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第1話

架空でっせ。

テニスはソフトテニスで書いてます。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

鳴っちゃう!

鳴っちゃう!

チャイム鳴っちゃうぅ〜!

 

ガラガラガラっ!


“キーンコーンカーンコーン”

 

「セーフ!」

「アウト。」

 

げっ!

先生もう着てるし・・・。

 

「セーフでしょ!」

「俺がいるからアウト。」

「そんなぁ。」

 

頑張って走ったのに。

ふてくされながら席に着いた。

今日は、大好きなコーンクリームスープ我慢して半分しか飲んでこなかったのに!

 


はい!

あたしは花田香はなだかおり

ここ、私立清南高校の3年。

性格は無関心・無気力・ぶきっちょ。

低血圧なのが欠点。

こうしてほぼ毎日遅刻ギリギリで登校してます。


「おはよ。」


と、声をかけてきたのはあたしの前の席で幼稚園からの親友、まぁこ。


「おはよ!今日はダメでした。」

「花は、今月何回遅刻してるんだ?あと1回遅刻したら1週間一人で掃除当番だからな。」

「えぇぇぇぇぇ!」

「嫌なら遅刻しなけりゃいいんだ。」


う・・・ごもっとも。


「では、始める。今年の体育祭だが、最後にテニス部の引退試合をやることになった。」

 

すると、いっせいにクラスの男子が騒ぎ出した。


それもそう。

 

なんてったって、我が校の女子軟式テニス部エースは、ミス清南。

有名雑誌のモデルにでてる超―美人なんだ。

そんで、インハイで個人ベスト8でしょ。

そして、あたしのライバルでもある。

一度も勝てたことないんだ。


なんでも、テニスはアニメのドラマ化で密かなブーム。

ミス清南でモデルである亜理紗がテニス部にエースでインハイ出たとなれば、盛り上がる・・・出席率高くなる(笑、と先生たちが考えたんだって。


でもね。


「うちのクラスからは、花が出る。」

「えぇぇぇぇぇ??」


そうなんです、うちの高校って校庭狭いから学校の離れにコートがあるんだ。

だから誰がテニス部かなんて言わなきゃわかんない。

これでも県大会優勝して朝礼台立ってるんですけど!

でも、これも亜理紗のおかげであたしらなんて陰ですわ(涙。


「何、花田ってテニス部だったの?」


一人の男子が言った。


「うん。」

「みんな知らないだろうけど、花もレギュラーだぞ。応援しに行こうな。」


さらにみんなをびっくりさせた模様。


「じゃぁ、亜理紗と・・・」

「同じチーム」


あたしが言うと、


「紹介してくれ!」

「これから仲良くしよう!」


だって。

これだからうちの男子はダメなのよ。


「花、どんな感じで試合やるか聞いてるか?」

「はい、トーナメント戦で体育祭までに準々決勝まで終わらせて、当日に準決勝と決勝を男女やります。」

「そうか。準決勝まで残れそうか?」

「はい。」

「頑張れよ。遅刻もな。」

「はぁ・・・」



担任の先生は、朝霧 拓真先生。

27歳で一番若い。

実年齢より若くみえる童顔で、いつもYシャツにニットのアーガイル柄のベストきている。

ネクタイの趣味もいい!って女の子から大人気。

誰にでも勝手にあだ名で呼ぶ。

男女共に生徒に人気があるんだ。

授業も楽しいしね。

だから居眠りする生徒はほとんどいない。

HR終わった今も先生の周りにはたくさん女の子がいる。

あたしはそれに交じることないの。

よくわかんないの。そういうの。

タイプじゃないってのもあるけど。


その前に・・・“恋”ってしたことないんだよね。

生まれて18年好きな男の子ってできたことないの。

親友のまぁこが「そんなのもったいない!」って言う。

たしかにもったいない。

学園ラブも今年が最後だもん。


男子が嫌いとかじゃないんだよ!

話すし、男テニと。

男友達だっている!・・・男テニと。

遊んだりだってするんだよ!

・・・・男テニと。

男テニばっかじゃん(涙

あたしの青春は部活で終わるの?


そんなことより!

あたしには明日から朝霧先生VSあたしの遅刻バトルがある。

翌朝から、走って走って走りまくる。

今のとこギリギリセーフで遅刻は免れているよ。


「かぉ頑張ってるじゃん!」


まぁこはあたしのこと“かぉ”って呼ぶの。


「1週間一人で掃除当番なんてマジ嫌だもん。」

「まぁねぇ。走ってくる様は男っぽいし!なんとかなんないの?」


確かに!

体系は、がっちりしてないけど体育会系。

でも髪型はロングなんだよ。

いつもてっぺんでおだんごにしてるの。

おまけに大食い。

整理整頓大嫌い!

男テニとも仲がいいのはサバサバした性格だから。

女としてみてないんだって。

それであたしはいいと思うけどね!


順調にいってた3日間なんだけど・・・。


4日目の朝。

いつものように走ってると、すれ違った人とぶつかったおばあちゃんが、よろけて並べてあった自転車をドミノ倒しにしちゃったの。


こんなときに!


ぶつかった人は無視して行っちゃった。

見過ごすこと出来なかったから、自転車直し始めたの。

みんなイソイソと駅に向かっていく。

見てみぬ振り。


あたしだって急いでるのよ!


「あなた、学校じゃないの?」


おばあちゃんが心配そうに聞いてくる。


「いいよ、おばあちゃん一人で全部は無理だよ。怪我なくてよかったね。」


全部並び終えるのに15分もかかちゃった。

大変!

遅刻決定ぢゃん。


「じゃぁ、あばあちゃん気をつけてね。」

「お名前教えてくれません?」

「時間ないの。」

「学校は・・・」

「清南、じゃね!」

 

遅刻決定だけど、最後まで諦めないよ!

でも、下駄箱に到達した頃にはチャイム鳴ってて。

先生に事情言っても言い訳は受け入れてもらえず。

遅刻は遅刻ですからね・・・。

 

「花が今日から1週間掃除当番だからな、みんな帰っていいぞ。」

 

一斉に拍手が沸いた。

 

「花田悪いなぁ!」

 

男子が嬉しいそうに言ってくる。

 

「悪いと思うなら手伝え!」

 

あたしが言うと、

 

「それはだめだ。罰にならんだろう。」

 

先生が言った。


苺、ソフトテニス部やってました!!

うろ覚えなんですが・・・資料集めてかいてみますた。

全国レベルのボールが重いかなんて経験したことありませんが・・・

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