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噂の真実と裏側1

今日の出来事を確かめる為に教員室へと走るヴィレウス。

「おい!今日の私のクラスの奴らは授業に出ていたか!」

扉を開けるなり大声を上げる。

それに対して一人の女性が答える。

「いいえいいえ、今日は誰一人として顔を出して居ませんよ?無断欠席ではないのですか?」

やられたと言わんばかりの顔になるヴィレウス。

「至急、人を集めろ!生徒が攫われた!」

そう叫び教員室を後にするヴィレウス。

「くそ!!いつ入られたんだ!」

そんな独り言を呟きながらカリルを待たせている教室へと向かうのだった。


「暗い暗い夢の中」

そう言ってゆっくりと

「周り回れば廻りきらん」

とても綺麗に

「これは私の演劇」

目を奪われる様に

「私達の共演」

貴婦人は踊る

「私だけの踊り」

これが始めてではないと言わんばかりに

「あの子をこの子を躍らせましょう!」

これが最後ではないと言わんばかりに

踊っている

いや、踊り狂っている。


ペパが目を覚ますと何もない部屋だった。

声を掛ける。

「おーい、誰か居るか?」

だが誰も何も答えない。

その部屋は何も見えない暗闇だけの部屋だった。

光を付ける道具がないのだから仕方なくこう言葉を放つ。

「光よ灯れ」

それだけで手のひらに光源が出来る。

だが、見なければ良かった。

何十何百と言う首の無い骨。

壁だと思っていた物は骨で出来た山だった。

何よりもそこにあったのは骨だけでは無かった。

ついさっき死んだであろう肉の付いた首の無い死体。

赤い液体を流し床の色を染めていた。

「うっ、うぇ。ごほっごは!!」

ペパは吐いた。

目の前で霧散するのでも無く、拷問にも等しい所業。

その有様に嘔吐したのだ。

そこまで考えが至ってから思ってしまった。

アリアやユークレス、エルネの姿が無い事に。


別の部屋

エルネは隠れていた。

主人と認めた者を導く為に。

この場所に来た運命を教える為に。

主人の一人であるペパが一番大事にするであろうアリアを助け出す為に。

今は動く時ではないと思考する。

だからこそ気づかれないこの場所が良いのだ。

廃棄されるであろう人の山の中に潜むのだ。


更に別の部屋

アリアとユークレスは二人が揃っていた。

「ここどこなんだろうね」

「分かりませんです。けど安心して下さい!自分が師匠の元まで無事に助け送り届けますです!」

精一杯の強がりだ、そう思うアリア。

ペパ同様に灯りを灯したまでは良かった。

そこは首だけの頭蓋骨が割られた頭が散乱している部屋だったのだから。

狂わない様に、これが普通とは思わない様に二人は現実逃避の為に話続ける。

それが既に狂い始めている前兆だとはおもわずに。


どこかの部屋にて

「ふぇふぇふぇ、実験は始まっておるのじゃな?早く見せるんじゃ!」

そう怒鳴るのは着古した白衣らしき物を羽織る男性。

「「そう」「焦らず」「とも」「直ぐに」「見れますよ」」

一言一言を区切りながら、まるで演じながら話す女性が答える。

「ふぇっふぇ、人はどの様に狂っていくのか楽しみじゃな」

一番の狂人が呟く。

「そうじゃ、一人見失ったのじゃろ。わしは手が離せんから探し出してどこかに放り込むんじゃぞ」

「「はい」「承り」「ました」」

クルクルと回りスカートの端を持ち上げて頭を下げる。

タイトルは変えるかも知れません


次回

噂の真実と裏側2

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