世話焼きなレオナちゃん♪
翌日……。
チュンチュン……。チュンチュン……。
「ん〜……、ムニャムニャ……」
「コ〜ン……」
「ニヘラ〜……♪ これで私も世界一の魔法使い……♪ ブイッ……♪」
「私もみんなのこととっても大好きだよ……♪ エヘヘ〜……♪」
タンタンッ! タンタンッ!
「みんなもう朝だよ! 早く起きなさい!」
「ムニャッ……?」
「コンッ……?」
「ハミュッ……?」
「ふえっ……?」
翌朝、ベッドでぐっすり眠っていた私たちは既にいち早く起きて着替えも身支度も済ませているレオナちゃんのモーニングコールで目が覚めたの。
既に準備万端なレオナちゃん、流石です☆!
「もぅ〜、みんなして相変わらず朝からだらしないですよ! ほら、ちゃんとシャキッとして!」
「ん〜……、あっ……。レオナママおはよう……♪」
「だからママじゃありません!」
起きて目が覚めた私は、レオナちゃんに対してレオナママと言って挨拶したの。
私たちのことをちゃんと起こしてくれるレオナちゃんを見てると、やっぱりどうしてもついママだと思っちゃうんだよね♪ エヘッ♪
「フワァ〜……。おはよう……、レオナママ……♪ 今日も私たちを起こしてくれてありがとう……♪」
「レオナママおはよう……♪ レオナママのモーニングコール、私とっても好きだよ……♪ エヘヘ〜……♪」
「コンッ♪」
「もぅ〜! みんなして私のことをママって言わないでください! むぅ~!」
それからみんなもレオナちゃんのことをレオナママって言ったことに、レオナちゃんはプク顔をしてプンスカと怒っていたの。
やっぱりみんなもレオナちゃんのことをママって言いたくなっちゃうよね♪ うんうん、分かる♪ あと、レオナちゃんのプク顔とっても可愛い♪ ニヒッ♪
「それじゃみんな、早く着替えましょ♪ 今日は何たって私たちのダンジョンデビューですからね♪」
「「「は~い☆!」」」
「コンッ☆!」
その後、レオナちゃんの指示により私たちはお着替えを始めたの。
ゴソゴソ……、シュッ!
「みんな、ちゃんと着替えてる!? それと忘れ物もないよね!?」
「うん、バッチリ☆!」
「コンッ☆!」
「あれ……? 上手く着替えられない……」
「ちょっとミーナ! 前と後ろ逆に着ちゃってるよ! それにボタンも掛けたままです!」
「あっ……、本当だ……。ごめんレオナママ、脱ぐの手伝って……」
「だから私はママじゃありません! 全く仕方ないですね……」
「ねぇ、レオナママ。これでどうかな?」
「だから私はママじゃないってば〜……。う~ん……、よし☆! とても完璧に着こなせていますよ♪」
「エヘヘ〜、ママありがとう♪」
それから私たちが着替え始めると、ここでレオナちゃんの世話焼きモードが発動し、身だしなみなどのチェックをしていたの。
いつも私たちのことを気にかけてくれる心優しいレオナちゃんに改めてとても感謝感激です♪
「フゥ〜……。とりあえずこれで無事に全員着替え終わって身支度も済ませましたね♪」
「「「レオナママ、ありがとう♪」」」
「コンッ♪」
「もぅ〜! 何度も私のことをママって言わないでよ! むぅ~!」
そして私たちはお着替えを終えて身支度を整えると、いつものようにそのお手伝いをしてくれたレオナちゃんに対して、親しみを込めて再度レオナママと言って感謝したの♪
私たちにとってレオナちゃんは、聖女ならぬまさに聖母と言った存在です☆!




