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【番外編完結】他力本願英雄  作者: 寒天
赤い目との戦闘
40/241

人物設定 ゴブリン討伐~吸血鬼の暗躍

前章から引き続き登場しているキャラの場合、大きく変化した場合のみ掲載

また、スキルは追加分のみ掲載


名前:レオンハート・シュバルツ

年齢:12歳

性別:男

肩書:シュバルツ家長男、下級遊撃騎士、吸血鬼の従者ヴァンパイアサーヴァントもどき、聖騎士もどき

所持スキル(追加分):加速法・四倍速(吸血鬼化の場合のみ)、剣技奥義・八王剣(未完)、光属性の魔力、吸血鬼の心臓(ヴァンパイアハート)

簡単な紹介

初任務でいきなり絶対に勝てない力をもったモンスターと遭遇し、そして奇跡の連続のようでその実踏んだり蹴ったりな過程の末、人間を半分止める破目になりながらも勝利を掴んだ少年。

道中で予定調和であるはずの希少魔力“光”と、全く予定に入っていなかった吸血鬼の“闇”を内包することとなった。

なお、この“光”とは彼が聖騎士になったことを指すわけではない。単に鍛錬の先にある後天的なクラスの補正を受けなくとも、レオンハートの体には光属性を使える資質があったと言うだけである。

その力は非常に有益であると考えられる一方、暴走した場合のリスクも考え、様子見として王都を出て外の世界で剣を振るうように指示を受ける。その際、単独行動できるように下級騎士ではあるが正規の騎士に任命される。

ただし、本人はその詳しい背景(最悪の場合はモンスターとして対処する予定であり、他の騎士を付けて情が移らないようにとの考えなど)を知らない。


名前:ガーライル・シュバルツ

年齢:40

性別:男

肩書:フィール王国騎士団副団長

所持スキル:炎の魔法、炎の魔法剣技、加速法・五倍速

固有装備:炎の魔剣“紅蓮”

簡単な紹介

吸血鬼によって支配された盗賊団を一人で壊滅させた人。そこそこいい勝負をしたと本人は言っているが、ぶっちゃけ国最強の戦士としての超上から目線での話である。

盗賊団首領の訴えそのものを否定することが出来なかったことには心を痛めているが、純粋に戦士としての力だけで言えばヒヤリともしない戦いであった。よくぞ私に剣を抜かせた、以上の感想は無い。

ただ、そんなことをやっている間に息子が吸血鬼に噛まれていて動揺している。それが原因でまだ幼い息子が一人長期の旅に出ることになってしまい、いろいろ複雑に思っている。

最近年齢から来る肉体の衰えが悩み。まあ、現時点で化け物なのでまだまだ現役である予定だが。


名前:シルビィ・スタッカート

年齢:26

性別:女

肩書:フィール王国騎士団・中級騎士

所持スキル:高速の刺突技、伸びる剣閃

簡単な紹介

銀麗剣の二つ名で呼ばれる、優秀な中級騎士。実力だけなら上級騎士にも迫ると言われていた。

初めて部下を持った任務だったのに、最悪に近い相性と確かな強さを持つ吸血鬼と遭遇してしまった不運な人。

純粋な技量だけなら吸血鬼ミハイに完全に劣っていたわけではないのだが、霧の体と言う物理完全無効能力には手も足も出なかった。そもそもそんな能力があることにも気づけなかった。また、防御面に関しても、精神攻撃魔法対策はしていなかった。

せめてもの意地として、命を賭けて部下を逃がそうとしたその覚悟だけでも評価して欲しい。

なお、彼女にかけられた魔法は国の魔法医師によって解呪されている為、しばらくすれば完全に回復する。


名前:アパーホ・アード(故人)

年齢:16(享年)

性別:男

肩書:見習い騎士、貴族、下等吸血鬼(レッサーヴァンパイア)

所持スキル:剣技

簡単な紹介

生まれもった権力だけが武器だった人。初対面の失礼な子供達に失礼な感想を持たれた不憫な人。挙句の果てに、集団の中で一番弱そう=役に立たなさそうと言う理由で下等吸血鬼(レッサーヴァンパイア)にされて命を落とした不幸な人。

はっきり言って、戦士としての実力は皆無に近い。身につけているのは自分の身を守る技術と逃亡の技術だけ。

自分は人を使う立場だと言う自覚のある彼からすれば、ある意味当然と言える選択だったのだろう。実際、人を(手段を選ばずに)操る能力で言えばなかなかの資質があった。

そんな彼が最後は意思の無い操り人形にされてしまったのは、なんとも皮肉な結末である。


名前:リリス

年齢:15

性別:女

肩書:見習い騎士

所持スキル:水の魔法、錬金術の知識

固有装備:自作魔道具各種

簡単な紹介

貧乏ながらも才に溢れる少女。引っ込み思案な性格と小柄な体格のせいで実年齢よりも幼く見られがち。

本当に優秀な頭脳を持った天才であり、狭き門の中にある更に小さな門である『騎士学院特別枠』を獲得した。

だが、天才だからこそと言うべきか、幾つか頭のネジが外れている。具体的に言うと、貴族としての権力で実家を苦しめた悪徳貴族を救い主であると信じてしまうくらいに、人を疑う機能が欠落している。

その策を仕掛けたアード自身も計画の上では『自分を苦しめた張本人に頭を下げなければ両親が路頭に迷い、自らも特別枠とは言え学院にいられなくなる』と言うジレンマに苦しむ姿を楽しむ予定だったのだが、かなり分かりやすくやったのにも関わらずさっぱり悪意が伝わらなかった。

その悪徳貴族が死亡した後、騎士の仕事の副業としてレオンハートに専属錬金術師として雇われることとなった。


名前:ミハイ・イリエ

年齢:少なくとも100歳以上(本人も一々数えていない)

性別:男

肩書:吸血鬼の男爵(ヴァンパイアバロン)

所持スキル:吸血、闇の魔法、霧移動(ミストウォーク)、吸血鬼の肉体、下級死霊作成(クリエイトアンデッド)、その他吸血鬼固有スキル

簡単な紹介

ヴァンパイア一族であることを誇りにしている(少なくとも外見だけで言えば)少年。

普段は間延びした相手を馬鹿にするような口調だが、実は非常にプライドが高く、傷一つでも付けられるとあっさり本来の口調が飛びだす。

実年齢で言えばお年寄りだが、それでも吸血鬼の中ではかなり若い方。と言うか、基本アンデッドの吸血鬼の成長方法は加齢では無い為、あまり年齢に意味は無い。

ヴァンパイア一族と言う枠組みで言えば決して上位ではないが、人間からすれば英雄級以外では手も足も出ない能力の持ち主。

語られこそしなかったが、行方不明になった上級騎士2名を含む騎士20人を倒して誘拐(転移魔法使用)したのは彼一人の仕事である。

最後は腕を落とされ、そしてミハイの主の命令で撤退することとなったが、レオンハートが天敵である光属性を発動しなければありえない結果だった。

また、吸血したのにも関わらず支配できなかったと言う現実から来る動揺を押さえ込んだだけでも彼の敗北はなかっただろう。

逃亡した後、憎悪と共に己の力を高める為修行に入った。


名前:ガハラタ(故人)

年齢:32

性別:男

肩書:盗賊団“赤目”首領、吸血鬼の従者ヴァンパイアサーヴァント

所持スキル:血の開放(吸血鬼の肉体を付加)

固有装備:マジックアイテムを複数所持

簡単な紹介

貴族に恨みを持つ荒くれ共のボス。自らを盗賊団“赤目”の首領であると名乗り、近隣の村を自分の戦闘力を頼りに襲っていた。

その正体は、一昔前に吸血鬼に吸血されたチンピラ。悪徳貴族に搾取される平民であり、その家畜のような人生から脱却すべく我流で修行に励んだ。

そのおかげでそこそこの強さにはなったが、しかし復讐を決行するには全く足りなかった。そんなときに目の前に現れた一体の吸血鬼に力を与えられたことで、本人の力量を遥かに超える力を手にした。

その恩義に報いるべく、盗賊団を率いて主である吸血鬼の指令を果たしている――と、本人は認識している。

吸血鬼への絶対忠誠を誓わせる毒を注がれた以上、その記憶が真実であると証明してくれる者は誰もいない……。

最後は盗賊討伐に来たガーライルによって殺される。


名前:下等吸血鬼(レッサーヴァンパイア)一同

年齢・性別:老若男女いろいろ

肩書:元村人

所持スキル:吸血鬼の肉体(粗悪)

簡単な紹介

盗賊団“赤目”によって攫われた村人達の成れの果て。

全く戦闘とは無縁の生活を送ってきた村人に吸血鬼の肉体の劣化したものを与えただけの存在だが、それでも結構強い。

特に再生力が厄介であり、身体能力もそこそこ強いので雑兵としてなら十分通用する。

吸血鬼となっているため、光属性には弱い。後、アンデッドなので炎属性にも弱い。

本物の吸血鬼達はみな希少魔力である“光”はともかく“炎”には対策しているのだが、そんな知恵など与えられていない彼らはガーライルの炎によって抵抗もなく天に昇っていった。

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