表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第1話 「異世界」

「……イリスティーナ!!……私はイリスティーナ・ローゼンタールとの婚約を破棄する!」


「今、王太子殿下がなんて言いましたの!?」


「次期国王のクリストファー様が公爵家の御令嬢イリスティーナ様に婚約破棄を宣言されるとは……」


「名家のイリスティーナ様が……」


「クリストファー様……なぜ私との婚約破棄を……」


「貴様はミシェルに行った非道の数々……そんな貴様と婚約するなどもってのほかだ!」


「何をおっしゃっているのですか!私がミシェル様に対して何をやったとおっしゃるのですか!」


「シラをなど甚だしい!貴様、ミシェルに対し私と関わって欲しくないと言ったな。……それに酷い暴言を吐いたそうじゃないか!」


「……ミシェル様に対する悪行の数々は私がこの目で見ております。……私が休憩中イリスティーナ様とミシェル様が話している所を見ました。目の前でミシェル様に対して暴言を吐かれていたのです。」


「デビット様が証言しているとなるとイリスティーナ嬢は噓を付いているのではないか?」


「なんて酷い事を……」


「私はミシェル様に暴言を吐いてなどいません。……ただミシェル様がクリストファー様との距離感が近い事を注意したまでです。」


「何を言っている……貴様はミシェルに対して陰湿なイジメ!盗難に暗殺を企てたそうじゃないか!」


「……何をおっしゃっているのですか……」


「周りはざわつき、皆私の事を冷ややかな目で見ている。


(何を言っているのか……私はただミシェル様にクリストファー様との距離感が近い事を注意しただけなのに……どうして何もやっていない事を真実かの様に話しているの。)


私は王子の隣に居るミシェルを見るミシェルの顔は邪悪な笑みを浮かべていた。私はただただ絶望するしかなかった。


「貴様の処遇は今後陛下と話し合う予定だ。それまでイリスティーナは自宅待機を命ずる。イリスティーナは此処から立ち去るが良い。」


私はその場を後にし門の前に居る警備兵に馬車を用意するよう言伝をし門の前で待っていると仮面を被った男が私の名前を呼んだ。


「イリスティーナ・ローゼンタールだな。」


「貴方……何者?」


「…………」


男は何も返答せず腰に付けている剣を取り出し私の方へ切り付ける。


「……っ!」


避ける事が出来ず腹に剣が刺さり刺さった剣が抜かれ腹から血が飛び散る。男は私を刺した後その場を去って行った。


「……ゲホッ……ゲホッ……まさか刺客に刺されるなんてね。」


段々と意識が朦朧とし私死ぬという事を悟る。


(私の人生……なんて災厄な終わり方なのかしら……もし来世があるのなら次はいい人生を送りたい。)


私の意識は段々と暗闇に沈むのだった。


(……?……意識がある!?……子供の声と大人の声が聞こえる?)


私は目を開けると見知らぬ服装と謎の建物、動く馬車のような乗り物が道を走っていた。


「お嬢ちゃん大丈夫かい?」


「……此処は?」


「此処かい?……東京だよ。お嬢ちゃんが道端で倒れてたからね……どこか怪我とかないかい?」


「大丈夫です。……どこも痛くないみたいです。」


「そうかい。」


「……介抱していただきありがとうございます。」


「良いって事よ。……俺は仕事があるから」


見知らぬ男性は何処かへ行ってしまった。


(東京……聞いた事のない地名だけどそれに見た事のない服と建物ね。)


ピピッと馬車のような乗り物から音が鳴る。


「危ないじゃないか!何処歩いてるんだ歩道は赤信号だぞ!」


「すみません。」


「たく次からは気お付けろよ。


馬車のような乗り物は何処かえ行ってしまった。私は休憩する為公園のベンチに座る。


「私は刺客に刺されて死んだはず……それに何故この世界の言語が分かるのかしら……一体ここは何処なのかしら……)


この世界に疑問を持ちながらなぜ私が生きているのか考えていた。すると私のお腹が鳴る。


「お腹空いたわ。」


ベンチから立ち公園を後にする。


「……?……この店は……」


私はある店に入る。中は色々な食べ物が置いてあり飲み物もある私は食べ物と飲み物を持って外に出ようとした時女性から声を掛けられる。


「お客様……お金を支払って頂けないでしょうか。」


「お金?」


「はい。」


(この世界のお金持っていないのだけど……この指輪だったら交換できるかしら?)


「私のこれと交換することは出来る?」


「指輪と交換は……出来ません……お金を支払ってもらわないと……」


このお店の店主だろうか戸惑いながら応対をしている。


「私この世界のお金を持っていないの。」


「……でしたら商品をもとの位置に戻していただけますか。」


「……わかりました。」


私は手に持っていた商品を元の場所に戻し店の駐車場に座る。


「どうしましょう……お腹がすきました。」


ぐううっとお腹が鳴るのだった。


「コンビニ行こうかな。」


俺は財布を持ち自室を後に対し喉し玄関を出る、自宅から五分位かかるコンビニに歩いて行く。


(ゲームの課金したいし喉も渇いたな。」


今後の予定を考えながら歩いているとコンビニの駐車場に高貴な服装をした外国人が駐車場に座っていた。


(お嬢様みたいな外国人が座ってるよ……お金持ちもコンビニ使うんだな。)


俺と高貴な服を着た外国人と目が合う。外国人の女性は何かを訴える様な目をしていた。すると誰かのお腹の音が鳴る。


(あぁこの人食べ物が欲しいんだな。高貴そうなのにお金がないて……それに何故か目が離せないんだよな。)


俺はコンビニに入り飲み物とパンを買い高貴そうな服を着た外国人の隣に座りパンとお茶を差し出す。


「これは?」


「パンとお茶だよ。君がお腹空いてたから……困っている人放って置けないて思ったからさ。」


「お優しい方なんですね。」


私はパンを食べ始める。


「そうかな……俺は当たり前の行動だと思うけどな。」


私はパンを味わいながら食べる。お茶という飲み物を飲む。


(パンも美味しいしお茶?という飲み物も美味しい。)


「じゃ俺帰るね。」


「パンとお茶を差し出してくれた男性が帰ろうとした時私は男性の腕を掴む。


待ってください……私帰る場所がないんです。」


(訳アリの子か。)


「どうして帰る場所がないの?」


「……私、この世界の人ではないんです。貴方方とは違う世界の人なんです。……信じてもらえないと思いますけど……」


(パラレルワールドの人?……よく見たら中世ヨーロッパの貴族の服装だよな……異世界人て事か?)


「もしかして異世界人?」


「異世界?……私の国はベルリーナ王国出身の公爵家ですけど」


「はぁっ!?公爵家……どこのラノベだよ。」


「……名前を言っていませんでしたね私はローゼンタール家公爵。イリスティーナ・ローゼンタールです宜しくお願い致します。」


「此方こそ……俺の名前は雨宮 直樹です。」


「雨宮 直樹さんと言うのですね。こちらこそお願い致しますね。」


それから直樹さんの家に行くことになった。


「イリスティーナさんは元の世界に帰りたいと思いますか。」


「……私は元も世界には帰りたくはありません。」


「そうなんですか……元の世界に戻りたいと思ってました。」


「私は……婚約者に婚約破棄されたんです。公の場でクリストファー・オルコット様に……それに私は刺客に殺された身ですから。」


「殺された!?」


「そうです。」


(婚約破棄されるて……悪役令嬢の断罪されるシーンだよな。多分だがクリストファーと言う王太子がイリスティーナが邪魔だから刺客を送ったんじゃないか?)


俺はなぜイリスティーナさんが殺されたのかを考察する。


「着きましたよ。」


俺は自宅のドアを開け洗面所でどう手を洗うかを教える。


「蛇口を捻ると水が出るから。」


「どうゆう原理で水が出ているのですか?私の国では魔法石で水が出るのに。」


「イリスティーナさんの国では魔法石で水が出るんですね。……水で手を濡らしてからこの手洗用洗剤で手を洗って水で洗い流す。


私は直樹さんのお手本通りに手を洗いタオルで手を拭きリビングに向かう。


「母さんただいま。」


「お帰りなさい……隣に居る子は?それに凄い服ね。」


「これには訳があってね。」


俺は母さんに説明をする。


「……って事なんだ。」


「イリスティーナちゃんて言うのんね。……私の名前は雨宮 優子です。……まさか異世界の公爵家の人なんてね。……服は私のを貸すから部屋は空き部屋があるからそこを使って頂戴。」


「ありがとうございます。」


「……イリスティーナちゃん先にお風呂入ってきなさい。服とかは用意してあげるから直樹、シャワーとかの使い方教えてあげて」


「わかった。……イリスティーナさん行こうか。」


「はい。」


俺達は風呂場に行きシャワー、シャンプー、トリートメント。ボディソープ、ドライヤーの使い方を教え風呂場を後にするのだった。


(この世界は私が居る世界とは違う。……私が小さい頃異世界から来た人が居ましたね私が体験するなんて思ってもみなかったな。)


私はドレスを脱ぎ風呂の戸を開けシャワーで髪を洗いシャンプーで髪を泡立て髪をシャワーで洗い流しトリートメントをし次に身体をボディソープで身体を泡立て身体をシャワーで洗い流し風呂に入る。


「イリスティーナちゃん籠に服と下着置いたから。」


「ありがとうございます。……直樹さんが言っていましたね。この世界の人たちの家庭では風呂は一般家庭にもあるて……この世界に人達は市民も貴族も関係なく接している。私が居た世界では考えられませんね。」


体が温まり風呂場から上がり用意してもらった下着と服を着てドライヤーで乾かす。


「ドライヤー……凄い原理ですね。電気で熱を出ているとはすごい魔道具ですね……やはり私が居た世界より文明が進んでいる。」


この世界はいろんな意味で見た事のない世界が広がっていると思った。ドライヤーで乾かし終えリビングに向かう。


「お風呂上がりました。」


「服とかきつくない?」


「大丈夫みたいです。……それにしても良い匂いですね。」


「今日の晩御飯は特製カレーライスだからね。」


「母さんのカレーは美味しんだよ。」


「カレーですか?」


「カレーはインドの料理で日本人が少しアレンジした物かな。」


「そうなんですね。」


「あともう少しでできるから待っててね。」


「はい。」


「……俺風呂入ってくる。」


私はテレビ?という物を観る。薄いと思ったし何処から音や映像が出ているのか疑問に思った。


「どうやって音が出ているのでしょう?中に人が閉じ込められているじゃないですか!」


「人が閉じ込められているんじゃなくてカメラていう物から撮ったものを編集して放送している訳音に関しては両脇化のスピーカーから音が出ているて訳。」


「テレビて凄いんですね。」


「今の時代は製品の質もt高くなっているしねこれからの世界はもっと便利になるわよ。」


優子さんはテーブルにカレーを置いて晩御飯の準備をしていた。


「風呂から上がったよ。」


「あら直樹……丁度晩御飯出来たところよ。さぁご飯食べましょう。」


俺達は椅子に座りいただきますをする。


「美味しいですね。ピリ辛くてコクがある感じがします。」


「良く気づいたわね……隠し味にリンゴのすり下ろしたリンゴを入れてるからね。」


「ただいま。」


「お父さん帰って来たみたい。」


「お帰りなさい父さん。」


「ただいま。……あれ?母さんの隣に居る子は?」


「訳は俺が話すよ。」


直樹さんが私がここに居る理由を直樹さんのお父様には差しをしている。


「……って事なんだ。」


「信じがたいが本当なんだろう俺の名前は雨宮 拓哉て言います。イリスティーナさんよろしく。」


「はい。私はイリスティーナ・ローゼンタールと申します。よろしくお願いいたします。」


「ねぇ……イリスティーナちゃんこっちの学校に興味はない?」


「学校ですか。」


「そう。蒼月学園て言う学校があって直樹も通ってるのもしかしたらイリスティーナちゃんがやりたい職業だったり部活が見つかるかもよ。」


「私がやりたい物……私、蒼月学園に行ってみたいです。」


「よし決まりね。私が後で手続きするから」


「はい。」


「明日は服とか買いに行くからね。……あと、直樹から勉強教えてあげて。」


「うん。」


「直樹さんよろしくお願いしますね。」


「おう。」


俺達はバラエティー番組を観ながら時間が過ぎるのだった。


「直樹さん、優子さん、拓哉さんおやすみなさい。」


「うん。おやすみ。」


「おやすみなさい。」


「おやすみ。」


私は教えられた部屋に入り電気を消して布団に入り眠りに入るのだった。

今回は異世界人が現代日本に来てしまったらの話を書いてみました。なぜこの作品を書いたのは現代人が異世界に転生しているのが皆から飽きられているのではないかと思い逆に異世界人が現代来てしまった方が話が面白いと思い書いてみました。感想や評価もお願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ