表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/503

書類仕事

リサ姫は病弱だから戦闘方面では部下が戦う事になります。

でもリサ姫ハーフエルフだからエルフの国の惨状を見殺しにしてるのってあり得ないよな。

一応祖国なのかもしれないし。

1月11日、リサ姫は朝早く起きて書類仕事に没頭していたが体の調子は良かったのである。

朝リサ姫の下に送られてきた30枚の書類を片付け真一の作ったスク水着てお風呂に入り食事した。

今日は暇であるので真一の作ったスク水を何着か着て買い手を求めると朝だけで70ディルス儲かったので国庫に蓄えると奴隷を仕入れて来たアルルの手から献上された1枚の絵をみるのだ。

「伝説のドラゴンの絵師ファーリ2世の作品だと伝えられています。北にあるドラゴンの国に言った者はいないんですが、本人は自分の絵が伝説になってると知らないらしいんですよ」

「何で?私だってファーリ王の伝説くらい聞いた事あるけど100年位前から有名だよね?」

「何でも画聖にコンクールに負けたらしくて。それ以来画家になる夢を断たれたらしいんですが、100年前の作品が手に入ったんですよね。噂では勇者キートンと宿屋に住んでいるという話で王様やってるのか隠居して人間と暮らしているのか良く分からないんですよ。興味あるなら調べますけど」

「売っても良いの?ファーリ王の絵なんて私の家じゃ管理出来ないよ」こいつ貴重なファーリの絵を売るだと?手に入れた時知り合いのドラゴンのつてを頼ってやっと手に入れたんだぞ。

「リサ姫が売りたいというならそれも良いでしょう。食料事情が悪いと聞きお土産も持参した」

取り敢えず光の神エルザースの信者である奴隷で徳の高い高司祭稲荷であるが高司祭は食料作れる。

「稲荷だ。邪神教徒に染まったこの領地から民を救うべく奴隷に志願した。パンしか降らせんが」

「リサ姫。追加の書類だ。お疲れ出なければサッサと片付けてくれ。今日は調子良さそうだから女官は休ませお前に仕事を押し付けるぞ。だが無理はするなよ。今日中に終わらせればいいんだからな」

アーリスがリサ姫に7枚の書類を押し付けると、香草茶を飲みながら署名していた。

「アルル。楽しい話題が好みならフォートレスに会ってくれない?私は書類仕事がメインなのよ」

「この稲荷リサ伯爵領の宮廷司祭にしないか?いやお前が邪神教徒を保護してるのは知っているが」

「我が神アンドリュー様の今の立場はエルザース神の使い魔です。しかも見た目可愛い女の子の」

遊びに来ていたシエルは川でザリガニを大量捕獲するとリサ伯爵領で売っていたのだが儲かるのだ。

「私とてシエル伯爵領の仕事があります。ザリガニだけで500ディルスも儲かりましたけど」

「お前があの邪悪な邪神教徒の最高司祭か?どう見ても11歳位の小娘じゃないか」

「そうですよ。外電と紫電はネオガーディア帝国から失われたけどシエルはエルフの娘庇護してる」

「このリサ伯爵領から邪神教徒を駆逐してやる。邪悪な邪神教徒を滅ぼしてこの国を救うのだ」

良いけどシエル伯爵領で布教して信者は150名に増えたからお布施を集めて財力を強化しないと。

「書類終わったよ。市場の場所代とか部下に命じて取り立てさせといて。あれ儲かるからね」

「今日の申請は250組ですな。1組1ディルスだから250ディルスですな。確かに儲かる」

「稲荷は早速、神の奇跡を見せてくれない?これ以上備蓄食料減らす訳にはいかないのよ」

稲荷はパンを降らせて300人の民を飢えから救ったがまだ食料不足は深刻であるのだ。

「朗報です。猪の群れが北の荒野に出現しました。退治して荒野を守りますか?」と部下が報告する。

「実害がないうちは放っておきなさい。数が増えてくれれば食料事情が良くなるから」

猪1頭で30人は飢えをしのげるが、今討伐するとリサ伯爵領からジビエがいなくなるのだ。

「リサ姫。真一です。スク水写真集を作る為に暫くお時間を頂きたいのですが。儲かりますよ」

ここ数日でリサ姫の熱狂的な支持者を組織してリサ姫ファンクラブを結成していたのだ。

会員300人程度だが、会費は1月10ディルスと高めで、必死にバイト先を探してるらしい。

「取り合えず写真集にコンサートの入場料とかで儲けようぜ。お前ジビエ買って来いよ」

リサ姫の利益の為に働くリサ姫ファンクラブの会員の中には真一の弟子もいるのだ。

「人に内緒でファンクラブなど作らないでくれない?全く今日は暇だと思ったんだけどなぁ」

文句言いながらも、これも領主の仕事だとスク水写真集に同意したが売れるのかなぁと思う。

「お望みなら千ディルス位でしたら手に入ると思いますよ。でも過剰に取り立てるとファンクラブの会員が困窮してこの金づるがふいになりますから、欲張らない方が良いと思いますがね」

「疲れたぁ。と言うリサであるが「我慢して下さい」と言われ香草茶で何とか疲れをいやす。

「コンサートとか行って聴衆を集められれば領主ですから6500人集まるかと思います。暇な時にでも歌の練習しておいてください」と言う真一だが歌は余り上手じゃないんだよなぁ。

そしてスク水写真を売ったら30ゴールドになりリサ伯爵領の金庫に350ディルス溜まったのだ。

そして昼、「疲れたから昼寝するよ。仕事が来たら起こしてくれていいから」と言い寝る。

「リサ姫はお眠りになられたか。エドワード1世から使者が来ているぞ。起こすか?」

「アポを取らずにいきなり押しかけてきて対応など出来るか?下手に起こすと領地経営に支障が」

そんな訳でアーリスが合う事にしたのだがこいつ皇太子ルリの母親の顔を知らないらしい。

「リサ姫は眠られたと?まあ良いだろう。エドワードはネオガーディア帝国との戦で軍資金を使い切り租税を9割にする事にして、直轄地以外からの領地からも千ディルス課税する事にしたのだ」

「直ぐに支払えと?流石に用意するのに日数がかかりますよ。軍役とかでは駄目ですかね?」

軍隊なら120名の精鋭がいるから、ネオガーディア帝国との戦いで活躍出来るかも知れないのだ。

「それでも良いぞ。だがお前の軍は反乱鎮圧にぶつける事にする。反乱軍は3千人いるが」

「良いでしょう。リサ姫にはそう伝えましょう。反乱鎮圧の褒美は何がいただけるのですか?」

「奴隷3000名でどうだ?最も120名の兵で3千の反乱軍を討伐出来たらだけどな」

「こっちには邪神教徒が付いているんですよ?」

てか反乱など神の力があれば直ぐに鎮圧出来るのでアンドリュー様に即座に依頼した。

「3時間もあれば鎮圧出来ますよ。こちらには神が付いているんですよ」

「女の子のパンツ見て降伏するような神を良く信じる気になれるな。まあ良いけどよ」

そして3時間後リサが起きてきて書斎に来ると使者とアーリスが話している。

「皇帝の使者をお出迎えせずに申し訳ありませんでした。用事は何なのですか?」

「いやもう終わった。いずれまた課税する事になるだろうからお金は蓄えておけ。分かったな?」

「ついに自治体である貴族の領地からも課税を始めたんですね。幾ら位取られるんですか?」

「当面は千ディルス。だが戦が長引けば金額は跳ね上がるだろうな」

「用意しておきます。エルフとの戦い終わらせた方が良いと思うんですが」

「お前はハーフエルフだからネオガーディア帝国を弁護すると内通を疑われるぞ」

だが反乱は邪神教徒の加護でと鎮圧され、約束の奴隷3千人が即座に送られてきたのだが。

「リサ市4千名、フォートレス村3500名、漁村3千名か。食料が尽きる」

戦火の及んでいないリサ伯爵領には難民と奴隷が押し寄せてくるが食料の備蓄が足らない。

「胃が痛くなってきた。香草茶を飲もう。激戦区で文明が崩壊してる外電に遠征よ」

早速取り合えずネオガーディア帝国との戦いに参加する口実で食料の獣を狩ろうと決めたのだ。

アンドリュー様の加護で数百人程度ならテレポートで現場に派遣する事は可能であるのだし。

「それをするならネオガーディア帝国のコーヒーを手に入れてきてください。邪神教徒の入信の儀式にはコーヒーが必要なので紅茶による仮儀式しかできずに困っているんですよ」

「分かった。シエル。貴女一応南部方面軍司令官よね?部下300人で如何にか遠征出来ないの?」

「私に行けと?分かりました。ネオガーディア帝国に勝てば国費の負担も軽くなるかもですからね」

そしてシエルはネオガーディア帝国に遠征して荒れ放題の紫電と生き残った少数のエルフを見た。

「あんた邪神教徒の最高司祭かね?何でパンチラの騎士に降伏してしまったんだよ?邪神教徒の方があの極悪なエルザス帝国よりはるかにマシだ。今からでも良いから俺達入信したいんだがね」

エルザス帝国とは話が合わないが、邪神教徒となら話し合いが成立するかも知れないと思ったのだ。

「エルフは神を信じないんじゃないのか?それに私はそのパンチラの騎士を配下にするリサ姫の部下なのだけど。邪神教徒に忠誠を誓うと言う事は、リサ姫にも忠誠を誓うと言う事になるのだが」

「リサ姫ってあのネオガーディア帝国の隠し子サラサ様の1人娘だろ?ネオガーディア帝国の血統はエルザス帝国に滅ぼされたから、リサ姫しか生き残っていないんだ」

へ~?あの娘ネオガーディア帝国の隠し子だったのかと思ったが本人は多分知らないんだろうな。

「我々は食料を求めて紫電に来たのよ。リサ姫に忠誠心を持ってるなら協力しなさい。それと紫電にいると何時エルザス帝国の奴隷狩りがやってくるか分からないから、山に逃げ込んだ方が良いよ」

「分かりました。我々が憎むのはエドワードだけです。シエル様に恨みはありません」

早速数万人規模の群衆が山に逃げ込み戦火の及んでいないリサ姫自由同盟の支配する東部エレオンに逃げ込んだが、シエルはお土産の肉と小麦を大量に持たされたのだ。

「エドワードの血を引いてるだけで憎むんならリサ姫だってエドワードの娘ですからね」

「なら秘密同盟を結ばない?我々がエドワード父様に逆らうかはわからないけど戦いは終わらせないと」

「サラサ様はどうなったんだ?殺されたか幽閉されたかだと思うのだが」

それは分からないが取り合えず暫くエレオンに逗留して食料とお金を集めようと思ったのだ。

エレオン攻防戦の予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ