表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/24

私たち、新米冒険者パーティー「フルーツパンケーキ」です☆!

「「「――♪」」」


 ワイワイ……、ガヤガヤ……。


 バンッ!


「みんな、おっはよ〜☆!」


「「「おはよ〜!」」」


「「「おはよ〜♪」」」


 ここはパーガメロ国のモレポズ街にある冒険者ギルド。私はパーティーのメンバーと一緒に冒険者ギルドの中に入って、他の冒険者たちに元気よく挨拶をしていたの♪


 私の名前はリンネ。冒険者になったばかりの15才の女の子です♪ つまりは新米冒険者になるの♪ ニヒッ♪ ちなみに職業はテイマーをしています♪ なのでもちろん、テイムしている魔物もいるの♪ その子については後で紹介するね♪ ちなみにとっても可愛いよ♪


 そんな私の性格なんだけど、みんなからは明るく元気で天真爛漫な性格って言われているの☆! う~ん……、自分ではあまりそういう自覚はなかったから、みんながそう思ってくれたことにかなりびっくりしたんだよね♪ でも確かに明るいところはあるかも♪ 何だかちょっぴり照れくさいけど、みんなからそう言われて私はとっても幸せな気持ちです♪ フフッ♪


 それと戦いにおいて私はパーティーの中で一番弱いけど、その代わり探索の場合はワナや敵をいち早く察知してサポート面の方で頑張って貢献しているの♪ ブイッ☆! パーティーのみんなからはそのことにとても感謝されているんだよね♪ エヘヘ〜、何だか凄く嬉しいな♪


「フワァ〜……。今日も私魔法頑張る……♪ みんなは大船に乗ったつもりでいてね♪ グッ☆!」


 この子の名前はミーナ。同じく冒険者になったばかりの15才の女の子で、パーティーメンバーの1人になるの♪ ちなみにミーナちゃんの職業は魔法使いだよ♪


 ミーナちゃんはのんびりでマイペースな性格をしているんだけど、戦いにおいては武器の杖を使って魔法を駆使しパーティーの中で一番強くてとっても頼りになるの♪


 そんなミーナちゃんが使う魔法は攻撃魔法と防御魔法の2種類になるんだけど、攻撃魔法は初級魔法しか使えないとはいえ、火・水・風・氷と合計4種類の属性魔法を使うことが出来るの☆! 凄い凄い☆! ミーナちゃんは私たちのパーティーにおいて、切り込み隊長的な存在です♪


「わっ、私も剣でみんなの力になれるように今日も頑張ります☆!」


 この子の名前はグレース。グレースちゃんも同じく冒険者になったばかりの15才の女の子で、パーティーメンバーの1人なの♪ ちなみにグレースちゃんの職業は剣士だよ♪


 グレースちゃんは控えめで怖がりな性格をしていて魔物に終始怯えたりもするけれど、それでも勇気を出して敵を斬りつけ攻撃し、私たちのパーティーの勝利にとても貢献しているの♪


 グレースちゃんはちょっぴり臆病なところもあるけど、前を向いてひたむきに努力するぐらいとても頑張り屋さんで、いざとなると凄く頼りになる素敵で立派なパーティー自慢の剣士です♪


「フフッ♪ 2人共凄く気合い十分ね♪ とても頼りにしてるわ♪ 困ったことがあったら、いつものように私とリンネが陰ながらサポートするから安心してね♪」


 この子の名前はレオナ。もちろんレオナちゃんも私たちと同じ冒険者になったばかりの15才の女の子で、パーティーメンバーの1人なの♪ ちなみにレオナちゃんの職業は聖女だよ♪


 レオナちゃんは真面目でとても心優しい性格をしていて、パーティーの中で一番のしっかり者なの♪ 例えば朝起きるのも一番早くて私たちをちゃんと起こしてくれるんだよね♪ 本当にありがとうございます♪


 そういうのもあって、私たちはレオナちゃんのことをノリやからかいだったり、感謝の気持ちを込めてレオナママやママと言ったりすることがあるの♪ ただ本人はママと呼ばれることに凄く嫌がっているんだけどね♪ ゴメンね♪


 それと戦いにおいてなんだけど、レオナちゃんは武器の聖杖を使って私たちに強化魔法をかけて強くしたり、回復魔法で回復してくれたり、更に初級魔法ではあるけれど単体攻撃用と全体攻撃用の2つの光魔法を使って敵に攻撃したりとサポート面と戦闘面の両方でとても素晴らしい活躍ぶりを見せてくれるの♪ ちなみにレオナちゃん自身にもちゃんと回復を付与することが出来るよ♪ レオナちゃんは私たちのパーティーを支える縁の下の力持ち的な存在です♪


「コ〜ンコンッ♪」


「ラナも凄く気合い十分だね♪ 偉い偉い♪ 今日もみんなと一緒に頑張ろうね♪ よしよし♪」


「くぅ~ん♪」


 この子の名前はラナ。白い毛並みを持つとってももふもふで可愛い小さな狐さんなの♪ ちなみに性別は女の子だよ♪ そしてこの子こそが私がテイムしている魔物なの♪


 ラナとは森で出会ったんだけど、その時ラナはケガをして倒れていて、そのことに気付いた私はすぐさまみんなを呼んで、まずは自分たちの出来る範囲で応急処置を施し、それからラナを抱えて先生たちの所に行って事情を話して預けてもらい、その後お医者さんたちが治療してくれたおかげで無事にケガが治って助かったの♪ あの時はラナが助かったことにみんなで一緒にとっても喜んだんだよね♪


 そしてそれがきっかけでラナは私たちにとっても懐くようになり、仲良くなった記念としてテイマーである私がそのままラナをテイムしたの♪ ちなみにラナの名付け親は私だよ♪ テイムする時に名前を付けたんだよね♪ それとみんなからはラナが私のことを一番大好きって言ってくれるんだけど、もしそうだったらとっても嬉しいな♪


 一方で戦いにおいてのラナは、テイマーである私の指示の下、敵に体当たりしたり噛み付いたりするだけじゃなく、火を吹いたり風を出したりと、攻撃面でとても大活躍を見せてくれるの♪ 物理攻撃だけじゃなく、火と風の2つの魔法も使えるなんてとっても凄い☆! しかも与えるダメージもそれなりに多いんだよね♪


 ちなみにラナが使える攻撃技に私はそれぞれ名前を付けてみたんだけど、まず体当たりの技は『アタックダッシュ』、次に噛む技は『ガブガブパックン』、続けて火を吹く技は『ポンポンファイヤー』、そして最後に風を出す技は『ウイングトルネード』とそれぞれ名前を付けたの♪ どう? とっても可愛いでしょ♪


 それとラナは私たちが行動する時、よく私の右肩の上に乗っています♪ ラナ曰く、ここがどうやら一番落ち着く場所みたいなの♪ 私もラナが自分の肩の上に乗ってくれることにとっても嬉しいかな♪ ラナはみんなからとっても可愛がられる愛されキャラ的な存在です♪



 次は私たちがパーティーを結成した理由について話すね♪ まず私たちはアルクレアン国のそれぞれ違う村の出身なんだけど、冒険者になりたいという理由で同国のディゲーナ街にあるマラミレム学園に入学し、そこで初めてみんなと出会ったの♪ みんなも私と同じ理由でこの学校に入学したんだよね♪ そして授業で一緒の班になったことをきっかけに意気投合して仲良くなったの♪ それとラナと出会ったのも学生時代に校外実習で森に行った時だったんだよね。


 で、そこからは毎日のように一緒に行動を共にし、次第にみんなとパーティーを組んで一緒に冒険したい気持ちが強くなっていったのがこのパーティーを結成した理由なの♪ そしてそのまま現在に至っているんだよね♪ みんなとの冒険は毎日がとっても楽しくて幸せです♪ ニヒッ♪


 

 そしてそんな私たちが作ったパーティーの名前なんだけど、それは……ズバリ『フルーツパンケーキ』なの☆! イェイッ♪ パチパチパチパチッ☆!


 このパーティー名の由来は、私たち全員フルーツパンケーキが大好きであること、それと何だかとっても可愛らしい名前だと思ったからなの♪ 一応他にもいろんな候補はあったんだけど、これらの理由により満場一致で決まったんだよね♪


 ちなみにこの『フルーツパンケーキ』のリーダーなんだけど、話し合いにより実は私が務めているの♪ どうしてリーダーが私なのかと言うと、その理由としてはまずこのパーティー名を提案したのが私自身であること、次にサポート面の貢献度がかなり高いこと、そして常に明るく前向きにポジティブでみんなを引っ張っていくことの3つが挙げられるからなの♪


 1つ目の理由はともかく、2つ目と3つ目の理由に関してはみんなが私のことをとても評価してくれたことに凄く嬉しい気持ちになったんだよね♪ だからみんなの想いに応えてリーダーを頑張ろうと思ったの♪ リーダーとして上手く振る舞えているかどうか自分ではあまりよく分からないけど、みんなの力になれているならとっても嬉しいな♪



 そして私たち『フルーツパンケーキ』は今日も元気に楽しく冒険者活動を始めます♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ