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登場人物総評(ネタバレあり)

主人公(佐原彩音(さはらあやね)


予定ではもっと青柳との命のかかった読み合いの攻防をさせるつもりでしたが、思ったより恋愛に寄りました。

知識をインストールされているのに数学が苦手なのは、公式や定理が使い方もわからないままごちゃっと山になっている状態だと思ってもらえるといいと思います。

苦手を克服するより得意な方面を伸ばした方が伸びるタイプ。

この人、なんだかんだ本さえ与えておけばどこでだって生きていけそうな図太さがあります。



青柳司(あおやぎつかさ)


この話で一番変化した人だと思います。

出てきた当初は、感情が揺れる→苛々する→殺して排除する、というシンプルな思考しかありませんでしたが、感情のバリエーションが多彩になりました。

モノローグが回を追うごとにやわらかく人間らしくなっていくのが感慨深かったです。

わりとじじいっ子だと思います。



月草優也(つきくさゆうや)


元々は花色という苗字で書き始めましたが、色色と文章が見にくかったので月草に改名しました。

花色も月草も露草(つゆくさ)の意。染物の下描きに使う色だそうです。

オールマイティーなスーパー従者。

周囲も青柳も月草に任せておけばなんとかなると思っているふしがあります。

説明要員的な要素が強く、従者の役割に徹していましたが、最後の最後ででようやく本音を見せてくれました。

自分自身が仕事に忙殺されている分、他人の恋愛を見るのは大好きです。



群衆男子


非常にありがたい突っ込み要員。彼が出てくると、会話がとても書きやすかったです。

主人公に名前がないのは問題ありませんでしたが、よく出てくるサブキャラに名前がないのは非常に書きにくいと痛感。なかなか呼び名が定着せず四苦八苦しました。

キャラクターを把握するために人物ごとにモノローグを書くのですが、いきなり男気あふれるせりふを残して死地に行こうとしていたので、あわてて止めた覚えがあります。

先代を除く全男性キャラで一番男気があるのは彼だと思います。



妻紅桃花(つまべにとうか)(ピンクちゃん)


元々は爪紅(つまべに)つまりマニキュアの意。当て字で妻紅になりましたが、呼ばれることがほぼありませんでした。

ゲーム的な主人公なのに扱いがひどい。後半ほとんど空気でした。

彼女だけは『絶対に間違えられない解き直しのできないテストがあってその答えを持っている。その状態で解答欄と自分の持つ答えが食い違ったら、自分の答えを捨てられるか』という問題をやっていました。

作者ならこの状況におかれたらゲーム知識は簡単には捨てられないんじゃないかと思います。



図書室の住人(隠しキャラ)


最初から怪しい感じで登場。2話の時点で『攻略対象は教員で二人』と明記していたので、最低限彼が隠しキャラだとわかるところまでは書かないと!と完結への原動力にもなった人です。

本当は月白(つきしろ)という名前があるのですが、名前で攻略対象なのがバレバレになるのと、月草と字面がかぶるので結局名前なしでいきました。

名前を呼ばれない人が多い話だったので、まぎれたらいいなと思ったのですがどうでしょうか。



先代 (じじい)


最後のほうにちょろっと出てくるだけの人のはずだったのに大幅に出番が増えました。

最愛の妻を亡くした後、独り身を貫いています。

最近は青柳と対戦型のオンラインゲームをしたりしています。



黄樹(おうじゅ)


彼にも彼の事情と経緯がありました。

できたら彼の話まではたどり着きたいと思います。




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