結】他力本願英雄  作者: 寒天
青年編開始 聖剣の神殿と吸血鬼殺しと勇敢な男の子
51/241

人物設定 ニナイ村編

前章から引き続き登場しているキャラの場合、大きく変化した場合のみ掲載


名前:レオンハート・シュバルツ

年齢:18歳

性別:男

肩書:シュバルツ家長男、中級遊撃騎士(旅人)、吸血鬼殺し(ヴァンパイアバスター)(本人は不服)、アレスの師匠

所持スキル(追加分):加速法・六倍速、剣技系スキル各種、吸血鬼固有スキル(微弱)

固有装備:リリス式使い捨てマジックアイテム各種、風の魔法刀(未完)※1、高速詠唱の腕輪(両腕)※2

簡単な紹介

体だけは立派に成長した主人公。旅先でいろいろあって変な形で有名になり、気がついたら吸血鬼を殺す戦士として名が知れ渡っていた。

今も吸血鬼を退治する為の旅を任務として受けているので間違いではないが、二つ名が恥かしいから不服。ついでに、大きな町でレオンハート・シュバルツと名乗るだけで『この辺りに吸血鬼が!?』と騒ぎになってしまうので迷惑している。

今回は自身の知識と調査の結果から導き出した聖剣のありかを確かめに来た結果、何故か吸血鬼率いる大群と戦い、そして弟子を得てしまった。

本人はまあいいかと流したが、今回の敵は普通の中級騎士ならば10人やそこらでは勝ち目のない戦力を有していた。

強さの基準がぶっ壊れているのは変化していないようで、行く先々で本人的には大した事無い仕事(実際ゲーム基準ならば何でもないこと)をこなした結果変な噂が流れていることに彼は気づいていない……。


※1:作中では風の中位魔法を無事発動させたが、まだ発動できるだけで細かい制御ができない

※2:右腕の腕輪が風の魔力を、左腕の腕輪が光の魔力を貯蔵できる。予め溜めておけば変換が下手糞なレオンでもまともに魔法が使える


名前:アレス

年齢:11

性別:男

肩書:村の少年、レオンハートの弟子

所持スキル:気影洞察(本能)、天賦の才(万能)※3

固有装備:不朽の剣※4

簡単な紹介

聖剣への道を守るニナイ村に生まれた少年。まだ幼いうちから両親を失い、祖父である村長カスモと二人で暮らしている。

母親はアレスを産んだときにそのまま亡くなってしまい、そして父親は狩りに出かけたまま魔物に襲われ帰らぬ人となった。

だから、アレスは騎士の道を目指した。父を奪った魔物に復讐する為ではなく、今度は自分の手で大切な人を守る為に。

そんな思いを抱いて日々自己練習に励んでいたところ、本物の騎士が村に滞在することとなった為、とりあえず弟子入りを申し込んで見たら面倒見てくれるようになった。

そこで騎士の道は自分で思っていたよりも何十倍も厳しいものだと(※5)思い知ることとなったが、産まれもった天賦の才で何とかやりきる。

それが異常な結果であることに、閉鎖された世界(むら)で育った本人も、いろいろ基準を間違えてる師匠も理解してはいない。


※3:産まれもったセンス。ちょっとかじっただけでどんな分野の仕事でも一人前と呼ばれる人間と同程度のことができるようになる程度の才能

※4:錆びる、刃こぼれする等の劣化を退ける加護がかけられており、一級品と呼ぶべき切れ味を半永久的に保持し続ける魔剣。祖父カスモからの贈り物だが、大人用なので大きさ的にまだアレスは使いこなせない

※5この情報は特定の人物からのみ教えられたものであり、客観性に欠けています


名前:バース・クン

年齢:46

性別:男

肩書:冒険者ガハム(偽名)、警備隊長、人類最強の一角、クン家当主、武帝

所持スキル:クン流格闘術、無敵の肉体

簡単な紹介

筋肉禿親父(※6)。その実体はフィール王国三大武家の一つクン家の当主であり、肉体能力ならばあのガーライルをも超える最強親父の一人。

かつては決闘バカと呼ばれた戦いたがりで、若かりしころのガーライルとはいつも武を競っていた。実力は互角であり、今もその力関係は変わっていない。

その勝ったり負けたりの戦績を娘に誤解されたりもしているが、基本的に考えなしの豪快な性格なので何も気にしていない。


※6なお、彼は見事なまでに一本たりとも毛を残していないが、真性のハゲではない。加齢のせいで薄くなってきたので、この際全部剃ってしまった結果が今の姿である。どうでもいい? そりゃそうだ


名前:バーン・フィール

年齢:18

性別:男

肩書:冒険者パウル(偽名)、国王の孫、次期国王

所持スキル:王族式英才教育※7

簡単な紹介

吸血鬼の台頭によって不安が蔓延する国を憂い、自分の目で国を見て回る為にお忍びの旅に出た次期王。

だが実際にはガチガチに固められた護衛つきでなければ行動を認められず、不満を覚えていた。そこで、お忍び最後のポイント辺りで警備隊長と共に脱走。周囲の村々を巡り、生の声を聞いた。

ついでにレオンハートをゲームで打ち負かす。身分を気にしないで接することのできる同年代を初めて得た喜びもあり、盛大に酔っ払ってなお全勝であった。運まで含めてゲームではレオンに負けない頭脳の持ち主。

ニナイ村で起きた戦いを乗り切った後は、他の護衛を呼び戻してニナイ村住民の護衛と王家管理の施設利用許可を出した。


※7:この世界の王族は人類の統率者であり、場合によっては士気向上の為に自ら戦場にも立つ。その為、下級騎士程度なら倒せる武を仕込まれている。片手間でその領域に行ける者など限られているが、その程度の才も無ければ次期王とは認められない


名前:カスモ

年齢:62

性別:男

肩書:ニナイ村村長、隠密騎士

所持スキル:剣技系スキル各種

簡単な紹介

正体不明の聖地を守るために派遣された騎士。王家に伝わる伝承で『この地を守らねばならない』とされているだけで詳細不明の地を守るべく、騎士としての未来を捨てて一介の村長に身をやつして暮らしてきた。

騎士としての自分を捨てた背景には某一族の訓練を受けて挫折したなんて過去もあったようだが、基本的に命も誇りも全てを使って王命に従った真の忠臣。

もう老人であり、いつ寿命を迎えてもおかしくない年齢。そのせいか最近は体が日に日に弱ってきているのが悩みであった。

そんなある日、どこからか聖地の情報を得た(※8)魔物たちによって村が襲われてしまう。そこで体の不調は魔物による呪いであったと知る。

最後は偶々村に滞在していた騎士一同の力で跳ね除けたが、そこで孫が成長していたことを知り、シュバルツへの弟子入りと言う自殺志願としか思えない行為を許可した。

余生は村長として村人を最後まで導き、見守るつもりである。


※8:レオンハートがゲーム知識ありとは言え古文書などから村の位置を特定したように、魔王や聖剣の存在を伝説ではなく真実であると知っている魔族目線で調べることは可能だった


名前:アハロン

年齢:不明

性別:男

肩書:吸血鬼

所持スキル:呪術師の呪い、魔眼

固有装備:死者の首飾り※9

簡単な紹介

聖地への結界を呪いによって破った吸血鬼。年単位の仕事を気づかれずにやり遂げた功績により、アンデッド部隊を率いて聖地落しの指揮官を命じられる。その成功によって吸血鬼にとっての力の源である“血”を貰う予定だった。

だが、超運悪く村に居合わせていたレオンハートに敗北。そのまま上司である吸血鬼の魔法で強引に強化され、最後は生贄に使われた。

一応、聖地へニナイ村の転移門から行けることだけは確認した為、完全に役に立たなかったわけではない。

素の実力でも上級騎士と一対一で戦えるくらいの力量はある。魔眼と呪術が成功すれば完封することも可能。


※9:アンデッドモンスターを集団強化する魔法を込めたマジックアイテム……と聞かされていた。実際は上司が離れた場所で魔法を発動させる為のアイテム


名前:不明

年齢:不明

性別:男

肩書:吸血鬼の伯爵ヴァンパイア・カウント

所持スキル:闇術、代償魔法

簡単な紹介

アハロンに命令していた吸血鬼。聖地落しの黒幕であり、吸血王の命令で動いていた。

詳しい能力は不明。だが、現在のレオンハートよりも格上の存在である事は間違いない。

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