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19 ココロノコエ、ダダモレ

「そういう理由でシルフィーをランディーに近づけようと思ったが、問題があった。

ライアンがいては誰もランディーに近づけないということだ。かといってライアンを護衛から外すのは不自然だし、身辺が危険になる。


だから、俺は神の力をシルフィーに貸すことにしたんだ。」



「神の力を・・・貸した?」


「そう。貸した力は2つ。

『何者にも阻まれずランディーに近づく力』と『ランディーの居場所を把握して、瞬時に移動する力』だ。

ちなみに、制約も2つある。

『ランディーを傷つけることはできない』と『ランディー相手のみしか能力は発動しない』だ。」


「私相手にしか発動しない?」



「試してみようか?

シルフィー、エルミナと握手するんだ。

ライアンはそれを防ぐ。

ただし、ケガはさせないようにな。」



「お兄ちゃん?」


「エミリアと握手してくれ。」


「とっても嫌な予感がするよ~。」


「話をまとめるには必要な事なんだ。

だから、握手をしてくれ。」


「わかっているけど・・・

とっても嫌な予感がするよ~~!!」



恐る恐るシルフィーがエミリアに手を伸ばすと・・・



シルフィーの眼前にライアンの剣が突きつけられた。



声にならない悲鳴をあげて、シルフィーはへたり込んだ。



「すげぇ。剣を抜くところ、全く見えなかった!」

「すげぇじゃないよ、お兄ちゃん!!

心臓が止まるかと思った!!!

めっちゃ怖かった!!!」

「悪い悪い。」

「軽っ!鳥の羽より軽い謝罪だよ!!」

「ソンナコトナイヨ」

「目、そらせた!」

「ソンナコトナイヨ~」

「!!!」



「ところで妹よ。」

「何!!」


「お前、興奮してるからか・・・さっきから全部口に出しちゃっているぞ。」



「・・・えっ?」



唖然としてこちらを見ている3人。


マサニココロノコエ、ダダモレダネ

【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが


【完結】ざまあ、してみたかった


【完結】ざまあ、してみたかったな2


こちらも読んでいただけると嬉しい

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