異世界から主婦がお手伝いします!
【プリンセスメーカー1】の娘は野性的。
【プリンセスメーカー5】の娘はお転婆。
そして
【プリンセスメーカー2】の娘は内気で優等生。
そんな2の娘のお話しです。
私の名前は宮本洋子。
一人息子も卒業就職と身の振り方が整い、子育てから解放され、やっとのんびり暮らせると思ってた所だ。
そんなある夜、寝てたはずの私は不思議な空間に招待されていた。
中世風の衣装を身に纏った立派な男女の方々と、小さな可愛い女の子が、私を迎えてくれた。
そこでお願いされたのだ。この可愛らしい少女の手助けをして欲しいと。
え? 手助け?
よくよく私の前にいる少女や貴人方を見て、ふと既視感を覚えた。
あれ? これって昔やってたゲームの人達じゃ‥‥
そう、ここは【プリンセスメーカー】のゲームの世界だった。
長々と説明するのもめんどくさいので、箇条書きで述べると、
1、ここは【プリンセスメーカー2】の世界
2、私の居た世界ではゲームだけど、ここは現実の異世界。そして神々の人間を測るための実験とも言える世界で、ゲームよろしく何度も繰り返し始まるらしい。
3、そして問題は、子育てする勇者の、あまりにも下手な育成で、悲惨な目に遭う娘が、もう限界らしいということ。(一応記憶は消してるらしいけど、どうも消しきれないとか)
4、他の1や5とかのタフな娘と違って、大人しく優等生な娘は耐え切れず、存在を消して欲しいと願ったという。かわいそう(泣)
5、神々は流石に哀れに思い、この実験を終わらせることにしたという。ただ、娘にお詫びの意味で、最後に一回楽しく過ごしてもらうため、私に手助けをさせようと呼んだらしい。
6、なぜなら、私は昔プリンセスメーカーで【女王エンド】の上、最高数値を叩き出す事ばかりやってたといのが評価されたらしい(汗)
7、そして一番肝心なのは、私はよくある死後転生ではなく、寝てる間だけ娘の手助けをするため娘の中に同居するということである。
いいでしょう、貴女を最高のエンディングに、この私がお手伝いさせて頂きましょう!!