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影とロボ男  作者: 日南田 ウヲ
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 影とロボ男はひたすら東へと進む。途中、砂漠の世界を変化させるものは何も見えなかった。

 影が細くなれば、休憩し、また歩き出す。それを何度となく続けて行くうちに、ロボ男は遥か遠くに平たい砂漠とは異なる地形を感知した。


#遥か前方ですが、砂漠が大きくせりあがるようになっています。


「何だと?もう一遍言ってくれ」


#砂漠が盛り上がるようにせり出しています。


「何じゃ、そりゃ?」


 少し強く吹き出した砂風に声が弾かれていく。


#えっとですね。計測しますと急斜が26.2度・・続いて32.6度と段々、大きくなっているようです。


「であるか?」

 影が呟く。

「それでどうなる」


#おそらくですが、、歩いていたスピードが急速に遅くなり、また砂の為、ずるずる滑り落ちるかと思われます。


「そうか」


 #はい、そうであります


 

「なんてこったい」

 影が呟く。

 するとロボ男が急に風に反応して、影に鋭く言った。


#影様、この砂風の中に以前見た『夜風』と同一の感知反応を確認しました!!


「何だって?」

 影が慌ててロボ男の方へ首を回して振り返る。それに合わせて急に風が強くなった。

 びょうびょうと吹き始めた風の中に三角の薄い黒い影が見える。

それが段々と増え始めている。

「やべぇ!!」

 影が叫んだ。

「ロボ男、急ぐんだ。『夜』が直ぐそこまで来てやがる!!」

 影は前方を見て大きく足を踏み出した。その歩幅は今まで見たことがないほどの大きさだった。


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