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Scene 6:並列する刃(マルチ・スレッド)

本当にごめんなさい。大晦日までに部屋を片付ける約束を母親としていたことをすっかり、忘れていたので、短い小説を投稿することになってしまいました。反省してます……。

「……認めましょう。剣技とロジックだけでは、貴方には勝てない」

 バルカスの全身から、どす黒い紫色の魔力が噴き出し始めた。

 血管が浮き上がり、眼鏡にヒビが入るほどのプレッシャー。

「本来、純粋な剣術勝負において魔力操作は『ノイズ(計算遅延)』になると考えていました。

 ですが……やはり、この力も使わなければならないようですね」

 バルカスは自身の脳と神経系に、強引に魔導回路を接続アクセスした。

 肉体への負荷を度外視した、思考の強制加速。

「見せてあげましょう。【並列思考パラレル・プロセッシング】による、多次元同時攻撃を!」

 バルカスの姿がブレた。

 分身ではない。

 「斬る」「突く」「払う」「魔法を放つ」。

 本来なら一つずつしか行えない行動を、脳内を分割して同時に処理し、肉体に無理やり実行させているのだ。

 ――ヒュババババッ!!

 嵐のような斬撃。

 右から斬撃が来たと思った瞬間、左から魔法弾が飛び、正面から突きが迫る。

 一人で一個小隊分の攻撃密度。

「くっ……!?」

 さすがのスカーレットも、これには後退を余儀なくされた。

 防御が追いつかない。頬を、肩を、無数の刃が掠めていく。

 劉玄雲の「読み」を、物理的な手数(暴力)が上回ろうとしていた。

「ハハハ! どうだ! これが私の編み出した究極の……!」

 勝ち誇るバルカス。

 だが。

「……はぁ」

 聞こえたのは、深く、重い溜息だった。

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