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プロローグ
世界規模の大戦
科学の進歩による環境汚染
もはや国という概念がなくなった世界
我欲のために
理解されない正義のために
同じ人間同士で争い殺しあう
生き残った人々はそれぞれ別の道を歩んだ
今の世界なんとか復興させようとする者
違う惑星に移住しようとする者
残りの人生をただただ過ごす者
そして
全てを諦め命を断つ者
1人の青年は考えた
なぜこんなことになったのか
国のために壊したんだろう?
自らの欲のために殺し尽くしたのだろう?
なぜその当事者達はもういない?
壊したのなら
殺したのなら
最後まで責任を持つべきだろ
と
奪い奪われる世界で青年は答えを探し続ける