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名付けの直後と成長1

前書きって何を書いたら良いのでしょうか…

狼の魔物は考えた。

今、目の前で起こった事を自分達のボスに伝えるかどうかを。

それともこいつを今すぐにでも食い殺すべきかを。


名付けを終えた後、女性?は姿を消した。

そこには元から居なかったのだと言わんばかりの静寂。

いや、遠吠えをしていたのだからすぐにでも仲間が駆けつけるだろう。

だがその短時間で全てが終わっていた。


考えた狼の魔物は「食い殺す」事に決め行動に移す。

まずは喉を・・・

噛み付こうとして《狼の魔物が吹き飛んだ》

何があったのか分からない。

だが、たかが吹き飛んだだけと思い2度目3度目と繰り返す。

結果は全て失敗だった。

食い殺す以前に近づく事が出来なかったのだから。


-----------------------


時間は少し戻って崖から落ちた直後


痛い・・・

全身が痛い。

体が動かない。

声も出せない。

遠野 廻は考える。

先ほどまで見ていた映画の様な映像ではなく本物の空が見える事に驚きながら。

そして、今まで見たことのない澄み渡った空を見て

(ここは・・・どこだ・・・?)

一つの疑問が浮かび上がる。

自分が元々居た場所ではないとは分かる。

病院だったなら白い天井が見えるはずだと混乱した頭で考えるが答えは出てこない。

それは当然だろう。

何故なら異世界へと転生して居るのだから。


少しして小さな変化に気がついた。

動物?の遠吠えが聞こえたのだ。

廻はまた疑問が浮かんだ。

《さっきは耳が聞こえなくなっていた》と

疑問が尽きない、どう言う状況なのかも分からない。

「------------」

突然女性があられ、話している。

「---------、-----

---------------。」

言葉が分からない。

何より倒れているとしても視線が低すぎる事に気がつく。

女性が話していると痛みが無くなったり、真剣な顔をしてこういった。

「この子の名は《ペパベール・ハーヴェスト》」と

その言葉だけは聞こえ理解できた。

声を聞けて安心したのか睡魔が襲ってくる。

まどろむ意識を手放したのだった。


-----------------------


狼の魔物が繰り返し突進をしていた時だった。

「何をやってんだい!!!!」

突如大きな声が聞こえた。

聞き覚えのある声。

それは自分達のボスの声だった。

「ワウウウ」(ボスそれは・・・あの・・・)

「まったく、大きな魔力を感じたから急いで来てみれば

何を赤子1人にを手こずってるんだい!!!」

大声で怒鳴られた狼の魔物は項垂れる。

「まあ、それはいいさね

ここで何があったのか説明しな」


説明を求めた狼の魔物のボスの名前はセリア。

本来の魔物は言葉を話せない。

だが、長い年月を生きた魔物は希に言葉を理解し話せる様になる。

セリアもその一匹だった。


-----------------------


説明を聞き終えたセリアは驚いた。

「まさか、あの時の・・・?

いやまさかねぇ・・・。」

大昔に見た記憶に酷似していたのだ。

昔見た英雄誕生の場面に・・・。

(それに《ハーヴェスト》か・・・)

何かを知っているかの様に苦笑いしながら。

「その子を連れて帰るよ!」

「ワウワウウウウウ」

(ボス、連れて帰ると言っても何かに邪魔されて近づく事も出来ないんですぜ?)

「それはお前が悪意を持って近づいたからだろう?」

そう言ってセリアは近づく。

「ワウ!?」(ボス!?)

吹き飛ばされると思い身構えた子分は目を疑った。

自分が吹き飛ばされた距離をすっとすり抜けた事に。

「これはね、加護って言う物だよ

悪意や害のある物を吹き飛ばしてしまうんだ。

まあ、ずっと続く物でもないさね」

説明し赤子を背中に乗せると自分達の巣へと帰っていったのだった。

名付けの直後と成長1・2として投稿します

1では主人公視点とその直後を

2では成長過程を少しと言った感じに書きますので更新をお楽しみに

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