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邂逅と討伐戦2

最初に身体能力の高いユークレスとヴィレウスが飛び出す。

血に当たってはいけないと言う条件付きでの揺動。

アリアは魔法の詠唱準備を。

そしてペパは隙を見つけて懐に入る準備をして始まった。

最初の初撃はユークレスが剣を振るう。

当てるつもりのない牽制の一撃だった。

だが、吸血鬼は驚く行動に出た。

『自分から攻撃に当たりに行った』のだ。

当然、剣の刃が皮膚にめり込む

そして刃は抜けなくなった。

「え!?なんで避けないですか!

くそ抜けないです!!」

その状態を見たペパはふと気がついてしまった。

『血が触れた物を操れるなら自分の血すら操れるのでは』と。

そう考えて叫ぶ。

「ユークレスウウウウウウウウウウウウウウウ!!!

剣を捨てて離れろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

叫びを聞いて咄嗟に離れるユークレス。

次に起きたのは剣が真っ赤に染まったのだった。

刃の部分すら真紅に染まっていた。

まるで血を混ぜながら作られたかの様に。

あれはまるで

「あれはなんだ!」

ヴィレウスが叫びペパが答える。

「侵食・・・したんでしょうね」

「侵食だと?」

「最悪ですね、会長!ユークレス!

あの剣にも触らないで下さい!

あれも『あいつの血』と同じと考えて動いてください!」

(失念していた

液体を操れるのだからあいつ自身の血も操れると考えるべきだった!

もっと設定集とか読んどくべきだった!)

血を飛ばして付着させると言う行動しかしていないのだから思い至らないのも仕方ないだろう。

だが、持ち主の能力と相性が良すぎる獲物を与えてしまったのは事実だった。

(こちらの近接武器はあの剣と打ち合うと全て侵蝕するって事で間違いないだろうな。

初手を間違えた!

武器を持っていないうちに懐に入るべきだった!)

剣に当たれば即死、血に触れても即死。

絶望的な状況が更に悪化する。

「おい、なんだこいつは!!」

「あのへなちょこも居るぞ!」

試験会場でペパを煽った二人組がそこには居た。

居てしまった。

吸血鬼の直ぐそばに。

「今すぐ逃げろおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ヴィレウスが大声で叫ぶが二人は反応できない。

その姿を見て走りながら詠唱を始める。

「輝きの星 願わくば我に恩恵を 光は力に変わるだろう アルム」

強化魔法を自身と二人組に掛ける。

これでも簡単は部類に入る魔法、だが精度が凄かった。

魔法の使い手によっては強化する値が違うのだが

ヴィレウスは音速に迫る速さで移動し二人組を連れて離れる。

少しの間、三対一の状況で凌がなければならなくなった。

そこに勝機が見えたペパだった。

吸血鬼がヴィレウス達に釘付けになったのだ。

「アリア!詠唱開始!!」

「はい!」

そう言うとペパが走り出す。

ユークレスの位置も運が良かった。

ヴィレウス達が離れていった方向に居てくれたのだった。

そして吸血鬼の背後に辿り付いたと思った。

吸血鬼が突然後ろ向きに剣を払った。

それを避けてペパは羽ペンで『剣』に書き込む。

『硬直』と

そして言葉にも出して効果を上げる。

「あんたはもう硬直して動けない」

にいっと吸血鬼が笑う。

『剣』に触れた羽ペンが侵蝕される。

これでペパは死んだと吸血鬼は思った。

が、そこで姿が消えたのだった。

アリアの魔法が直撃し倒されたのだった。


吸血鬼は倒される瞬間に思う。

(ああ、やっと自分を・・・)

その思いだけを残して消滅したのだった。


「おやおや、倒されてしまうとは

アルファ壊滅までは持つと思っていたのですがねぇ」

いやはやとおどけた様に言葉を続ける。

「次の舞台はどうしますか・・・

おお、そうだ!

少し離れた所に『守護獣』とか言われているやつが居ましたか

それにあいつらでも嗾けますか!!」

両手を叩きながら笑う者が一人居た

共倒れになった兵士達の山の上で。

討伐戦終了です


次はまあ日常回と言いますか

後日談とかいろいろです


次回

討伐戦のその後と入学

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