お話と現実
「ねえ、知ってますか?とある学者のお話を!」
そう言って話し始めるカリル。
「そんなに大昔って程の前じゃないんですが、ある学者が異世界からの転移を研究していたらしいんです。
でもその研究は事故にあって失敗、そして家族を失ってしまったって言う噂なんです!!」
「んー?それだけ?続きとかはないの?」
カリルが話し終わったと思ってペパは聞き返してしまったのが最後だった。
にーっと笑ってこう続けた。
「話は最後まで聞いてくださいって!
実は研究を邪魔したやつが居るって噂がここ最近で出てきてるんですよ!楽しそうな話ですよね!!」
本当に楽しそうに人の不幸話を笑顔で語るカリルをアリアやユークレスのが諌めようとするが更に話しを続ける。
「ここまで話したのはその跡地に行ってみませんかって言う前フリだったんですよ!」
「「「はぁ・・・!?」」」
「・・・」
ペパ・アリア・ユークレスの三人が驚きで声を出す中でエルネだけは静かに噂のお話を聞いていたのだった。
そんな話を聞いた後で行く気にはなれなかったが、カリルが何をするのか分からないのでついて行く事にした四人。
ラ-・・・
「何か残っていると思いますか?」
カリルが四人に聞く。
ラ--・・・
「何かは残っているんじゃないかな」
「えー、私は何も残っていないと思うなー」
「自分も何も残っていないと思うです。こう言うのは既に調査なんかされている物だと思いますです」
エルネは黙ったまま残りの三人が思い思いの言葉を喋る。
そして
「ここです!!!」
まるで踊るかの様に両手を広げて、少女の様な笑顔でこちらに振り返る。
だけど、その顔は歪んだ笑顔だった。
「そう、そうよ!!もっと綺麗に踊りなさい!!
綺麗にだけどもとても醜悪に!!誰からも!!!何からも!!!気持ちが悪いと言われる様に笑いなさい!!!」
意識が遠のく。
その時、姿のない声が聞こえた気がした。
アルファ・学校の校門
気分転換に街に出ようと校門に向かうヴィレウス。
そこにカリルの姿があった。
「カリル、ここで何をしているんだ?彼らはどうしたんだ?」
「あ、お兄様。一緒に帰ろうって約束をしていたんですが全然来なくて・・・」
ペパ達がいじめの様な事もしないだろうし約束を忘れる訳がないと思ったヴィレウスは誰かがその四人を見ていないかを調べる事にした。
そしてある学生が
「会長の横に居る子と一緒に何処かの跡地に行くって五人で校門を出たよ?」
そんな話を聞いたのだった。
ホラーっぽくするつもりは無かったんですよ
なんかはい
次回
噂の真実と裏側




