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【番外編完結】他力本願英雄  作者: 寒天
高すぎる壁
100/241

人物設定 上級騎士試験編

サーバー不調で遅れましたが今章人物設定です。今回は遅れた分ちょっとおまけ載せてみました。


今までで最長の自己満足です。これが第100部目(人物設定含む)。

名前:レオンハート・シュバルツ

年齢:18歳

性別:男

種族:人間(半人間)

肩書:上級騎士

所持スキル(追加分):嵐龍閃※1、嵐瞬剣・竜鱗ノ払(りゅうりんのはらい)および逆鱗ノ払(げきりんのはらい)※2、半覚醒・混沌騎士(カオスナイト)※3

固有装備:風と水の魔刀【嵐龍】※4、アクアバジリスクの鎧、炎の指輪※5

魔力属性:風、光、闇、混沌


簡単な紹介

上級騎士試験を受ける為に故郷に戻ってきた主人公。

とりあえず上級騎士の中でも一握りの実力者を瞬殺する実力を見せるが、規格外の一人である父親には接戦の末敗北する。本人的には完敗であったと認識しており、事実手も足も出なかったわけではないが今のままでは100回戦って95回はレオンの敗北だろう。

それでも新たな武器を手にし、その力を操れるようになったことで飛躍的に強くなっている。後はとにかく強者巧者と戦い経験を積むことが成長の早道であり、その最短ルートかつ最凶ルートである英霊の行を開始する。

それ以外にもいろいろ仕事を抱えててんやわんや。まあ頑張れ。


※1:魔刀【嵐龍】の力を解放した魔力砲撃。風と水の複合魔力“嵐”の魔砲

※2:嵐龍閃のエネルギーを直接斬撃に乗せて斬りつける技。逆鱗ノ払はそれを更にカウンターとして放つことで威力を上昇させている

※3:単純な強化ではなく、存在の格を高めるモード。人間と言う種からの進化。吸血鬼化によって種族を変えるのではなく、上位になる。混沌属性を作るのではなく、魔力を放てば自動的に混沌属性が出てくるようになる。完全なものではなく吸血鬼化と併用して何とかたどり着いた領域であり、まだまだ改善の余地あり。このモードを維持するために嵐龍の力を借りているため時間制限付き

※4:精霊竜の鱗から作られた超ハイスペックな魔法の武器。風、水の属性を持っているほか、素材の影響で聖なる力を放っている。使いこなせば風と水を合わせた嵐属性(レオンが勝手に命名)の砲撃を放つほか、持ち主に聖なる加護を与える

※5:リリス工房作のマジックアイテム。装備するだけで炎に対する耐性を得るほか、弱い炎魔法の発動、一時的な対炎属性障壁を張る力がある――のだが、強すぎる力には気休め程度の効果しか期待できない


名前:ガーライル・シュバルツ

年齢:46歳

性別:男

種族:人間(超越者)

肩書:フィール騎士団副団長、人類の守り手

所持スキル:加速法、火竜降臨※6、魔法反射※7、超撃集約※8、覚醒・火竜騎士※9

固有装備:炎の魔剣【紅蓮】※10、火竜の鎧※11、その他強力な自己強化マジックアイテム

魔力属性:炎


容姿について

髪型:金色の短髪

体型:引き締まった筋肉質

身長:190 cm

体重:82 kg

服装:真紅の鎧姿

第三者評価:ナイスミドル、厳格な人


簡単な紹介

主人公レオンハートの父であり、人類最強の守護者の一角。

その実力は今のレオンハートよりも一回り上であり、本気の本気ならば上位の吸血鬼や悪魔相手でも互角以上に戦える本物の怪物。

最近加齢による衰えを感じてきているが、今の実力が半分になったとしても並みの騎士より遥かに強いので死ぬまで最前線を張ることになるのは間違いない。

歴代当主の中でも到達した者は少ない、初代の聖騎士を初めとして本当に数えるほどしか至っていない覚醒に届いた男であり、そのため歴代シュバルツ家当主で比べても上位に入る傑物である。


※6:自分を強化するために放っている魔力に炎属性を与える。これによって更なる身体強化を行うほか、炎

によって周囲の敵を攻撃できる

※7:武具に魔法を一度だけ反射する特性を与えるスキル。あまり持続しない(スキル発動から5~10秒ほどで消えてしまう)ので発動タイミングが難しい

※8:受け流し系スキルの最上位を更に改良して生み出したガーライルのオリジナル防御スキル。受けるダメージを全て鎧に引き受けさせることで自身へのダメージを無効化する。中途半端な鎧ではガーライルがこのスキルを使わざるを得ない攻撃を受けきれずに直撃してしまうため、家宝の鎧を装備した状態でなければ使えない

※9:人類を超える力の解放。炎を扱う能力がより強化され、雑魚ならば側にいるだけで炭化するほどの熱を纏うほか、竜種のような生命力と再生力を得る。熱や炎に対する完全耐性を習得し、この状態ならば溶岩浴とかしても無傷。ここまで行けば人間と言う貧弱な種族に生まれたハンデもなくなる(と言うよりも生物的に格が上がるので対等になる)。レオンハート風に言えば二次クラスであり、習得条件は覚醒に至るまで鍛え続けた人間が火竜の気を体内に取り込むこと

※10:歴代当主が継承してきた炎の魔剣。魔法の効果として所持者として認められる力量を持った戦士に合ったサイズに変化する能力を持つ。大剣を振るう剣士が持てば炎の大剣に、ナイフを使う戦士が持てば炎の力を宿すナイフになる。その利便性も代々継承されてきた理由

※11:火竜の鱗で作った鎧。物凄く頑丈なほか、炎を放出して周囲への攻撃が可能。それ以外にも炎をブースターとして運用することで装備者の速度を高める応用もできる。長年使用することを前提に作られた高質な魔法の装備なので、サイズが装備者に合わせて変化するほか破壊されても完全消滅しない限り自動修復される。また、装備者に火竜の魔力を与えて微弱ながら強化を施す力もある


名前:レーガン・デフィース

年齢:38歳

性別:男

種族:人間

肩書:上級騎士、商業都市トトイル警備隊長、『城壁』

所持スキル:防御系スキル全般

固有装備:全身を覆う魔法金属の鎧※12、二メートル以上ある巨大な盾

魔力属性:氷


容姿について

髪型:黒髪短髪

体型:大柄で筋肉質

身長:192 cm

体重:88 kg

服装:鎧姿

第三者評価:頼れる守護神


簡単な紹介

『城壁のレーガン』として知られる優秀な騎士。シュバルツ・クン両家の関係者を除いて騎士団実力序列を組んだら五位以内は確実。所謂四天王的なものなのかもしれない。

現在は商業都市トトイル(多くの商人たちで賑わう交易都市。活気と財力なら王都にも負けない。一応領主はいるが、ほとんど商人たちによって運営されている)の警備の責任者を任されている守護騎士。

上級騎士選抜を受けたのは、中級騎士時代に守護任務についていた街を襲ってきた魔法使い系外陸種(範囲攻撃を得意とし、火力特化の化け物。戦闘力で言えば普通吸血鬼よりちょっと上くらい。外見は巨大な空飛ぶ目玉)の魔法攻撃を習得した防御スキルで全て無効化し、街を守りきった功績によるもの。

人格、能力共に上級騎士に相応しい人材なのだが、人間の枠(異世界人基準)を超える事はできなかったため、戦闘能力基準が人外であるレオンハートの一撃でその能力も技術も見せる暇なく倒された。


※12:魔法金属で作られており、見た目よりも随分軽い。また魔力を弾く性質を持っており、下位の魔法なら完全に消滅させる効果を持っている。もちろん物理的な防御力も高い。一般的常識の範囲内ではだけど


名前:ガルバン・ゴレスト

年齢:38歳

性別:男

種族:人間

肩書:上級騎士、『山崩し』

所持スキル:剛力破壊・ギガンドクラッシュ

固有装備:大地の大槌(グランドスパイク)(巨大な先端が尖ったハンマー)※13

魔力属性:土


容姿について

髪型:そんなものはない(ハゲではなく剃っている)

体型:巨大マッチョ

身長:205 cm

体重:101 kg

服装:鎧姿

第三者評価:強面のおじさん


簡単な紹介

『山崩しのガルバン』と恐れられる強面の遊撃騎士。

巨体から繰り出される一撃は山をも砕くと謳われ、事実小さな山と言っても過言ではない巨大なゴーレム系モンスターを粉砕した実績から上級騎士になった。

アピールポイントはなんと言ってもその腕力で、常人なら三人がかりでようやく持ち上げられる巨大ハンマーを片手で振り回す。その力は、なんとメイ(加力法なし)の半分ほどもあるのだ!

……まあ要するに、人間の枠組みの中では超凄いってレベル。戦闘次元が違うレオンハートには手も足も出す暇すらなかった。


※13:土属性の魔力を宿した魔法の武器。地面に当てると小規模の地震や地割れを起こせるほか、トドメの一撃を放つ際には武器に岩を纏わせ、飛躍的に威力を高めることができる。当たれば……と言うか振れればの話だけど


名前:トーラ・ケルム

年齢:35歳

性別:男

種族:人間

肩書:上級騎士、『軍勢』

所持スキル:召喚魔法、先天技能(スペシャル)・高速詠唱※14

固有装備:上質な魔術師の杖、メガネ※15

魔力属性:土、炎


容姿について

髪型:金色の長髪

体型:痩せ型

身長:173 cm

体重:65 kg

服装:騎士団の意匠がついた魔術師のローブ

第三者評価:知的なイケメン


簡単な紹介

『軍勢のトーラ』と呼ばれる魔術師の騎士。

誰にも真似できない産まれもった能力であるスペシャルを使い、高速で使役ゴーレムを召喚することで戦う。

生来の魔力属性は土であるが、修練により炎属性も会得している。この二属性を使い、物理性能の高い岩のゴーレム、物理攻撃に強い特殊な相手には炎のゴーレムをぶつけるのを基本戦術とする。

同時に使役できるゴーレムは最大20体。その一体一体が下級騎士くらいなら瞬殺できる戦闘能力を持っており、その力で1000を超えるゴブリンの軍勢を彼一人で相手した実績から上級騎士に。このことからも、彼が一軍に匹敵する強さと言うのは過大評価ではない。

が、それも魔法を使えなければ全く意味はなかった。事前に魔法を発動させることができず、よーいドンで始まる上にフィールドが限定される試合形式は魔術師に不利なので仕方がないと言えば仕方がない。ゴーレムがレオンハートに通用したかは不明だが。


※14:悪魔イーエムが使用したのと原理は同じ。生まれついて特殊な魔法言語を発声できる身体で生まれたため、本来ならば長時間(低位のものでも五秒~十秒前後)かかる召喚術を高速で行使できる。もっと速い相手にはあまり意味ないけど

※15:実はマジックアイテム。かけると吸血鬼などがデフォルトで持っている魔力視の能力を得ることができる。なお、度は入っておらず、本人の視力は両目共に3.2である



名前:ヤルル・スピール

年齢:28歳

性別:男

種族:人間

肩書:上級騎士、『影槍』

所持スキル:槍系スキル全般

固有装備:影槍バムル※16

魔力属性:付加※17


容姿について

髪型:黒髪を無造作に伸ばした長髪

体型:細マッチョ

身長:179 cm

体重:70 kg

服装:軽鎧姿

第三者評価:陰のある男


簡単な紹介

無口ながらも『影槍のヤルル』と恐れられる男。魔法の武器である影槍バムルを振るい、本人の腕前も一流。

元は冒険者だった男で、その実力からスカウトされて騎士団に入った。その経歴上やや礼儀に欠けるところもあるが、確かな実力と誠実で真面目な人柄からトントン拍子に上級騎士になった。上級騎士になったのが22歳のときであり、普通の人間ならその年頃でようやく下級騎士になることを考えればその才能がわかる。

かつて才能はピカ一だったのに大罪を犯して騎士団を追放された槍戦士ベルトルトにも匹敵する白兵戦の実力を誇るといわれている。その実力は本人の習得している強化魔法により時間を置くほど高まっていき、三大武家を除けば最終的なタイマンでは騎士団最強候補とも言える。

しかし今回の試験は三大武家のシュバルツ関係者であった為、強化する暇もなく普通にぶちのめされた。


※16:二つ名の由来にもなった魔槍。槍の魔力を開放してから一撃放つと影から放った一撃と同じ威力、速度の追撃が放たれる。手数が単純に二倍になるほか、牽制にもかなり便利。振れればだけど

※17:身体強化や一時的な特殊能力(例:飛行の魔法で空を飛ぶなど)を与えることを得意とする属性。その性質上直接攻撃はできないながらもかなり便利な為、生まれついての性質が付加属性と言うのはかなり重宝される。希少魔力に属するが、闇や光に比べるとそこそこ数は多い



名前:バージウス・フィール

年齢:72歳

性別:男

種族:人間

肩書:フィール王国国王、人類統一者

所持スキル:政治

固有装備:精神防御、毒防御など暗殺対策のマジックアイテム各種、王錫

魔力属性:不明


容姿について

髪型:肩口まで伸ばされた白髪

体型:年齢の割りには鍛えられた痩せ型

身長:188 cm

体重:65 kg

服装:権威の象徴である宝石のついた豪華なローブ

第三者評価:賢王、統一者


簡単な紹介

南の大陸全てを支配するフィール王国の国王。つまり人類の中では一番偉い人。十数年前に起こった人類同士の戦争に勝利し、全ての王になった統一王一世でもある。

人類が生き残るためには団結しなければならないと考えており(王家として前線に出る事もあり、人類の弱さをよく知っている)、まず人を生かすことを第一に考えている指導者である。

数少ない人類が所持する外の大陸の住民にも通用する力であるシュバルツの後継者がどこまで強くなったのか確認するために自ら観戦に出向き、その戦いを目の当たりにする。その後レオンハートの考えを聞き唖然となったが、内心を知られないまま条件付で許可した。

一喝すれば自分よりも遥かに強い相手でも怯えさせることができる覇気の持ち主であり、人類が今も生存しているのはこの王のおかげと言っても過言ではない。

そろそろ引退を考えており、五人いる孫の中から後継者を選ぼうと思っている。


名前:メイ・クン

年齢:18歳

性別:女

種族:人間

肩書:上級騎士、クン家後継者

所持スキル:クン流格闘術、雷纏※18

固有装備:魔法金属製のナックル

魔力属性:雷


容姿について

髪型:赤い髪を後ろで束ねている(ポニーテール)

体型:一般女性よりは太目(筋肉)だが、基本的にはスレンダー(特に胸部)

身長:170 cm

体重:72 kg

服装:クン家の家紋入り胴衣

第三者評価:凛とした美人、ジッとしていれば健康的美少女


簡単な紹介

レオンハートよりも少し早く上級騎士に受かっていた昔なじみ。

肉体を使った戦闘技術は健在で、三大武家の後継者としてレオンにも劣らない鍛錬を積み、激戦を経験している。

レオンの吸血鬼化に該当するような特殊能力は持っていないが、有り余る才能とセンスでカバーしている。肉体的な資質では互角だが、戦闘センスの点ではメイのが二周りくらい上。

今章では訓練にかこつけてレオンと戦った。生身の人間でありながら吸血鬼レオンと互角に殴り合える人間をやめている肉体を作り上げており、異世界人だからこそできる異常発達させた高密度筋肉で覆われた身体が真骨頂。見た目からゴリゴリムキムキになると動きが鈍るという事情もあり、パッと見そこまでムキムキではないのに物凄い筋肉量と言うファンタジーボディをクン家に伝わる訓練法によって作り上げている。現段階で、筋肉を固めれば鋼鉄くらいなら余裕で砕ける硬度を誇る。彼女に女性特有の柔らかさとかそういうのを求めるのは止めた方が無難である。


※18:雷属性の魔力を全身に纏う技。この状態のメイに近づくだけで生物であれば動きを封じられ、致命的な一撃を無防備に浴びることになる。性質上格上にも通じる非常に強力な戦闘スタイルと言える。普通の戦士も自分の魔力で肉体を覆うことで身体強化を行っているが、これを属性魔力で行うのは高等技術。レオンハートのように生成した属性魔力が内部から溢れた結果全身を覆っているというわけではなく、完全に自分の肉体に留めることで破壊力を上昇させている。


名前:アレス

年齢:11歳→12歳

性別:男

種族:人間

肩書:シュバルツの弟子

所持スキル(追加分):見る力

魔力属性:不明


簡単な紹介

レオンハートの弟子。シュバルツ家の充実したトレーニング器具によって存分に鍛えられている。

今章ではレオンハートVSメイの戦いを見学し、巻き込まれれば死にかねない凶悪な戦闘から逃れつつも見るという苦行を行った為に見る力が極端に磨かれた

上級騎士や最上位の騎士であるガーライルに憧れており、最近ではメイの使った格闘術にも興味を示し師匠に相談して訓練している。

師匠レオンが試合を終えて寝込んでいる間に誕生日を迎えていた。そのお祝いはきっちりレオンの母レリーナによって行われ、人生初のご馳走にフラフラしたりしていたが、これでアレスも12歳である。


名前:カーラ

年齢:14歳

性別:女

種族:暴食の吸血鬼グラトニー・ヴァンパイア※19

肩書:シュバルツ家居候

所持スキル(追加分):暴食※20

魔力属性:闇


簡単な紹介

レオンハートについてきた吸血鬼の少女。

やっていることはガーライル夫人に甘やかされて美食を食い漁ったり、あるいは夫人の趣味で小物を買い与えられたりしているだけである。

諸事情で子供を可愛がることがあまりできなかった夫人は精神的に幼いカーラを自分の子供のように可愛がっており、またカーラも悪い気はしていない。その過程でマナー教室や簡単な魔法の講義なども受けているが、不思議とガーライル夫人には逆らう気が起きないようだ。母親、と言う言葉としてですら知らなかった存在を感じているのかもしれない。

また、本人の知らないところで自分の性質に大きな変化が起きていたりするが、全く気がついていない。


※19:自分の特性が定まりきっていない幼い吸血鬼が『血以外のものを食す』という苦行の果てにたどり着く吸血鬼の亜種。吸血鬼は血を己の魔力に変換することで強くなる種族だが、逆に血以外のものを食べると消化器官などが存在しない(アンデッドなので活動していない)ため自分の魔力を消耗して消滅させている。つまり血以外のものを食べても一切得がないどころか無意味に消耗してしまうと言うことであり、そんなことをわざわざやる成長した吸血鬼は普通いない。それがわからない年齢にしても、大人吸血鬼の保護下にある幼い吸血鬼もやらされることはまずない。

つまりは

『自分が食事によって消耗していることにすら気づかない幼い吸血鬼』

『他の吸血鬼の保護下にいない』

『特殊進化できるほどの食料に恵まる』

『消耗した魔力を回復できる力ある食事(血)が側にある』

の四条件を満たした場合にのみ出現する希少種族である

※20:暴食の吸血鬼に発現するスキル。簡単に言えば血以外のものを口にしても血を飲んだのと同じ効果を得られる。要するに食べるだけでどんどん強くなっていく。その理不尽さは魔物にのみ許された種族的な力と言えよう


名前:ジークロイド・シュバルツ

年齢:50歳(享年。肉体年齢は27歳)

性別:男

種族:人間(霊体)

肩書:先代シュバルツ家当主、記憶の住民

所持スキル:双剣術、加速法など

固有装備:紅蓮(小刀形態)、華厳※21

魔力属性:水


容姿について

髪型:金色の短髪

体型:引き締まった筋肉質

身長:188 cm

体重:72 kg

服装:必要最低限の急所を守る鎧姿

第三者評価:ちょっと凛々しいレオンハート


簡単な紹介

歴代シュバルツの長男が子供を授かるまで身につけている“聖騎士の紋章”に宿る記録のような存在。

自分の技を子孫に伝えるための人形のようなもので、幻術を応用した空間に現れ生前の思考や技術がコピーされている。

自分が死者であることを自覚しており、英霊の行を行おうとする次期後継者が幻術空間に入って初めて自我を持つような存在であるため相談者として知恵を借りたりはできない。

また記録された時点から変化したり成長したりすることもないため、次の後継者に聖騎士の紋章が継承された時点で記憶がリセットされる。

彼らが唯一把握できるのは今紋章の中に何人いるかだけである。

ジークロイド本人の戦闘スタイルは、ガーライル以上の速度と両手に持ったナイフのように短い刃物を使い手数で押す軽戦士。その戦闘力は混乱したまま相対したレオンを瞬殺するほどである。


※21:ジークロイドが生前自分用に作らせた小刀。水の力を宿しており継承した紅蓮と共に振るわれた。ジークロイドが戦場で散ったとき共に消失






おまけ――この世界の生物の個人戦闘力を適当に数値化してみたら――

100を人類の限界とした場合(あくまでも目安です)


一般成人男性:1~5


一般人の腕自慢(例:喧嘩自慢のチンピラ、肉体労働者など):10~20


修行中の戦士(例:見習い騎士など):30~40


戦闘の専門家(例:冒険者や下級、中級騎士などの戦士):50~70


達人と呼ばれる者(例:上級騎士):100(人類の限界)




下級モンスター(例:ゴブリン):5~50


中級モンスター(例:マッドオーガ):70~130


上級モンスター(例:吸血鬼):200~測定不能


吸血鬼ミハイ:700以上


悪魔イーエム:900以上


英雄級(例:シュバルツ、クン家の当主):1000以上


ってな具合に、弱いモンスター相手なら一般の騎士の皆さんでも対処可能なレベルになっております。決して上級騎士の人たちが弱いわけではないんですよ?

ただ一部の強者が人も魔物もぶっ飛んでいるだけで。基本的に壁を超えると一気に強くなる傾向がある世界なので、壁を越えられない大半の人間は壁を超えた存在に手も足もでなくなるだけで。


なお、この数字は単純な素の能力値だけで判断したものであり、実際に戦ったら戦闘経験やそのときの体調、装備などで大きく上下(例:吸血牙槍を持てばミハイはイーエムより強いなど)すると明言しておきます。

装備でがっちり固めれば(普通の)人間ではたどり着けない能力を持つ100越えの中級モンスターにタイマンで勝てたりしますしね。

知らないところで進化しているアホの子がいたりする。

世界は主人公の知らない場所でも変化するのである。本人も知らないけど。

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