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⑪狭い部屋の女

部屋が狭いよ。


本当に狭いよ。


貰い物が多い。


貰い物のために引っ越す。


そんなこと出来ない。


でも、厚意を断ることも出来ない。


そんな行為は、軽蔑の域だ。


足の踏み場があったのって、何日前だ。


ほんのちょっと前か。


少しバズったからって、こんなに知り合い増える?


かなり色んなものを貰った。


嬉しいものもあるけど、処分困り品もいっぱいある。


この世には、無理矢理買わせるセールスもいるし。


貰い物を断れていれば、この6畳で、もっと羽を伸ばせたのに。




外に出た。


気分転換だ。


狭さからの解放だ。


「すみません。ファンなんですけど、これどうぞ」


「ありがとうございます」


また、貰ってしまった。


中身を見る。


お米だ。


お米は、うれしい。


毎日、食べているから。

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