第3部「虚飾の理想郷と実体化する悪意」完結にあたって
読者の皆様、いつも『紅の龍は、灰燼に舞う』を応援していただき、本当にありがとうございます! これにて、第3部「虚飾の理想郷と実体化する悪意」編、完結となります。
ネオ・イザムバードでの戦い、いかがでしたでしょうか? 都市伝説として語られる「七つの影」、不気味な執事スミス、そして……最後に見せた「悪意の真実」の受肉。
物語は、単なる悪党退治から、この世界の根幹に関わる「超越者」との戦いへとスケールアップしました。
今回のMVPは、間違いなく新メンバーのセレスティア(中身は最強の呪術士・賀茂睡蓮)でしょう。 「酒飲みで、おっとりしていて、でも最強」。
そんな彼女が加わったことで、スカーレット(剣)、マーガレット(拳)、セレスティア(術)という、最強の「三位一体」が完成しました。 ラストバトルでの連携、そして「0.01ナノ秒」に込めた因果崩壊の一撃は、作者としても会心のシーンです。
さて、物語はいよいよ最終章とも言える第4部へと突入します。
スミスが言い残した次なる舞台は、大陸の最西端、極寒の霊峰。
そこでスカーレットたちを待ち受けるのは、単なる強敵ではありません。
それは、彼女たちの「愛した過去」であり、「超えなければならない壁」。
スカーレットの父・ガルド。
劉玄雲の師匠・元大悟。
そして、マーガレットの因縁の恋人・李紅蘭。
超越者の悪意は、最も残酷な形で彼女たちを試そうとしています。
しかし、スカーレットたちはもう、ただ守られるだけの存在ではありません。
剣と拳、そして「知恵」と「解析」で、神ごとき理不尽に立ち向かいます。
第4部のタイトルは――
『白銀の追憶と、神殺しの演算式』
明日より開幕です。
紅の龍が辿り着く結末を、どうか最後まで見届けてください。
これからも応援よろしくお願いいたします!
永野萌 拝




