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魔法が使えないエルフと最強魔法使いの冒険譚  作者: タライ
ドワーフ王国編
75/413

ふふん、やはりこうでなきゃ

「ついてくんなよ!」

「いいや、我は一度決めたことは曲げぬのだ。」

 うわぁ・・・・・めんどくせぇ・・・

「いいから・・あっち言ってくんない・・ほらあっちの方角なんてきっといいものがあるぞ~」

 俺はそういっててきとうな方向を指さす。

「そちらには、帝国しかないが」

 ・・・・・・・ほう・・そうなのか・・ってそうじゃなくて

「いいじゃないか、帝国ほら飛んで行けよ」

「特に行く価値を見出せないので、行く必要はない」

 ・・・・・あぁ、そう

 しかし・・いやだなぁ・・こんな奴が一緒だとは・・・・

「なんで男なんだよ・・・・ちくしょう・・」

「男か・・・ん?我の事か?」

「そうだよ。」

「我は雌だ。」

「へぇそうかよ・・・・ん?今なんて?」

 俺の聞き間違いじゃないよな・・・こいつ今雌って・・・・・

「じゃぁ・・なんで男の姿になってんだ?」

「見た目だけでも同性にしておけば、友情が生まれるかと」

 ・・・・・・・・・・生まれねぇよ

「・・・・・普通に性別に従った姿ならついてきてもいいぞ・・・」

「そうか。」

 俺がそういうと同時にドラゴンの体が光で覆われる・・・・・

 そして・・・出てくるのは・・・・

「赤髪ロングのお姉さん系・・・・だと」

 赤髪のロングに線の細い顔つきと体つき

 鋭い視線には爬虫類の独特の鋭さが残っていて、かなり・・・

「うん、ついてくることを許可する」

「ありがとうございます。」

 俺が美人になったドラドンにそう言い告げる・・・・ん~・・・・

「なぁ、お前名前ないの?」

 さすがにドラゴンと呼ぶわけにもいかないので・・・

「我に名はない」

 猫かな?

 ではなくて・・・名がないのか・・・・猫・・・・くそ・・・頭から離れん・・・・

「じゃぁ・・・名前を決めよう・・・タマなんてどう・・・あっ」

 しまった猫が頭から離れんから・・・・・つい・・猫っぽい名前を・・・・

「タマ・・・・・」

 ドラゴンは鋭い視線をさらに鋭くして俺を見る・・・・おっとこれは怒らせたな・・・こわっ・・

「それで」

「気に入ったんかい!じゃあなんだよその目は!」

「ん?うれしかったのだ。名など今までは必要なかったからな、こうして認めた相手からの名づけはなぜかうれしい」

 ・・・・・・その見た目でその言葉はずるい・・・だめだ、さっきまで男だったこともあって・・・ギャップが!

「・・・・・もうちょっと、いい名前つけたら?」

「なんだよ、セレス俺のなずけた名前に文句でも?」

「そうです。何か文句でも?」

 俺に被せてたドラゴンあらためタマがセレスを睨む

「うぅ・・その顔で睨まないで・・・」

 セレスはそう言いながら少し後ずさる

「見てるだけですが?」

 えぇ・・・・真顔かよ・・・・

「ややこしいのよ!なんでそんな怖い顔してんのよ!」

 セレスは逆切れしてタマに当たるので・・・・ここは俺が喧嘩を止めなければ・・

「セレス、人の体の事について言うのは失礼だぞ」

 そういう俺にタマとパハロウ以外の三人が・・・・お互い顔を見合わせて

「「「どの口でそれを言うの?」」」

「だまらっしゃい!いいか・・・よく聞け」

 皆が黙るので・・続けるか

「いいか、セレスの胸がでかすぎてムカつくとか・・・・」

「ん?」

 よし・・・黙ってるな・・続けよう・・・・

「チィエラの身長が小さすぎて周りをちょこまかされるのが鬱陶しいとか・・・・」

「ん?」

 ・・・・・・・・黙ってるな・・・つ・・・続けよう・・・

「ミニマムのお尻が大きいとか」

「ん?」

 ・・・・・・・・・・・・・つ、続けるぞ

「そんなことを思っても口にしないのが礼儀なんだぞ」

「へぇ・・・そうね」

「確かにカイトの言う通りっち」

「んふふ、カイトさん・・・・・」

 三人はそう言いながら俺に徐々に近づく・・・・・・

「カイト・・・覚悟で来た?」

 そう言って指を鳴らすセレス

「カイト~・・・・今夜は気を付けたほうがいいっち」

 そう言って魔法陣を発動するチィエラ・・・・

「カイトさん・・・・」

 プルプルと震えるミニマム・・・・

「ひどいですぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

 一瞬で踏み込んで懐に入るミニマムのストレートを顔面にくらう・・・・

「ひでぶっ!」

「カイト様!」

 吹っ飛ばされる俺を捕まえるタマ

「すごい、もう傷が」

「あぁ・・・・うん、まぁこれくらいは」

 一番恐ろしいのは・・・・・

「カイト・・・・棺桶の準備することをお勧めするわ」

「あぁ!かかって来いよ!ミニマム以外は容赦しねぇぞ!」

「なんでミニマムは容赦するのよ!」

「本物の乙女だからだよ!」

「また言ったわ!つまりは偽物がいるってことでしょ!チィエラ捕まえて!あたしが顔面を殴りに殴って殴りまくる!」

「了解っち!」

 俺を捕まえようとするチィエラの土の魔法を無力化しながら俺はワープの魔法を発動して

「んじゃ、お前ら置いてくな」

「こら待て!話はまだついてないぞ!」

「待つっち!こっちにくるっち!今日という今日は絶対に襲うっち」

 ・・・・・・・・違う意味で危険を感じた・・・・主に貞操観念的な奴で・・・・

「分かった。パハロウあとよろしく、マリオネット」

 俺は行きでしたように二人をマリオネットでとらえてパハロウに結ぶ

「分かりました。」

 パハロウはそう言って二人を連れて一気に上昇する

「お城に帰ったら覚えてなさいよ!」

 かすかに聞こえるセレスの声に俺はビビることなくお城へとワープした。


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