同行者
「と言う訳でフーニャシア博士を訪ねてカリルと奴隷国家に行く事になった。 行きたい人とか居る?」
三日と言う期限の間に連れて行く人と留守を預ける人を分けようと言う話になった。
「ペパくんが行くなら私も行きたいな。」
控えめに手を上げたのはアリアだった。
正直に言って意外だった。
奴隷とか苦手なイメージを持ってしまっていた。
「その大丈夫なの? 凄惨な場面とかあるかも知れないけど……。」
やんわりと留守番組にしようとするが
「今回は大丈夫です!!!」
と言われたなら連れて行かない理由はない。
次にエルネが手を上げた。
「ご主人達が向かワれるなら私モ同行しまス。」
そう言ってお茶とお菓子を準備して運んできてくれる。
「エルネならそう言ってくると思ってたから大丈夫だよ。 それとお茶とかありがとう。」
「ご主人への奉仕ですので。 当然の事です。」
最近エルネに慣れて来てる自分達が居るんだよね……。
昔あった人を駄目にするなんとかって系統に似てる気がする……。
「さて、ユークレスとヨシュアは留守番って事でお願い出来るかな?」
「師匠の頼みです。 仕方ないですね。」
「仕方ないわね。 貴方の頼みだからなんだからね!!!」
最近ヨシュアはツンデレにハマってこんな喋り方をしている。
体と精神がちゃんと重なってから懐かしさで昔の記憶を言葉に出していたらツンデレについてヨシュアが食いついたのだ。
今では反省している。
そのうち戻ってくれると思うんだけどな。
そんな事を思っていると生徒会室の扉が勢い良く開かれた。
「話は聞かせてもらいましたえ!!? 会長の行方を知っていそうなお人を尋ねるんですってな!!? 私も連れてって貰いますわ!!!」
早口で喋りながら部屋に入ってきたのはアザレアだった。
てか、この人の喋り方って作ってたの!?
凄いブレッブレなんだけど!?
「排除しマす。」
「なああああああああああ!!!」
エルネがタックルでアザレアを部屋の外に押し出した。
咄嗟の事だから仕方ないね。
「こほん。」
アザレアが咳払いをする。
「あー、その。 エルネが失礼な事をした。 謝罪する。 申し訳ない。」
「それはよい。 妾が突然押し入ったのが悪いからの。 今回の件なのじゃが……。」
「あの……。 喋り方が可笑しくなってますよ?」
アザレアは驚いた顔をする。
「はぁー。 もういいわ。 あの喋り方って疲れるのよ。」
開き直った……。
いいのか、意味があってやってたのだろうに。
そう思うが言葉には出さないでおく
「それで? 今回の用件はなんでしょう?」
「そうだった。 妾もお前達に同行させて欲しい。」
アザレアはそう言って頭を下げたのだった。
次の主人公回は道中になると思います




