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第1話 素早く勇者を仕留めろ!

最初は、友人と1話ずつ書いていくつもりでしたが、結局は一人で書いていくことになりました。

初心者ですので至らない所が沢山あります。 温かい目で見ていただけると幸いです。

 魔王となって転生した・・・。

 確かに生まれ変わったら異世界が良いなんて思ったりしたが、

 まさか魔王に転生するとは夢にも思わんかった。

 しかも勇者たちが殺しにやってくるとか勘弁してほしい。

 せっかく異世界に転生したんだ何もせずにむざむざ殺されてたまるか!!

 

 勇者のレベルが低い内に探し出し全戦力を持って排除することにした。

 こうして勇者は、死んだ・・・・・と思ったらまた新たな勇者が誕生した。

 急いでそいつも排除したがやはりまた新たな勇者が現れた。

 どうやら勇者を殺るとまた新たな勇者がゴキブリのように出現するらしい。

 厄介なことにだんだんと見つけるのが難しくなってきている。

 どうやら人間も勇者を俺の目が届かない所で育てているようだ。


 生意気なので見せしめとして魔王城から一番近い町「マサラタウン」を電気ねずみ並みの魔法で破壊したが、

 やはり勇者は現れなかったので遠慮なく次から次へと国や村を破壊していく。

 そうして70%近く破壊した所で目の前に女神が現れた。


 「こんな圧倒的なやり方をする魔王がいますか!?

  魔王なら魔王らしく勇者が城に攻めて来るまで待たなくちゃ駄目じゃないですか!!

  しかも国や村を破壊しちゃ支配もクソもないじゃないですか!?

  こんなことならこの世界に魔王として転生させなければ良かった!!」


 顔を真っ赤にしながら俺に叫ぶ女神。

  

 俺は、あっけに取られていたが最後の言葉で我に返る。


 「もしかしてあんたが俺をこの世界に転生させたのか?」


 すると俺を鋭く睨み女神が答えた


 「ええ、そうよ。このど素人魔王!!

  この世界に魔王がいなくて暇だったからあんたを魔王にしてやったのよ。

  なのにこんな卑怯で臆病な奴だったとは、思いもしなかったわ」

 

 このクソビッチ(女神)言いたい放題言いやがってー。


 「しかたねぇだろ、俺だって死にたくねぇんだから!

  どうせなら魔王じゃなくて勇者にしろよ、このクソビッチ!

  暇だから魔王を誕生させただと?

  お前のほうが俺よりたちわるいわ、この悪魔め!」


 次の瞬間クソビッチが俺に向けて魔法をぶちかましてきやがった。

 俺は、それを避けると同時に奴に近づき剣を振り下ろした。


 ズバッ・・・鋭い音と共に奴の肩から血が流れ出した。


 「キャァァァァ!」


 クソビッチのうるさい悲鳴が響き渡る


 「いきなり攻撃してくるとはとんだイカレビッチだぜ。

  だが安心しろ、まだ聞きたい事が山ほどあるから殺しはしない」


 剣に付いた血を払いながらクソビッチに近づく。

 するとクソビッチは、呪文を唱えると同時に体が光りだす。

 俺は、すぐに距離を取り構える。

 部下達がクソビッチに飛び掛るが光に吹き飛ばされる。

 どうやらバリアーの様な物らしい。


 「そんなもので時間稼ぎか?」


 俺が尋ねるとクソビッチは、余裕の笑みで答えた。


 「いいえ、これであなたの最後よ」


 答えた瞬間、あたり一面が光に包まれた。

 眩しくて周りが見えないので魔王特有の力で光を消滅させる、

 するとそこにはクソビッチの姿は無かったが代わりに剣が浮いていた。

 なるほど剣になって俺を倒すつもりか・・・。

 闇の力を溜め剣に向かって呪いをかけるが、

 次の瞬間剣から鋭い光が放たれ呪いを消された。

 もう一度呪いをかけようとした瞬間、

 剣が天井を突き破り遠くへ、飛んでゆく。

 すぐに追いかけようとしたが体が動かないことに気付く。


 「逃がすな、追え!」

 

 部下達に命令をするが部下達も動けないようだ。

 どうやらあの剣の最後の光が原因の様だ。

 数秒後すぐに動けるようになり部下達に急いで探させる。

 俺も探しに行ったが見つからなかった。

 

 剣が見つからずに数日がたったある日、

 部下が血相を変えて報告しに来た。


 「魔王様、大変です勇者が現れました!」


 剣のことに夢中になってて忘れてたけど勇者もいたんだった。


 「よし、なら全戦力をもって潰せ!!」


 俺が命令すると部下は、青ざめた顔で答えた。


 「はっ、それが四天王の一人フェラチオン様と他、数名の部下達が向かわれたのですが・・・」


 急に嫌な予感が襲ってきた、てかフェラチオンって誰だよ?


 「全員、勇者によって殺されました。

  しかも何とか生き残った者の中には勇者があの例の剣をつかっていたと言っていました。」


 嫌な予感が的中した。

 四天王の一人であるフェラチオンがやられたのならかなり強くなったはずだ。

 おのれーフェラチオンめ、ふざけるのは名前だけにしやがれ。

 

 「今勇者は、どこにいる?」

 「行方をくらませていまして今何処にいるのか分かりません」


 最悪の状況だ急いで勇者を見つけなくては、こちらがやられるかもしれん。


                                           -つづく-

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