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噂の真実と裏側 進展2

まき戻しが起こり、時間は動き出す。

ヴィレウスが最初に行なったのは

「会長、どうしてここに!?」

見覚えのない女性教員への接触だった。

「そんなのはいい。貴様は誰だ!」

強化された拳を言うが早いか顔へ向けて突き出す。

「「速い」「ですね」」

当たった感触が無かった。

正確にはすり抜けていた。

幻影。

闇魔法の一種なのだが見破る以前にこの学園には結界があり幻影等の魔法は解除されるはずだった。

それ程に強い魔力なのか、それとも結界と言う概念すらも騙せる魔法なのかは分からなかった。

「もう一度だけ問うぞ。貴様は誰だ?」

「「そう」「怒らない」「で」「下さい」」

女性はスカートをつまみ上げお辞儀をする動作をする。

「「私の」「正体に」「気がつく」「人を」「待っていた」「のです」」

「「私は」「人を」「模して」「作られた」」

そう区切って姿勢を戻し女性は続ける。

「ホムンクルスなのです」


暗闇の部屋にて

「向かえに来たってどう言う・・・」

「?。そのまマの意味ですガ」

「そのままって事は出口や脱出口を知ってる?」

「はイ。ここまで来て思い出シました。私ハ以前ここに居タ様です」

突然の問題発言をさらっと放つエルネ。

「な!?」

驚かないはずは無かった。

「とは言いマすが、この様に荒レた場所では無カったと思います。もっト暖かくなんと言うのでしょウ?」

考え込む様に腕を組むエルネ。

だが一瞬の事だった。

「それハまた今度にシましょう。今は残りノお二人を探してコこを出ましょう」

「それは良いんだけどさ、ここはどの部屋に当たるか聞いても良い・・・?」

エルネが上から落とされたと認識してからペパは嫌な予感がして聞いてしまった。

「はい。ここハ元ゴミ置き場になりまス。」

ペパは絶句したのだった。


学園にて

「ホムンクルスだと!?」

ホムンクルス。

人造人間やその製造方法と言われる物の総称。

「大昔にその仮説を発表した者が居たと言われているが有り得ないと一蹴されたと読んだ」

「「ですが」「現に」「ここに」「居ます」「よ?」」

「馬鹿な!有り得ん!」

ヴィレウスの世界ではそんな物は居ないと信じたいのだろう。

現に目の前に現れ言葉を話、会話すら出来てしまった。

「「正確」「には」「私達」「ですが」」

聞き捨てならない言葉が飛び出した。

「私達だと!?お前達は何人いるんだ?」

「「私を」「含めて」「五人は」「居ます」」

五人、それは今から行く手を阻む者達だと言う事だ。

「いや、待て。お前を含めてと言ったな?何故貴様はここに居る?」

綺麗な姿勢のままに話を始める。

「「貴方様に」「私の」「姉妹を」「そして」」

一拍おいてから女性は話す。

「主を救っていただきたいのです」

その体勢のまま頭を垂れる。

始めて流暢な言葉を聞いたヴィレウスだった。

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