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内心と日常

この話し書ききれない

良い所で切れたと思う

今日はペパくんが来てから12年、そして私の誕生日。

後一月もすれば「学園国家」へ向かって学業や戦闘の訓練を学びに向かう。

当然ペパくんも一緒にだ。

少し寂しい様な気がするけどお父さんお母さんに手紙を書いて家の中に何枚か隠した。

私が帰ってくるまでに全部を見つけられるかな?

ペパくん今日は始めてお父さんから一本取れたって喜んでたなぁ。

・・・ペパくんは私の事をどう思っているのだろう。

ああ、駄目だ。

最近はその事を良く考えてしまう。

12年前のあの事件から意識しているのに、ペパくんはケロっとして居るんだからまったく。


いつもの日課である就寝前の日記を書き終えベットに入る。

明日もペパが大怪我をしないようにと、自分を意識して貰える様にと祈って眠るのだった。


「やあ、ペパ君。おはよう!今日も稽古をするかい?」

「おはようございます。はい、今日もお願いします。」

「ペパくん!おはよう!」

「アリア。おはよう。」

いつもの朝の会話、平和な一時を過ごしながら荷物の整理をする。

一月後には学園に入学する事になった。

と言っても試験を受けに行くのだけども。

あれから色々とあった。

文字の魔法をばあちゃんに教えて白目を向けられたり、ダインさんから一本取れたり。

魔物が畑を荒らしたりとそんな小さな事があったが元気に過ごしていると思う。

ダインさんやフォーリーさんが言うには特殊な魔法を使える時点で入学は確定するらしいが、こう自分の力で入学してるって感じがしなくて嫌だった。

だけど、アリアと一緒に入れるのならそれでも良いかな?って思える。


朝の稽古が始まってちょっとしてから村の村長さんが訪ねてきた。

「ペパ君は居るかのぉ」

「あれ村長さん。どうしたの?」

「いやのぉ、ペパ君に作ってもらった・・・なんと言ったかのぉ?こう水を組み上げる・・・」

「ああ、水車の事?」

「そうそれじゃ。ここの所、変な音がしてのぉ。少し見てくれんかのぉ?」

「稽古が終わったら見てみるよ」

「すまんのぉ」

少しして今度は雑貨屋のおじさんが来た。

「おう、ペパ坊。お前の使ってるあの羽ペンだがよ。もう少しうちに分けてくれねえか?そろそろ無くなりそうでよ」

「おじさん、あれの作り方は渡してるでしょ」

「そうなんだがよぉ。お前さんに貰う方が早くてついな」

「まったく、少しだけですからね?」

「恩に着るぜ!後でうちに寄ってくれ。適当に使えそうなもん見繕ってやるよ!」

「はーい」


「こう稽古をしながら普通に話しているのを見てると自分の腕が鈍ったと実感させられるよ」

「ダインさんが鈍ったんじゃなくて俺の方が慣れたんですよ。」

「そうだと・・・良いんだがな!」

ダンッと大きな踏み込みの音が聞こえる。

「うわ!?今本気で踏み込んだでしょ!?」

「はっはっは、たまには良いかと思って・・・な!」

「ちょ!?」

一撃目を躱した所に二撃目が振り下ろされる。

なんとか受けきった所で丁度お昼の鐘の音が鳴った。

「はっはっは!すまんな、一本取られたからね。」

「くっそぉ。」

「でも受けきってるんだから良いじゃないか。」

「こっちは短剣でしょ!」

「短剣で良く受け止めれるさね・・・。」

後ろを振り向くとセリアとタオルを持ったアリアが立っている。

「ペパくん、はい!これで汗を拭いてね」

「ありがと、アリア」

このやりとりも稽古を始めてからずっとしている物だった。

「お父さん!ペパくんが大怪我したらどうするの!」

「いや、あの。ペパ君なら大丈夫だと思ってな?ついやってしまったんだ。」

「ついじゃありません!」

「悪かった!この通りだ!許してくれアリアぁ。」

娘に弱いお父さんってこう言うんだなと思っているのは内緒だ。


フォーリーさんからご飯が出来たと声が聞こえたので家に戻るとお馬鹿冒険者の二人組が居た。

いや、お馬鹿じゃなくて夫婦になったんだった。

「あ、ジャスさんアルニーさん!お久しぶりです。」

「よお、ペパ。ダインさんのしごきか?」

「ペパ君は今でもダインさんに稽古をして貰ってるんですって?」

12年前の事件のきっかけを作ってしまった二人は結婚して子供を生んだ。

確か子供の名前はシャリル・ソルマンだったっけ。

今年で8歳くらいだったと思う。

そんな事を思い出していたらジャスさんが話し出す。

「あ、そうそう。一昨日が誕生日だったよねって。少し遅れたけどプレゼントですって」

「あー、受け取ってくれ。こいつが一生懸命どれが似合うか考えて買ったもんなんだ。」

「わ、ジャスさん!ありがとうございます!」

「白と青をコンセプトに考えてみたの!」

白色の可愛らしいワンピースに青色の花の刺繍が入っていて、その上に羽織る物が青色の薄い生地で素直に綺麗だなと思った。

「ここぞ!って時に着て落とすですって!」

「ちょ、ちょっと!ジャスさん!?」

「私が気がつかない訳ないですって!」

ジャスさんが良い笑顔でアリアはプシューって音が聞こえそうな程に赤面して俯いていた。


普通の日常を過ごしながら、ついに村を出る日が来のだった。

○○と○○ってタイトルは続けるか迷ってます。

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