小さな旅路の途中と三人目?2
ケモ耳ゲーにハマってました
許してください(土下座)
ギルドでの騒動から少年を助けて宿屋に戻ってきた。
少年を蹴り殺しかけたおじさんはこの村もとい都市の自警団に連行されたみたいだ。
そりゃね?
酔ってるからって人をましてや子供を殺しかけたんだから連れて行かれるよね。
まあ、酔っていたなんて免罪符にもならないしな。
「おい」
宿のおじさんが話しかけてくる。
「あーなんだ。そいつ大丈夫なのか?医者は?」
「大丈夫じゃないですけど、大丈夫です。こちらで治療しますので」
そう言うと部屋へかつぎ込む。
「お、おい!」
「急いでるんです!それとも長引かせてこの子を死なせたいんですか!」
アリアが怒った。
当然だろう。
子供の頃のあの事件。
あれがきっかけで人が傷つく・死ぬなんて事を嫌う様になってしまったのだから。
圧倒されたおじさんを尻目に少年をベッドにおろし後はアリアに任せる。
「アリア、後は頼むよ」
「うん。それじゃあ、始めるね」
後ろから宿屋のおじさんに女将さんまで見に来た様だった。
「来たるは水 拒むは穢れ 水を伝いて 光は穢れを癒す」
アリアが詠唱を始める。
少年の傷は体の内部。
内蔵や腸あたりがズタズタな感じだった。
アリアが唱えているのは水と聖の複合魔法。
と言っても詠唱は発動の補助でしかないが今は詠唱が無ければ魔法が発動できないらしい。
水と聖の相性は良い。
水属性の中にも傷を癒す魔法も存在してるくらいだ。
「我は祓う者 我は癒す者 ラ・ノエルリオン」
詠唱と魔法名を言葉に出す。
青白い光。
透明な海を連想させる綺麗な光。
そんな光が少年を包む。
荒く小刻みに息をしていたのが大きくゆったりとした吐息に変わる。
流石。
本当にそう思う。
本来、魔法の詠唱とは世界に認めさせる為の祈り。
こう変えたいと言う願いが言葉に変わり世界を変える物。
そこに規則性など存在しない。
要は自分の思いをどれたけ込めれるかって話し。
アリアは今現在は『癒す』と言う点に特化している。
原因はあの事件だった。
子供の頃に血だるまな友達を見たらね
幼少期のトラウマ。
トラウマになるよなぁ
軽率だった・・・
少しの時間が経ってから宿屋のおじさんが声を掛けてくる。
「おい」
「は・・・」
アリアが返事を返そうとする暇も無く
「お嬢ちゃん何者だ?そんなすげえ魔法は見た事もねえ!?」
おじさんが声を荒げる。
え、嘘!?
割りと簡単に出来たんだけどな。
「えっと回復魔法を二つ合わせた魔法です」
「魔法を合わせる?なんだそれ聞いた事もねえ!」
おじさんが興奮している。
女将さんは・・・。
あ、目を開けて口をあんぐりしてる・・・。
そんなこんなで治療が終わり少年が目を覚ますまで待つ事になったのだった。
遠くからペパやアリアが治療をしていた部屋を見つめる老人が一人
左目に付けたモノクルを外して拭きながらつぶやく
「なんとかなりましたか。良き事良き事」
安堵の言葉と
「まったく坊ちゃんと来たら」
はあ・・・とため息を吐きながらそんな言葉を残して観察を続けるのだった。
呪文とか詠唱をガチで考えるか迷ってる今日この頃。
どうしましょうかね?
まあそれは置いといて。
次回
理由と師弟




