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初めてふられた日

作者: rrr

女目線の話です。

色々な考えを巡らせてみてください。

1.白いワンピース





店員におだてられて買ってみた白いワンピース。


慣れない色に戸惑いながら彼にお披露目した日の話。





6月。


夜通し話し合い、繋ぎ止められなかったたった数ヵ月の恋。



「価値観の違い」「学生と社会人の壁」

そんな言葉で片付けられるほど簡単じゃなかったのに、

彼の言葉に頷くことしかできなかった。




「人ってこんなに泣けるんだね」なんて笑い合い、困らせた夜。


罪悪感と共に記憶に残ればいいのにと願った。


そんなことしか考えられない自分が誰よりも一番大嫌いになった日。





2.スペアキー





「お世話になりました」

彼の愛した部活を真似して部屋にお辞儀をしてみた。


荷物をまとめて一人、彼の家を出る。



握りしめて離したくなかったスペアキー。

「ポストにいれておいて」なんて残酷な言葉を打ち込む彼。



泣かずに入れられる女になりたかった日。





3.雨





昨日の白いワンピースを纏った私は

彼の家に置きっぱなしにしていた折り畳み傘を広げて歩いた。




考えれば考えるほど、雨が強くなっている気がした。




たくさんの我が儘をぶつけた数ヵ月。

たくさんの我慢をした数ヵ月。



自分への罰として、


傘を閉じて歩いた日。


不快なのか快なのかも分からなかった。


4.小説





この小説が多くの人の心に留まり、


巡り巡って


あわよくば彼に届け。




そんなことしか考えられない自分が誰よりも一番大嫌い。





5.成長しない女





ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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