第2部「幾何都市の狼」完結にあたって
読者の皆様、いつも『紅の龍は、灰燼に舞う』を読んでいただき、本当にありがとうございます! これにて、第2部「幾何都市の狼」編、完結となります。
第1部では孤独な復讐者として旅立ったスカーレット(と脳内の劉老師)ですが、この第2部では強烈な「相棒」との出会いを描くことができました。
そう、野生の狼こと、マーガレット(中身は伝説の拳法家・陳美麗)です。
計算され尽くした冷徹な「幾何都市」を舞台に、スカーレットの「剣」とマーガレットの「拳」が、理屈をぶっ壊して暴れ回る姿はいかがでしたでしょうか? 敵であったヴァレリウス伯爵も、ただの悪役ではなく「行き過ぎた正義」を持った天才として描きました。彼が救われ、息子のジュリアスに未来が託された結末は、作者としても気に入っているシーンの一つです。
さて、物語はここで終わりません。
ラストシーンでスカーレットたちが向かった「東」。
そこには、さらなる混沌と、懐かしい「香り」が待っています。
明日から始まる第3部のタイトルは、『虚飾の理想郷と実体化する悪意』。
舞台は、蒸気と魔導技術が交錯するハイテク都市「ネオ・イザムバード」。
そこで待っているのは―― 都市伝説として語られる「七つの影」。
スミスという謎多き執事。
そして、劉老師をして「デタラメに強い」と言わしめる、最強の「酒飲み」転生者です。
物語のスケールはさらに広がり、世界の根幹に関わる「悪意」の正体にも迫っていきます。
スカーレット、マーガレット、そして新たな仲間が織りなすドタバタ(とシリアス)な旅路を、どうか最後まで見守っていただければ幸いです。
それでは、第3部でお会いしましょう!
これからも応援よろしくお願いいたします!
永野萌 拝




