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原初の魔法。「言葉と文字使い《ワードマスター》」  作者: ぺぱ
第4章 あなたはだあれ?
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精霊 3

 時間は鬼ごっこが始まった所まで遡る。

 まずは初撃と言わんばかりに列は剣を振る。


『はっ!! そんなの喰らう訳がないでしょうが!!』

「分かってる、よ!!!!」


 2回3回と連続で切りつける。

 だがサラマンダーは避け捌き軽くあしらってくる。

 つええな……。

 列はそう思うがサラマンダーは意外な事を言った。


『おいおい、そんなもんか? んじゃこちらからも行きますわよ?』

「は? 鬼ごっこでお前は逃げる側じゃねえのかよ!!!」

『逃げる為に相手を行動不能にさせるなんて当たり前(・・・・)じゃねえか』


 なるほど。

 鬼ごっこってよりは追撃戦か。

 逃げる相手をどこまで詰めれるかをやらさせてんだなこれ。


『んじゃ、改めて行くわ。 ソーレ!!!』


 サラマンダーが尻尾を振る。

 炎の弾が飛んできたが遅い。


「こんな速さじゃ当たる訳がねえだろ!!! がっ!!!?」


 そう言った直後だった。

 爆風が列の後ろから襲ったのだ。


『何が当たらねえって?』

「くそ。 どうして爆発なんて!?」

『俺達がそれを教えるとでも思うか?』

「……ああ、そうだな。 素直に教えてくれるとは思ってねえよ!!!」


 列は吠えてサラマンダーに噛み付くのだった。


 数時間が経ち、日が落ち始めた頃。

 列は息が上がり至る所が焦げていた。


「ぜえ……ぜえ……。 分かって来たけど対応が出来ねえ……。 ぜえ……。」

『おら、休んでる暇はありませんよ!!』

「くっそ、これじゃどっちが鬼かなんて分かんねえな。」


 幾度となく爆発を見てきてどういった原理なのか列は理解出来た。

 炎が飛んできた時に後ろに振り向いて確認した。

 炎は必ず空中に浮かんでいる水に当たる事で爆発していたのだ。

 サラマンダーは元の世界で言う水蒸気爆発を起こしていた。

 熱された水を急激に冷やす事で膨張し大爆発が起きる現象だ。


「てか、それ辞めてくんね!? 普通に危ねえからな!!?」

『あ? 貴方に足りないのは実戦だと思うのだけど? これから幾らでもこれ以上の危ない事に巻き込まれるんだぜ? 慣れとけ。』

「慣れろって……。」

『お前はまだ知らねえだろうな。 これ以上に理不尽な魔法や特殊魔法(スペシャル)なんて幾らでもあるのよ。 それに対抗する為にお前は自分の力を自覚しろ。』


 そう言って今度は氷弾を足元に撃ってくる。


『おう、そろそろ暗くなるぞ。 これで終わりで良いの?』

「はっ!!? そこはどうしたら良いのかなんて考えて答えは出してんだよ!!」


 列はそう言って空中に炎を打ち上げた。

サラマンダーと列の話がこんなに長くなるなんて思わなかった……。

しかもまだ終わってない……。

次で終わらせて主人公側を一回挟みたいなぁ

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