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18 コノクニ・・・②

「もう一回言うが、俺は神様だ。今は少しの間だけ王様の体を借りている。

あぁ、心配しなくても大丈夫。王様の意識はしっかりしているし、事が終わったら体はすぐに返すから。」


「はぁ・・・」



神様?

大丈夫?

何が?



3人の頭の周りにクエスチョンマークが飛んでいるのが見える様だ。



「それで、これもさっき言ったことだけど、今回のことは、ランディーとエミリアを試すために行ったことなんだ。」


「我々を試す?」

「どういうことでしょうか?」



「実は、王様が君たちを心配していてね。何とかしたいという願いが俺に届いたんだよ。」


「「そうなのですか・・・」」

(そうであったのか・・・)



イヤイヤ、オウサマ・・・

ココ、チョットゴマカシテイルトコロダヨ

ナゼアナタマデナットクシテイルンダイ?



「単刀直入に言うとね、エミリアが義務感だけでランディーと婚約しているのではないかと王様は心配していたんだ。」


「「なっ!」」



「護衛や影を2人の様子を見守っていたけれど、会う機会は少ないは会ってもそっけない会話しかしないは。そして、決まってその後、ランディーは『何がいけないんだ・・・』と1人反省会を始めるは・・・」


「父上!!!その話はもういいです!!」

ランディーは顔を真っ赤にして叫んだ。


「ランディー、あなたそんなことしていたの・・・」

エミリアも顔を赤くしている。



「だったら、ランディーに誰か近づけて試してみたらって提案したんだ。その反応でエミリアの気持ちがわかるんじゃないかって。

でも、悪趣味なやり方だったって反省している。

悪かった!」


「「そうだったのですか。」」

(そうであったのか)



オウサマ?

チガウヨネ?

オレ、ソンナセリフイッテナカッタヨネ?


話の辻褄を合わせようとしているだけなんだが・・・



コノクニダイジョウブカ?

【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが


【完結】ざまあ、してみたかった


【完結】ざまあ、してみたかったな2


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