勇者よ、ハーレムを引き連れてコッチにくんな!このクソ女ったらし!面倒いわ!
シリーズの一つにブックマークが付きました!有難うございます!
あ、これにも付いた!
少女は本日もツンデレである。
「うん、娘が今日もかわいい。」
「べっ別に嬉しくなんかないんだからなッッッ!行ってくるぞ!!!」
そして憂鬱でもある。
「あー…仮病するか。」
「やめて!おじいちゃん寂し死にしちゃう!」
そして本日も校長室では愉快コントが繰り広げられていた。
「と言ってもな祖父、あのクソ勇者が大群引き連れて毎休み時間攻めてくるんだぞ?勇者マジうぜえ。ぶち殺していいか?」
もう勇者死ねばいいのに。どうでも良い、速やかに死ねと思ってしまうほど彼女は気が立っていた。
「爺ちゃんです…最近孫が、ツンデレしないとです。」
「ッッッツンデレじゃねーよ!ウルッサイなぁクソじじい!」
赤面少女、再来。神よ、あざっす!
「つーか勇者なんとかしろよ!あいつのプライド授業ごとに増幅していってうぜえんだよ!今じゃ俺様属性入ってるぞ!?」
その、俺様属性っていう言葉はどこで知ったのだろうか。謎である。
ついでにツンデレもどこで知ったの?教えて欲しい。
それはさておき。
「この前なんか『子猫ちゃん、僕とデートはどうかな?(サラァ)』みたいなことしてきたぞあいつ。もう暗殺者雇っていいか?」
「魔王を逮捕してくれるんならのお。」
「よっしゃ魔王潰してくる!」
動機は薄くて浅い。
「ってまだ被害も出してねえ奴は逮捕できねーよドアホ!憲法と法律読み直せや屑!」
わけなかった。
少女は割と法律に素直な子だった。
本人曰く「え、法律破って得た一時の楽しさなんて後の不幸で潰れるから意味ねーじゃんバカなんじゃね?」らしい。言いよう酷いが正論ゆえに反論できない。
「チッ…それにしても、勇者か……伝説のクソジョブじゃの。ハーレム作るジョブなんじゃなやはり。
ん…待てよ?と言うことはもしかして孫に手を出してるのかあやつ?」
え、いやまで気づいてなかったの?
少女は戦慄した。
「よし、勇者潰してこようぞ。」
「待て、奴が犯罪を起こしてからにしろ。」
なんだこの会話。
作者は突っ込みどころが多すぎて戦慄した。
変態ストーカーが放課後にやってきた。ハーレム引き連れやってきた。
「ねえ、僕とお茶しないかい?」
キラキラ効果を出す勇者に睨みを効かせる後ろのハーレム要因。クソマジうぜえとはこのことである。
周りの男子はまた勇者かと皆睨んでいる。睨まれても動じない勇者は大物なのだろうか、はたまたバカなのだろうか。後者だと思う。
さて、話しかけられた本人、ツンデレ少女はというと。
この世界には存在しないはずのラノベを読んでいた。
作者唖然。そして勇者よ、何故その事実に気付かない。
なんか恋愛始めようぜ☆な展開を作るシーンのやつも昔のベタなネタだったからもしかしたら世間のラノベに疎いのかもしれない。
(クソッッッ窮地じゃねーかどうするんだ!?あ、やられる!?何、続きは次回!?)
そして心の底よりエンジョイしている少女。勇者なんて知ったこっちゃなかった。
そんな彼女に取りまきAが近付く。
「あら貴女、勇者様の願い出を無下にするのかしら?平民如きが。」
(あー、面白い。)
ポーカーフェイス。されど内心に笑いの渦が舞っていた。
「おい貴様!姫の言葉に答えろ!」
あれ、いつの間にか絡まれてる。少女はようやく気付くのだった。
そして結論にたどり着く。
ー面倒い、と。
「えーと勇者さんは守るべき女性方が多いようなので私など気にかけずそちらのお美しい姫君様達とお茶会をお開きになったらいかがですか。」
それは素晴らしい棒読みだった。
ちなみに訳すと、
「変態うぜえからそこらへんの奴らとさっさと退散しやがれこの屑が。」
である。
「いやいや僕はきm」
「では(永久に、または永続的に)さようなら。【空間跳躍】」
ガチでうぜえ。そう思った少女は逃げるが勝ちとテレポートした。
帰ると親父が門前に立っており、
「身を守るためにはオリハルコンのおたまだってミスリルのフライパンだって大事だ!」
と力説された。
その日から少女はおたまとフライパンを異空間に収納し、持ち歩くことにしたんだとさ。
「あー仮病してえ。」
「父さんは大歓迎だぞ!学校なんぞ休んじまえ!」
「ッッッべ、別にッッッッッ有難いなんて思ってないんだからなッッッ!」
「娘萌え。」
本日2度目の少女のツンデレに親父は人の源泉を解放し尾行を通じ紅き川を連ねた。
マジキモい、と言われたことはもう言わなくていいよね!
▼to continue?
▶︎Yes/No
「だから作者はそっちにカーソルを合わせるんじゃねぇぇぇぇえ!」
ネタの繰り返しは面白くないからお引き取りください。ごーほーむ。
「犬じゃねえし!てめーがやめれば済むだろ!」
気が変わったらね。ポチッとな。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
発狂ツンデレ少女の日常はまだこれからだ!
「よっしゃ終わるフラグ!」
え、フラグクラッシャー!
こうしてナレーターと会話をしながら日常を繰り広げる少女であった。
修正:段落分け