絶対散歩するから!
子犬の魅力にやられてしまった子供が、親御さんに決まって言うセリフ。
「絶対散歩するから!」
そしてそれは大抵守られないもので、子供ではなく、お父さんの役割になっているのはよくあるお話かと思います。
かくいう黛家でもそんな攻防がありました。
「絶対散歩に行くから!」
なお、このセリフを口にしたのは子供である私ではなく、父でした。
反対する母親をおしのけて、連れて来られたのは秋田犬の子犬。将来立派な体躯の持ち主になる犬種です。
……で、案の定、父は散歩に行かず。仕方ないので私が行っておりました。愛犬の中では散歩係=黛、ごはん係=母、なんかいる人=父、となっていたようで、父は相手をしてもらえないことしばしば。大人気ない黛は心の中で思いました。ざまぁみろー、と。
秋田犬も成犬ともなると、ハーネスなんていう生易しいものではないんですね。綱です。
運動会で今も競技としてあるのか分かりませんが、綱引きの綱、あんなイメージです。さすがにあそこまで太くはないんですが、綱でした。
体重はゆうに40kgを越えていますので、綱を手で持ってると引きずられてしまいます。そこはきちんと引っ張っては駄目と教えこんでいくわけですが、それでもやはり綱での散歩後、手が真っ赤になってしまうのです。
仕方ないので腰に綱を巻きつけて、その上で両手で持っても、40kgの四駆は強かった……。
全国の親御さんに言いたいのは、絶対散歩するから! は絶対嘘です。