図書室
寝ぼけながら書いていたので、我ながら内容が酷いです。あまりにも読みにくいので、下にプロットを載せておきます。
①場所は図書室。沙也加とレナが一緒に勉強をしている。
②勉強をしようとしたきっかけは社会科の授業。レナはあまりにも授業側からなさすぎて、勉強しようとする。
③そこに現れた沙也加が、気まぐれなのか勉強を教えてくれることに。
④一緒に勉強する
「えっと...クレタ文明で盛んだったのは......海洋貿易?」
「そう!あってんじゃん!じゃあ、城塞都市が多く作られたのはいつ?
「えっと、それは......ミケーネ文明?」
「正解!というか、レナ記憶力すごくない?一回しか説明してないのに、もう覚えてるじゃん」
「あっありがとうございます...」
放課後の図書室。レナと沙也加は一緒に座って、勉強をしていた。
「じゃあ次、主要なポリスを3つ答えなさい」
「それは...アテネとスパルタとコリントス?」
「え、すご!全部あってるんだけど!」
なぜ、このような状況になっているのか。それは今日の2時間目まで遡る。
学校二日目の世界史の授業。レナはまたもやピンチに陥っていた。
(わからない......分からない......分からない!)
何がそんなにもわからないのか。それは社会の授業である。地理、日本史、世界史、公民、どれをとっても分からない。だが、それも当たり前である。ずっと引きこもって社会から隔絶していれば、社会の知識など入ってくるはずがない。故に、自業自得なのであるが、レナにはそうも言っていられない理由があった。
(こんなんじゃ、次の単元テスト、赤点確定じゃない!)
そう、今週の金曜日、世界史の単元テストがあるらしいのである。定期テストよりは規模は小さいが、小テストよりも大きく、決して赤点を取って良いテストではない。
それ故に、レナは放課後、図書室を使って勉強をすることにしたのだが、勉強をしているレナに、沙也加が声をかけたのが始まりで、何故か一緒に勉強をすることになったのである。沙也加が半ば強引に押し切る様な形で決まってしまった。これが、冒頭のシーンに至るまでの経緯である。
◆
「数学とか、そういうのはできてるんだなー」
沙也加は、レナの各科目の模擬試験の結果を見て、そう言った。ちなみに、模擬試験は沙也加が職員室から取って来てくれた。レナは、本当に沙也加に頭が上がらなかった。
「そういうのは、考えればできるっていう問題が多いので......ただ、社会系の科目は暗記しないといけないから、苦手で......」
ちなみに、レナはものすごく頭が良い。しかし、引きこもりのため、誰もその才能に気づいていないし、おそらく本人も分かっていない。それに、頭が良くても根本がちょっとイッているので、結果的にはマイナスになっている。
「とりあえず、この範囲までを仕上げておけば、赤点はないんじゃない?ノートの写し貸してあげるから、これ使って勉強しなよ」
そう言って、沙也加はノートをレナに差し出した。
「あっありがとうございます!」
レナは相変わらずの沙也加のイケメン度合いにたじろきながらも、なんとかお礼を言った。
ぼかぁ、眠かったんだよ!




