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原初の魔法。「言葉と文字使い《ワードマスター》」  作者: ぺぱ
第4章 あなたはだあれ?
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勇者と博士の事

新章です

 …………。

「?」

 ここはどこだろう?

 私が最初に目覚めて思ったのは自分がどこに居るかだ。

 見た事もない場所。

 見た事もない服装。

 見た事もない耳……。

 耳!!?

「おお、お目覚めになられましたか勇者殿達。」

 今この人はなんて言った?

 勇者?

 私が?

 そうやって驚いて居ると美青年は事情を話始めた。

「まず貴女方はこの世界の住人ではございません。 貴女方の世界からこちらの世界へ我々が召喚した訳ですな」

 まだ事態が飲み込めない。

 召喚? 別の世界? 一体なんの事を言っているのだろうか?

「で? 俺達は何をやらされるんだ?」

 知らない声が聞こえた。

 そこで始めて私はもう一人、男の子が居るのに気がついた。

「はい。 実のところ私共はとある危機に瀕しておりまして。 その危機を打ち払って頂きたいのです。」

 私も何か聞かなくちゃ。

 そう思って私は声を出す。

「あのぉ、お話の最中に申し訳ないんですが……。 私の事を知りませんか?」

 それが私が一番知りたい事だったのだから。


 一月後

 カキネ村の襲撃やアルファ襲撃、ヴィレウス誘拐の事件から早一月が経ってしまった。

 あの後、直ぐに少数の編成隊が組まれカキネ村へと向かってくれたのは良いのだがヴィレウス自身の消息がアウレウスの言葉だけしか手がかりが無かったのだ。


 アルファも国家としての体裁は保ったままであるが深手は負ってしまった。

 建物や人材に多大な被害が出てしまったのだ。

 そして何よりも酷いのが死んだ人(・・・・)が0人であった事だ。

 ただ怪我をした。

 それだけならここまでの被害にもならなかっただろう。

 問題なのは使われた魔法の特性だった。

 溶ける・溶かされると言う拷問となんら変わらない禁忌魔法が全てであった。

 今も治療を受ける為に病院は満員で人手が足りていないらしい。


 学園の方も大混乱である。

 何せ学園の生徒であるヴィレウスが攫われ更には行方も分からないときている。

 学園の無脳さが明るみになり、一部の貴族が息子娘を連れ戻しに来たりと大変だった。

 俺達も大変だった……。

 何故俺達が大変だったかだって?

 生徒会だから事情の説明や怖い親御さんの整列とか愚痴を聞くのをこの一ヶ月ずっとやってたからだよ!!!

「ペパくん……。 おとなこわい……。 みんなこわい……。」

 因みにアリアは怖さの余りに途中でリタイアさせました。

 あんな顔の集団は見続けるべきじゃない。


 そんなこんながあり、やっとヴィレウスへの手がかりに手を伸ばせる所まで来た。

「カリル。 フーニャシア博士って人物を知ってるか?」

 最初の第一歩はアウレウスが言っていた人物の事を聞く所からだった。

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