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序章と奴隷の事情

改訂版です。

金儲けの話は控えめにするつもりです。

結局財政事情が好転すると金が貯まりまくって面白くないんですよね。

貧乏なうちが花らしいです。

旧作とは関係ないですが、やはり似たような話になると思います。

よろしくお願いします。

宇宙は邪悪な邪神教徒の戦いの末、伝説の水着職人と皇帝エドワード1世により救われた。

そして11年後、建国11年のエルザス帝国はかつての志を忘れ隣国へ侵攻を開始して宇宙制服の戦いに挑み国民は戦役と重税に喘いでいたが、王族はエドワードを恐れ諫める事が出来ない。

エドワードの第2王女であるシエル姫はハーフエルフの迫害と邪神教徒を信者28名まで追い詰めた武装警察による追撃をかわしシエル伯爵領を治めていたが、異母姉妹(姉)のリサ姫を庇っている。

このリサ姫はエドワードの恋人のエルフとの娘だったので迫害されていたのだが領地は貰えた。

世界はエドワードの支配するエルザス帝国、エルフの治めるネオーガーディア帝国、ドワーフの国ドガーベ、魔族の国とドラゴンの住む魔境ファーリ2世の国の5ヵ国が存在する。

宇宙ではエルザス帝国のある惑星シオンの奴隷貿易船で地球の民を売りさばく為地球方面部隊神の使徒とエドワード2世の2将軍が拠点を構築して失業者を勧誘していたのだがこれが儲かるのだ。

エルフの国を侵攻する将軍カミヤとアルーペは強力なゴーレム兵器によりエルフを圧倒。

虐殺を繰り広げているせいもあって、カミヤとアルーペの評判は恐ろしく悪いがネオガーディア帝国は国境の町に立て籠りエドワード1世の軍を防いでいたが、病弱なリサには何もできなかったのだ。

せいぜい伯爵領3500人から人頭税金貨3500枚調達して兵士を雇う位であるが。

「リサ姫。我々の力ではどうにも出来ませんよ。エルザス3億の人口相手に3500人じゃ」

側近のエドワードの第1王女フォートレスが追放された身を嘆くがどうにもならなないのだ。

「うちの領地は小麦と砂糖の生産拠点だから平和なら儲かるんだけどねぇ」と嘆くリサ姫だが・・・。

「それ言ってもしょうがないですよ。ネオガーディア帝国との戦いは終わりませんよ」

観光客も減るから領主館で営業してるパン焼きかまどの使用料とか取れないんだよなぁ。

「私の領地は徴兵を拒否して領地没収されてしまったんですよ。リサ姫は兵出したんですか?」

「ふふっ。傭兵を50人程雇って送っておいたよ。売れ残ったサトウキビ手土産にね」

取り敢えず奴隷市にでも出向いて有望そうな兵を物色しようかなぁと思うリサでった。


そしてその頃10万光年以上離れた銀河系の地球では1人の失業者が職安に通って水着職人の仕事を探していたが、最近はスパッツ型や新スクが主流派であり旧スク職人の真一は職がないのだ。

「腹減った。こうなったら最近募集している奴隷市にでも通ってみるか」

まあこの不景気の時代に「求む伝説の水着職人」のフレーズが気に入ったので早速募集した。

何で失業した位で奴隷に志願するのかと言ってた奴がいたがアメリカの奴隷は債務もあったらしい。

「あんた分かっていて応募したんですか?この募集惑星シオンに送る奴隷の募集ですよ?」

奴隷商アルルが能天気に奴隷に志願してきたこの阿呆を嗜めるように言うが言い分はあるのだ。

「どっかの旦那の家で死ぬほど水着作らせてくれるんだろ?それなら何の問題もない」

職人の誇りとして水着を作れるなら身分は奴隷でも一向にかまわないのだが。

「いえ多分貴方を落札するような物好きがいるとしたらリサ姫位の者だと思いますが」

「お姫様の奴隷になってお姫様の着るスク水作れるのか?是非奴隷にしてくれ」

いや直接対面する可能性は極めて低いからそう都合よくお姫様の奴隷になれるかは分からんぞ。

「俺はスク水しか作れないんだ。世間が旧スクを見捨てるなら奴隷になるしかないじゃないか」

アルルはそこで奴隷への道にひた走る経済大国日本の生まれだと思われる若者が理解できない。

「お姫様の御用奴隷になれるかもなんだぞ。御用職人は職人の夢なんだよ」

真一は早速リサ姫とやらに奴隷市に来るように商談を持ち掛けてくれと頼んだのだ。

「えっとリサ姫か?」と鏡通信でやり取するが、この11歳位の子供がリサ姫なのか?

子供の旧スクは趣味じゃないから注文断っていたんだが、背に腹は代えられん。

「何の用なの?アルルの奴隷は高いから買いたくないんだよね。うち貧乏伯爵だよ?」

「日本語通じるのか。えっと俺が貴女の奴隷に志願した真一だ。不本意だが水着作らせてくれ」

「アルル。私が病弱なの話してないの?水着なんか何処で着ろって言うのよ?」

リサ姫は激怒するが、まあ領地の宣伝用にお姫様が水浴した川とか水着姿で宣伝すれば?

そこで真一は土下座で泣き落としにかかったのだ。

「お願いだ。水着を作らせてくれ。普通に庶民に売る水着も作れるから・・・」

「11歳の幼女に大人が土下座なんかするなぁ。韓信にでもなったつもりなの?」

「俺は職人だ。土下座でスク水がつくらせてもらえるなら土下座するし股くぐりもする」

「全く。売り飛ばす予定の奴隷市教えてくれない?値段聞いてから考えるから」

「王都の奴隷市です。最低でも300ディルス(39000円位)金貨位ですね」

「300?相変わらず高いわね。労働用奴隷が10人買える金額じゃん。困るなぁ」

カミヤとアルーペがネオガーディア帝国を蹂躙してる今スク水の需要なんかないからなぁ。

「お前は可愛い。写真撮影して領民に売りさばけば1月500は儲けて見せるぞ」

「可愛いってセクハラだよ?異国じゃ退学になる位暴言だよ?まあ私は嬉しいけどさぁ」

「まあ当面はお前のセクシーな水着姿写真に撮って身内に売り飛ばせば儲かるぞ」

「最近でも11歳のスク水姿って大丈夫かなぁ?まあ下着モデルも11歳位の子いるし?」

まあこの人雇うとすると伯爵領の蓄えの10分の1が消えるけど仕方がないか。

「分かった。王都の奴隷市に最低価格で落札出来るように根回しするなら買っても良いよ」

「慈悲深いアンドリュー様。(邪神教徒の神)感謝します」

これを聞いたリサとアルルは顔を引きつらせるが、邪神教徒と言うだけで雇用を断れない。

この盟約と共にエドワードの支配に苦しめられる世界の運命は動き出したのだ。

次回は奴隷市の誓いです。

真一とリサ姫の出会いは覚えてるので適当に脚色した話になると思います。

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