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正解の人生とは  作者: 牡丹
2/5

普通の基準

私は極々普通の家庭に生まれた。


父親はサラリーマン。

母親は専業主婦。

弟が一人。


この普通の中に違うものがあったと言えば

父親の親族、母親の親族の中で初めて生まれた女の子だった。

初めて姫が生まれたと家族はもちろん、親戚中が歓喜したと言う。


生まれてからずっと私は姫だった。


やりたいことは大体やれた。

ピアノがやりたいと言えば家にピアノが届き、ピアノの先生が教えに来てくれた。

絵を描きたいと言えば絵画教室に通わしてもらい、英語、習字、水泳、体操、全て希望は通った。


テレビで欲しいキャラクターの玩具CMが流れ

『欲しい』と言えば買って貰えた。


私にとっては、それが普通だった。


『欲しい』と言えば、その日の内か明日、遅くても数日後には手に入れられた。


私の中で普通の基準が出来た。




言えば手に入る。


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