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「うるさいんだよ、カスッ!」
伸びた砲台を殴って、使用不可能にしたのだ。
まるでウエディングケーキをむしり取ったような、あり得ないメチャクチャな形に変えて。
「よくも!ワイのグズフスタンをキズモノにしてくれたなあッ!!」
敵機は足元に手を伸ばすと閉じていた二枚貝が開き、中からは銃らしき何かが出てきた。
リーチはとても長いわけではないが、同じモデルの人間サイズのモノがあれば、余裕で吹き飛ばされるくらいの威力が出るのは確実だ。
ロボットサイズともなれば、言うまでもなく恐ろしい兵器である。
それを手に取り、ゆっくりと敵は後退していき、森の中へと消えた。