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14 驚愕

「よし。シルフィー嬢。スタートだ。」


「えぇ~」

非常に不安かつ不満そうながら、ヒロインかつ妹が歩き出した。


ランディーを護衛するのは、光さえ切り裂く神速の剣聖ライアン。



そして






シルフィーはランディーと握手をした。




「「「なっ!!!」」」



皆が驚愕した。



俺の目には、シルフィーが歩いて行って握手しているだけに見えた。

そう、主人公補正を受けない俺には。


でも、そうでない彼らにとっては?



「バカな・・・あの距離から歩いてくる相手に、この俺が反応できなかっただと?」

「握手されるまで、近づいてきたことに気がつけなかった・・・」

「消えた? えっ? 何が起きたの?」

(神よ。これは一体?)

皆、混乱の渦中にいた。




結局のところ・・・

「この世界ではヒロインを止められない」ってことなんだよな。

俺は肩をすくめた。


目の前では、もう10回目の「実験」が行われている。

もちろん、一回も止められていない。



主人公補正、凄いな。

改めて実感。



皆、いまだに信じられないという表情をしているが、これ以上繰り返しても意味がないことも理解したようだ。


「エミリア嬢。この令嬢の動きは誰にも止められぬ。だから、登校中の抱きつき事件については、ランディーに嘘がなかったことを信じてはもらえぬか? ランディーにもライアンにも止めようがなかったのだ。」


「・・・正直、今、目の前で起きたことを信じられない気持ちでいっぱいです。ただ、確かに何度繰り返しても、誰も止めることができませんでした・・・。


だから・・・、だから信じます。」



まずは一つ目のハードルをクリアだ。

【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが


【完結】ざまあ、してみたかった


【完結】ざまあ、してみたかったな2


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