噂の真実と裏側 進展3
「デは、参リます」
そう言うとエルネはペパを抱き上げた。
所謂お姫様抱っこと言うやつだ。
「まさか・・・俺が経験する・・・なんて・・・」
両手で顔を各しながらペパは呟く。
「どウかされましタか?」
「いや、何でもないんだ。何でも」
ハハハと乾いた笑いをしたと思ったら頭が一気に下へと向かう感覚に襲われた。
「ア、申し訳ありまセん。飛びまスので舌を噛む等のゴ注意を」
言うが早いか、十数mの高さを跳躍だけで飛んだ。
そしてエルネは綺麗な着地をしてみせたのだ。
「え?」
「でハ、向かいまシょう」
「今何したの!?」
「?。ナにを言ってイるのですか。タだ飛んだだけですガ?」
生身の人がこの距離を助走もせずに飛ぶ。
魔法と言う物が合ったとしても有り得ない。
詠唱と言う行為すらしていないはずなのだから。
(何をしたんだこの子は!?)
困惑するペパを傍目に前に進むエルネだった。
学園内にて
「救うとはどう言う意味だ?」
突然の話に意表を突かれたが何とか聞き返す。
「そのままの意味です。今回の事件の首謀者にして狂人。ゴランドーリア博士を止めて頂きたいのです」
(ゴランドーリア・・・?どこかで聞いた名前だな)
思い出せない物より目の前に居る女性にヴィレウスは質問を続ける。
「では次だ。ゴランドーリア博士とやらはお前達の生みの親なのか?」
「はいともいいえとも言えます。私達の製造法を確率したのはその祖父に当たる方なのだと。そして私達を作ったのはゴランドーリア博士なのです。どちらが親なのでしょうね?」
「ふむ、大体は分かった。お前達の製造法とやらにも興味が沸くがそろそろ向かう。入り口はお前が知っているな?」
「はい、お連れする為にここに居ましたので。」
「案内しろ」
あくまでも敵対している様に生かしてやっていると言う態度で先を促す。
「変な行動を起こせば片足を潰す。違う場所に向かえば殺す。嘘偽りだった場合も殺す」
ヴィレウスは無表情に無感情に冷酷に。
そう吐き捨てた。
「「はい」、「分かっています」」
女性はそう言って実験場へと向かうのだった。
実験場にて
もう何も聞こえない。
暗い寒い。
眠たい。
そんな考えが頭を巡る。
(駄目です駄目です!こんな事で気を狂わせちゃ)
アリアは既に狂って心を自衛している。
自分も後少しでああなってしまう。
そんな二人が居ればどうなってしまうのか。
下手をすれば殺し合いが始まってしまうだろう。
それだけは避けなくては。
ユークレスは気力で踏みとどまっていた。
ホムンクルスさんはお人形をイメージしていますとだけ
次回
噂の真実と裏側 結末




