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第五章 最後の夜

 三月十一日。次の犯行予定日の前日。


 夢の中で見たファイルに書かれていた日付。三月十二日。場所は「板」の字から板橋区と推定されている。


 透は自宅のソファに座り、テレビも点けず、暗い部屋で膝を抱えていた。


 明日だ。


 明日、桐生は六人目を殺そうとする。それを止められるかどうかは、透が夢で見た情報の精度と、神崎の捜査にかかっている。


 スマートフォンが鳴った。神崎だった。


「篠宮さん。候補地点の絞り込みが完了しました」


「何カ所ですか」


「過去の犯行現場はすべて、桐生のクリニックから半径十五キロ以内に収まっています。次もこの範囲内と見て、板橋区内の該当物件を洗いました」


 透は身を起こした。


「候補は三カ所です。佐久間不動産の管理物件で、空室のある古いアパート。すべて板橋区内」


「三カ所」


「ええ。ただし三カ所同時に張り込むには人員が要ります。まだ桐生の逮捕状は出ていない。上を説得する材料が足りない」


 透は目を閉じた。夢の記憶を辿る。


「夢で見た部屋の特徴を、もっと詳しく話します」


「お願いします」


「窓は南向き。部屋は一階で、入り口の扉は右開き。壁の色はクリーム色で、一部が茶色く変色して剥がれていました。台所が奥にあって、台所の窓から隣の建物のブロック塀が見えました。ブロック塀は灰色で、上部にフェンスがなかった」


 透は自分でも驚くほど鮮明に覚えていた。あの薬のおかげで、夢の記憶が現実の記憶と同じくらいはっきり残っている。


「それと、部屋に入る前に路地を歩きました。路地の幅は人がすれ違えるかどうかぎりぎり。アスファルトが割れていて、雑草が生えていた。看板が一つあって、それが佐久間不動産の管理看板だと思います」


 キーボードを叩く音がしばらく続いた。


「一カ所、一致します」


 神崎の声にわずかな緊張が混じった。


「板橋区若木にあるアパート。一階の空室。南向き。右開きの扉。隣にブロック塀。佐久間不動産の管理看板あり」


「そこです」


「わかりました。今夜から張り込みます」


 神崎は一拍置いて、静かに言った。


「篠宮さん。明日は絶対に外出しないでください。桐生があなたの通報に気づいている可能性がある以上、あなた自身が標的になりかねない」


「わかっています」


 透は電話を切った。


 わかっている。わかっているが、胸の奥の不安は消えない。桐生は夢の中で透を見ている。透の行動を、夢を通じて知っている可能性がある。


 だとすれば、警察の動きも筒抜けかもしれない。



 その夜、透は薬なしで眠りについた。


 薬はもう飲めない。あの薬は桐生が透をコントロールするための道具だった。しかし薬がなくても、二十三年前の火事が刻んだ接続は消えない。


 夢が来た。


 今回は犯人の部屋ではなかった。


 見覚えのない住宅街。古いアパートが並ぶ狭い路地。街灯の明かりが弱く、建物の影が暗く沈んでいる。


 空気が冷たい。三月の夜の、湿った冷たさ。


 透はその路地を歩いていた。明晰夢の意識はある。これは夢だとわかっている。


 路地の奥に、アパートの一室の扉が半開きになっていた。蛍光灯の青白い光が漏れている。


 ここだ。夢で見た場所。


 透は近づいた。足音を殺すように、一歩ずつ。


 扉の隙間から中を覗く。


 桐生がいた。


 白いシャツに黒いズボン。白衣は着ていない。袖をまくっていて、左手首の火傷の痕が露出していた。


 部屋の中には女性がいた。


 椅子に座らされ、後ろ手に拘束されている。頭が前に垂れていた。意識はあるが、薬で朦朧としているようだった。時折、まぶたが痙攣するように動いている。


 六人目の被害者。まだ、生きている。


 桐生が女性の前にしゃがみ、何かを話しかけていた。声は聞こえない。唇だけが動いている。穏やかな表情だった。患者に語りかける時と同じ表情。


 透は吐き気をこらえた。


 部屋の構造を記憶する。窓の位置。壁の色。棚の配置。天井の染み。床に敷かれたビニールシート。


 路地に見えた看板。文字が書いてあった。読もうとした。「佐久間不動」まで読めた。


 若木のアパート。間違いない。


 透は住所の確認を終え、夢から離脱しようとした。


 その瞬間、桐生が振り返った。


 透と目が合った。


 夢の中で、桐生が微笑んだ。あの穏やかな、どこまでも静かな微笑み。


「見ているんですね、篠宮さん」


 桐生が立ち上がった。


「あなたには感謝しています。あなたがいなければ、私は自分の研究を証明できなかった」


 桐生はゆっくり透に近づいてきた。


「脳波の共鳴が、これほど鮮明な情報伝達を可能にするとは。あの火事の夜、私があなたを助けた瞬間に生まれた接続が、二十三年経っても消えずに残っていた。それどころか、強い感情の波に乗って、映像や音声まで伝達できる。素晴らしい」


「素晴らしくなんかない」


 透の声は震えていた。


「あなたは人を殺している。五人も。そしてまた一人殺そうとしている」


「殺す、という言い方は正確ではありませんね」


 桐生の目は穏やかだった。


「解放する、と言った方がいい。私の患者たちは、みな深い苦しみを抱えていました。眠れない夜、際限のない不安、消えない過去の記憶。薬では治らない種類の苦しみです」


 透は首を横に振った。


「それはあなたが決めることじゃない」


「そうかもしれません。しかし篠宮さん、あなたも見てきたでしょう。夢の中で、彼女たちの最後の瞬間を」


 桐生の目が透を射抜いた。


「あの瞬間、彼女たちの脳内にはエンドルフィンが大量に分泌されるよう、私が薬を調合しています。痛みはありません。恐怖も、最後の瞬間には消える。彼女たちは安らかに」


「嘘です」


 透の声が震えを超えて、硬くなった。


「あの人たちは安らかなんかじゃなかった。私は夢の中であの人たちと同じ体験をしたんです。殺される側の感覚を、全部受け取ったんです。痛みも恐怖も、全部」


 透は一歩踏み出した。


「あの人たちは最後まで怖がっていた。最後の一瞬まで、生きたがっていた」


 桐生の微笑みが、わずかに揺らいだ。


 沈黙が落ちた。


 それから桐生は目を細め、静かに言った。


「明日の夜、このアパートに来なさい。すべてを見届けて、それから判断すればいい」


 透の意識が弾けた。


 午前三時。汗だくで目覚めた透は、すぐに神崎にメッセージを送った。


「場所確認。若木のアパートで間違いない。女性は生きている。桐生は明日の夜、犯行を実行する予定」


 返信はすぐに来た。


「了解。配置完了。必ず止める」



 三月十二日。


 透は自宅で待つことにした。神崎の指示通り、外出はしない。部屋の鍵を確認し、チェーンをかけた。


 午前中は何もできなかった。テレビも本も頭に入らない。コーヒーを淹れたが、飲む気になれず冷めるままにした。


 午後になり、少しずつ緊張が高まっていった。今夜、桐生は若木のアパートに行く。そこに神崎が待ち構えている。うまくいけば現行犯で逮捕できる。


 夕方五時。窓の外が暗くなり始めた時、インターホンが鳴った。


 透は反射的に身構えた。


 モニターを確認する。


 映っているのは桐生だった。


 黒いコートを着ている。白衣ではない。銀縁の眼鏡の奥の目が、カメラをまっすぐ見つめていた。


 透の全身が凍りついた。


 なぜここにいる。若木のアパートに行くはずではなかったのか。


 インターホンが再び鳴った。


「篠宮さん。いらっしゃるのはわかっていますよ」


 穏やかな声。診察室と同じ声。夢の中と同じ声。それがインターホンの小さなスピーカーから流れてくることが、透には異様に恐ろしかった。


 夢ではない。これは現実だ。現実の桐生が、自分のドアの前に立っている。


「少しお話がしたいんです。開けてもらえませんか」


 透はインターホンのボタンから手を離し、スマートフォンを掴んだ。神崎に電話しようとした。


 だが桐生の声が続いた。


「警察に電話しているんですか。構いませんよ。ただ、私が今ここにいるということは、今夜の予定を変更したということです」


 透の指が止まった。


「あのアパートにはもう行きません。つまり、あなたが警察に伝えた場所は空振りになるということです」


 桐生は知っていた。


 透が夢で場所を見たことも、それを警察に伝えたことも。夢の中の接続は双方向だった。透が桐生を見ている時、桐生もまた透を見ていた。


 透は深呼吸をした。震えが止まらない。だが頭は動いている。


 桐生がアパートに行かないなら、六人目の女性はどうなる。場所を変えて今夜別の場所で犯行に及ぶのか。それとも——


「女性は無事なんですか」


 インターホン越しに訊いた。声は震えていたが、言葉ははっきりしていた。


「ええ。まだ何もしていません。彼女はまだ生きていますよ」


「どこにいるんですか」


「それを知りたいなら、話をしましょう。ドアを開ける必要はありません。このまま、インターホン越しでいい」


 透はスマートフォンで神崎にメッセージを送った。


「桐生が自宅に来ている。アパートの件を知っている。場所を変えた可能性あり。被害者はまだ生きている。自宅前にいる桐生を確保できるか」


 送信してから、透はインターホンに向かって言った。


「話してください」


「篠宮さん。あなたと私は二十三年前から繋がっています」


 桐生の声は穏やかだった。怒りも焦りもない。まるで診察室で患者に語りかけるような声だった。


「あの火事の夜。煙の中で、私はあなたを見ました。四歳のあなたが、隣の家の廊下で倒れていた。煙を吸って意識を失いかけていた」


 透は黙って聞いていた。


「私はあなたを助けようとした。十七歳の私は、燃えている家の中に戻ったんです。あなたを見つけて、抱き上げた」


 桐生の声が、ほんの少しだけ揺れた。


「その瞬間に、何かが繋がるのを感じました。言葉にできない感覚です。あなたの脳と私の脳の間に、一本の糸が張られたような。あれ以来、その糸はずっと、切れずに残っていた」


「覚えていません」


「覚えていなくても、あなたの脳は覚えています。だからこそ、私が強い感情を抱くたびに、あなたの脳がそれを受信した。最初は微弱な信号だったでしょう。漠然とした不安や、理由のない恐怖として」


 透は思い出した。子供の頃から、理由のない不安発作に襲われることがあった。思春期にはパニック障害と診断され、大人になってからは慢性的な不眠に悩まされてきた。


 あれは全部、桐生からの信号だったのか。


「私の行為が回を重ねるごとに、信号は強くなった。そしてついに、映像として受信されるようになった。それがあなたの夢です」


「行為。人を殺すことを、そう呼ぶんですか」


「解放です」


「やめてください」


 透の声は震えていたが、はっきりと響いた。


「先生が何を信じているか、私には関係ありません。あの人たちは死にたくなかった。怖がっていた。最後まで」


 インターホンの向こうで、沈黙が落ちた。


「先生。女性がいる場所を教えてください。まだ間に合うなら、助けたい」


「なぜ、あなたがそこまで」


「私は毎晩、あの人たちの死を体験しているからです。殺される痛みを知っているからです。刺される痛みも、溺れる苦しさも、首を絞められる恐怖も、全部このからだで感じたんです」


 透は自分の声が強くなっていることに気づいた。震えは止まっていなかったが、言葉には力があった。


「もう誰にも、あの痛みを感じてほしくない。それだけです」


 長い沈黙が流れた。


 十秒。二十秒。


 それから桐生が、小さく笑った。乾いた笑いだった。


「あなたは、私が思っていたよりずっと強い人だ」


 モニターの中で、桐生がコートのポケットから何かを取り出した。紙片だった。それをカメラに向けて見せた。


 住所が書かれていた。板橋区若木の別の番地。


「ここにいます。急いだ方がいい。薬の効果は、あと数時間で切れます。切れれば彼女は目を覚ますが、拘束されたままでは自力で助けを呼べない」


 透は住所を読み取り、すぐに神崎に転送した。


 モニターを見ると、桐生はまだドアの前に立っていた。


「先生。逃げないんですか」


「逃げる必要がありません」


 桐生は静かに言った。


「私は自分のしたことを後悔していない。ただ、あなたに見届けてもらえたことには、ある種の満足を感じています」


 桐生はカメラに向かって小さく頭を下げた。


「お世話になりました、篠宮さん」


 そして踵を返した。


 モニターの中で、桐生の後ろ姿が遠ざかっていった。黒いコートの背中。街灯の光に照らされて、やがて角を曲がって消えた。


 透はその場に座り込んだ。膝が震えていた。


 スマートフォンが鳴った。神崎だった。


「住所に急行しています。現場まで十五分。それと桐生についても、別の班がそちらに向かっています」


「桐生先生は、今マンションの前から歩いて行きました。東の方に」


「了解。指示を出します。篠宮さん、そのまま家にいてください」



 三十分後、神崎から電話があった。


「女性を保護しました」


 透は電話を持つ手の力が抜けそうになった。


「意識はありますが、薬物を投与された形跡があります。搬送しますが、命に別状はない」


「桐生先生は」


「マンションの近くの路上で確保しました。抵抗はなかったそうです」


 神崎の声が、ほんの少しだけ力を抜いた。


「自分から両手首を差し出して、『もういいですよ』と言ったと」


 透は目を閉じた。涙が頬を伝った。安堵なのか、恐怖の残滓なのか、悲しみなのか、自分でもわからなかった。ただ涙が止まらなかった。


「篠宮さん。大丈夫ですか」


「大丈夫です。大丈夫です」


 大丈夫ではなかった。でもそう言わなければ、崩れてしまいそうだった。



 桐生圭吾は五件の殺人と一件の殺人未遂、監禁、未認可薬物の処方・投与の容疑で逮捕された。


 クリニックと桐生の自宅からは、犯行に使用された薬品、被害者の個人情報を記したファイル、未認可の実験薬、そして脳波の共鳴に関する膨大な研究ノートが押収された。


 左手首の火傷の痕も確認された。十円玉ほどのケロイド。二十三年前の火事の痕。


 透の夢日記は、正式な証拠としては採用されなかった。裁判で使える証拠ではない。しかし捜査の端緒を開いた重要な情報提供として記録に残された。


 事件から一週間後、透は神崎と最後に会った。


 署の近くの自動販売機の前。三月の風はまだ冷たかったが、空は晴れていた。


 神崎が缶コーヒーを二つ買って、一つを透に渡した。


「今夜は眠れそうですか」


「どうでしょう。まだわかりません」


 透は缶の温かさを手のひらで感じた。現実の温度。


「夢は」


「逮捕された日の夜から、見ていません」


 神崎は缶コーヒーを一口飲んだ。


「繋がりが切れたんでしょうか」


「わかりません。桐生が強い感情を抱かなくなったからかもしれないし、私の脳が受信をやめたのかもしれない。どちらにしても、今はもう何も聞こえません」


 透は缶コーヒーを見つめた。


「神崎さん」


「はい」


「夢の話を信じてくれて、ありがとうございました。最初から信じてくれたわけじゃないのはわかっています。でも、最後まで付き合ってくれた」


 神崎は少し間を置いてから答えた。


「信じたというよりは、あなたの情報が正確だったから利用しただけです。刑事としては当然の判断です」


「それでも」


 透は小さく笑った。一ヶ月ぶりに、自然に笑えた気がした。


「ありがとうございました」


 神崎はコーヒーを飲み干し、缶をゴミ箱に入れた。


「篠宮さん。もう会うことはないと思います。それがいいことです」


「ええ。そうですね」


 刑事と情報提供者。それ以上でもそれ以下でもない関係が、静かに終わった。



 その夜、透は久しぶりに自分のベッドに安心して横たわった。


 薬は飲んでいない。枕元のノートはしまった。引き出しの奥に入れた。もう使わない。使いたくない。


 眠りに落ちるのが怖い。


 これまで何十夜も、入眠は恐怖の入り口だった。目を閉じれば殺される。その恐怖が体に染みついている。まぶたを閉じるたびに、暗い廊下や冷たい水面や、ナイフの感触がよみがえる。


 だが今夜は違うはずだ。桐生は逮捕された。接続は切れた。夢は来ない。


 はずだ。


 透は深呼吸をして、目を閉じた。


 眠りは、静かに訪れた。



 夢を見た。


 明るい夢だった。


 広い草原。見渡す限りの緑。風が吹いている。草の穂先が波のように揺れている。


 空が高い。雲が白くて、ゆっくり流れている。太陽の光が温かい。


 透はその中に立っていた。


 裸足だ。草の感触が足の裏に柔らかい。冷たすぎず、温かすぎない。ちょうどいい温度の地面。


 誰もいない。


 犯人の影も、暗い廊下も、薬品の匂いもない。


 ただ風の音だけがする。さやさやと、草が鳴っている。


 透は歩き始めた。どこへ向かうでもなく、ただ歩いた。


 足の裏から伝わる土の柔らかさ。風が髪を揺らす感触。陽光が肌を温める感覚。


 全てが穏やかだった。


 夢の中で、透は手のひらを見た。


 指は五本だった。


 夢だとわかっていた。だがこの夢には、逃げ出したくなるようなものは何もなかった。


 透はその場に座り込んだ。草の上に座って、空を見上げた。


 涙が出た。


 声をあげて泣いた。


 恐怖でもなく、悲しみでもなく、ただ安堵だけが胸を満たしていた。一ヶ月以上続いた夜の恐怖が、ようやく終わったのだと、体の芯が理解した。


 風が頬を撫でた。涙を乾かしていくように、優しく。



 朝が来た。


 窓からの光が部屋を満たし、透はゆっくりと目を開けた。


 天井が見える。白い天井。染みひとつない。見慣れた、自分の部屋の天井。


 夢の記憶が、まだほんのり残っていた。草原。風。温かさ。


 首に手を当てた。痛みはない。


 透はベッドの中で深く息を吸い、ゆっくりと吐いた。


 長い長い夜が、終わった。


 窓を開けた。三月の朝の空気が流れ込んできた。冷たいけれど、清潔な空気だった。遠くで鳥が鳴いている。車のエンジン音。隣の部屋のドアが閉まる音。日常の音だ。


 透はキッチンに向かい、コーヒーを淹れた。


 最初の一口が、苦くて温かかった。ただそれだけのことが、ひどく贅沢に感じられた。


 ノートパソコンを開いた。締め切りを過ぎた原稿がまだ残っている。編集者には事情を話して待ってもらっていた。


 透は画面に向かい、最初の一行を打った。


 指が震えなかった。


 篠宮透の朝は、静かに始まった。


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