表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/96

別の恐怖と練習2

ばあばら倒れた後の話を聞いた所。

固まった魔物を軽く振った剣で一刀両断したそうだ。

ダインさん凄い人なんじゃ・・・?

いや、二人と一匹で村を守った時点で凄かったわ。

「ペパや、意識が無くなる前の事を覚えているさね?」

「あんまり覚えてない」

嘘を付いた。

今はしっかり思い出している。

止まれと言っただけで魔物の動きが止まった事を。

「それなら良いさね」

その言葉だけ言うとセリアは部屋から出て行った。

一体なんだったんだろうか?

今は分からない事だらけで体をもう少し休める事にしたのだった。


-----------------------


ハルニール邸


ダインとセリア、そしてフォーリーが話し合っていた。

「それでペパ君は何か覚えていましたか?」

「ペパ自身は覚えて居ないらしいさね。まだ子供だし仕方ないさね」

「そうですねぇ、まだ三歳で・・・。そうだ、セリア殿。ペパ君の加護が弱くなっていると言う話ですが本当ですか?」

「間違いないさね。話した時に殺気を込めて近づいてみたが何も無かった。昔は近づいただけで吹き飛ばされていたもんさね」

ダインとフォーリーは息を飲む。

この世界に存在する加護は消える事の無い物。

しかし、極めて少数しか加護を持っている者が居ない。

だから、国でも重要視されたりと色々あるのだが

「これで一安心さね。国に追われる身にならずに済むって言う物さね」

「ええ、ペパ君は私達が守りますとも。なにせセリアさんの子ですもの。」

「はっはっは、フォーリーがそう言うとは珍しいじゃないか!」

「何を言っているのあなた!アリアを守って村までも救って大けがをしたのですよ!大人がちゃんとしないとどうするのですか!」

「お、おい。俺に怒る事ないだろぉ」

「はあ、やれやれ」

怒るフォーリーから逃げ回るダイン、それを見てため息を付くセリアの姿がそこにあった。


-----------------------


「お、おはようございます」

次の日の朝。

恐る恐るあいさつをしてみる。

「あら、おはよう。良く眠れた?」

「う、うん」

「あ、ペパくんだ!!おはよう!!いたいのはだいじょうぶ?」

咄嗟に鼻を押さえるダインさんとフォーリーさん。

あ、これ悶えてるな。

今なら分かるよ、俺もそうだから。

「・・・?だいじょうぶ!!?」

「だいじょうぶだよ!そしておはよ」

そんなあいさつも程ほどにセリアの姿が見当たらない。

「ばあばはどこに行ったの?」

「ああ、セリア殿なら森に一度だが戻っていったよ。当分戻れないと伝えてくるそうだ。」

ん?ばあばもこっちで一緒に住むのかな?

それは嬉しいな。

「それで今日はどうする?怪我したばかりだし勉強はお休みだな」

「それじゃあ、村をひとりで散歩してくる!」

「あら、アリアは一緒じゃないの?」

アリアが涙目で見つめてくる。

「う、うん。ひとりで散歩してみたいんだ」

「あららぁ、アリア振られちゃったわねぇ」

「ペパ君・・・?」

ダインさんが超笑ってる!?目が笑ってないけど。

そんなこんなあって、散歩と言うなの確認の為に村の少し外れの森に来てみた。


確かあの時は魔物を村に行かせたくなくて叫んだけど。

言葉が発動する条件?

俺は魔法の才能はないんじゃ?

取り敢えず色々な言葉を言ってみる事にした。

「ファイア!」

出ない

「ウィンド!」

出ない

「ウォーター!」

出ない

出ないじゃねぇか!

膝から崩れた。

え、どうしたら使えんの!?

考えて居る所に鹿が近づいてきた。

あの時の様に言葉を発してみた。

「止まれ!!!」

ピタッ!!!と止まってしまった

ええ・・・。

定番な魔法名は反応しなかったのに・・・。

原始的な言葉に魔力を乗せて発せば良いのか

本当にそれだけなのかと色々と試してみるのだった。

短めにしてみました

多分編集しますが今はこれで


次回

結果と稽古

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ