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魔法が使えないエルフと最強魔法使いの冒険譚  作者: タライ
トント王国編
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新しい魔法だぜ!ベイベー!!

 赤魔法と白魔法の掛け合わせて、紅魔法を作成。

 赤魔法で認知能力を強化して、白魔法で自分の仮想魔力を自身の体の中で召喚……その仮想魔力に対する認知能力を赤魔法で重ね掛けして……もう一度白魔法、赤、白、赤、白と無限に重ね掛けを続けることで自分の魔力の質をより綿密に理解させる。

 そうすることで、無機物に付着して俺の元から離れた魔力すらも感知できるようにする。

 無機物に付着した俺の魔力もまたきっといつも同じ性質でとどまっているということはないだろう、だからこその無限の重ね掛け、絶えず無限指数の変化を体の中にで覚えさせる。

 そうすることで……たとえ俺の体から離れた性質の異なる魔力だとしても感じ取れるようになる。

 そして先ほど俺の魔力を付着兼込めたタオルに意識を向ける。

 ……。

 …………。

 …………っ!?

 感知出来た!!


「よし!よっしゃ!出来たぞ!この世界に新しい魔法を生み出してやったぜ!ふっふー!感知魔法の世界は今変わった!」


 俺は喜んだ!

 そりゃあもう盛大に喜んだ!

 あまりの喜びぶりにセレスが怪訝な顔でこちらを見てるのも許せてしまうほどに今の俺は興奮している!

 あぁ、そうだ……これで犯人を確保出来るぜ!


「よしセレス!早速犯人を捕まえに行くぞ!」

「カイト」

「ほらセレス!はやくしろ!時間が経ちすぎると見つかるかどうか分からない、まだ出来立ての魔法だ。この魔法が何処までやれるのかは俺も知らない」

「カイト」

「なんだよ!ほら早く宿を出る準備を!」

「今、朝だけど……」

「……」

「……」


 夜が……明けていた。



 

 おはよう世界。

 さよならお金。

 まぁ、お金自体は少しハラハーラ平原に行けば取り戻せるくらいの額ではあるのだが、なによりもセレスが狙われたという事実があまりにも気に食わない。

 何が何でも犯人に罰を下してやりたい。

 しかし……夜は明けて、朝が来て……そして太陽は空を登り切っている。

 だが!だがだよ!せっかく魔法を開発したのに一度も使わずにお払い箱にするのももったいない、もちろんこの先も使える機会はきっとあるのだろうが、そんなことよりも俺はこの魔法を使って犯人を捕まえて言ってやりたいことがあるんだ!


「っへ!やっぱり俺から逃げ切ることは不可能だったなブゥアーカ!!」

「ちょっとカイトやめてよ急に叫んだりしないで、夜通し作業してたからやっぱりどこかおかしくなったの?」

「失礼な!俺はお前ほどおかしくない!」

「誰がおかしいですって!」


 ガミガミ怒るセレスを尻目に俺はとにかく魔法の発動に集中する。

 とにかく探すのだ……。

 

 俺達は宿を出てからそのまま貧民街を当てもなく歩き回っている。

 そして俺の魔法も今朝からずっと発動しっぱなしだ。

 そこから少しこの魔法について分かったこともある。

 俺の魔力であればじわじわとだが探索範囲を広げることが出来る。

 これも魔力無限の成せる技なのだろう。

 そもそもがこの魔法の発動に必要な無限数の重ね掛けは普通の魔法使いなら無理だし。

 いつかこの魔法の簡易番でも作ってみたいななどという蛇足じみた思考も入ったりするが、いかんいかん集中だ。

 自分の魔力を探せ~。

 探索範囲の話しに戻るふが、大体一時間に付き半径3キロは探索範囲が増えている。

 ゆえに7時から12時までの5時間で現在は半径15キロを探索出来ていることになるが……まぁうん。

 財布がみつからねぇ。

 直径30キロで探してるのに見つからないってなに!?

 どんだけ遠くに行ったんだ俺の財布!

 まぁ確かに夜の内に奪って馬車とかで逃げてれば、隣の貧民街くらいには逃げ込めるだろうが……それにしたって見つからなさすぎだ。

 やはり一度酒場のほうに行ってみるか?

 その方が見つかる確率も上がる……上がるよね?

 

 俺がこんな事を考えていると、後ろから聞こえていたセレスの歩く音が消えて何事かと振り向く。


「カイト~、もう帰ろうよ~」

「はぁ?何言ってんだセレス、タダで引き下がる訳にはいかねぇだろ、っていうかそもそもお金はセレスが失くしたんだから今は文句を言わずに付き合え!!」

「だって、つ~か~れ~た~!」


 セレスがその場で地団太を踏んで文句から我儘に進化した文言を発する。

 俺はそんなセレスに飽きれの目を向けて、再び歩き出そうとすると……。


「カイト~!もうお昼だよ~!」

「だからなんだよ」

「おーなかーすいたー!!」


 こいつ……地面に寝転がって我儘言い始めやがった……。

 さっきまで俺に大きな声を出すなとかほざいていたヤツがだ。

 数分の前のお前に今のお前を見せてやりたいよ。

 

 俺はセレスを無視して、そのまま歩きだす。

 すると後ろの声が止んで、走る音に切り替わる。

 地面を蹴る音の主はそのまま俺の横を通り過ぎると、俺の目前で止まって再び寝転ぶ。

 曰くお腹が空いたと、曰くおへそと背中がくっつきそうだよと……。

 仕方ないので俺は、これ見よがしに隣にある食事処に視線を配り、アホに視線を戻す。

 するとアホはこれ以上ないくらいにキラキラとした目をしてから二パァっと笑顔になる。

 俺はその食事処に足を向けて歩を進める。

 アホもそのあとについて来て、俺が店の扉に手をかけようとしたその時……俺は進行していた方向に足を向けて地面を蹴り出した。

 ぎょっとするアホだったが、背後から地面を蹴る音が聞こえ始めたので追いかけてきてはいるようだ。

 俺はそのまま走り、走り、走り、走った。

 そして酒場付近までたどり着いてから立ち止まると……。


「はぁ、はぁ、はぁぁぁあ」


 ドデカイ呼吸音というかもはや過呼吸気味のアホことセレスが今度は地面に突っ伏していた。


「あんた、はぁ、なんで、はぁ……なんで」

「一旦息を整えながらの方がいいぞ、今のままだとお茶の間には聞かせることの出来ないくらいには魅惑的な息使いになっているから」


 セレスが何か反論のあるような視線を向けてくるが、息を整えるのを先にする。

 しばらくしてセレスの息が整って……。


「こんのクソ男!私を街中走り回らせやがって!!」

「おっとお口が乱暴になっていましてよ、お嬢様」

「っ……」


 俺がお嬢様と茶らけて言うと、セレスが息を飲んで下を向く。


「どうした?」

「……お嬢様って呼ばないで」

「おっ、おうそうか……なんか気に障ったのかすまなかった」


 いつもと違うセレスの様子に俺もドギマギとして思わず謝ってしまう。

 一体なんだろう……俺はセレスの過去を知らない。

 まぁわざわざ聞くことでもないからこの先もきっと俺はセレス過去を知りえることはないのだろうが……しかし気になるか、ならないか、と聞かれるともちろん気になるっちゃ気になるが……。

 俺は自分の過去を思い出して、そっと目を閉じる。

 過去なんて人に話すもんじゃないよな。


「まぁ酒場まで来たし、昼飯にでも……」

「やった!昼飯だ!ん?カイトどうしたの?」


 やっとの昼飯にセレスが喜んだのも束の間……時間は12時から1時になったのだろう。

 俺の感知範囲が更に3キロ更新されて……ついに財布の反応を感知する。

 俺は感知した方向に視線を向けて……。


「ハラハーラ平原の更に向こう側?」

「見つけたのね」

「あぁ、いくぞ!」


 俺とセレスは財布の元へと向かっていた。


作者「最近な、腰が痛いんだ。」

カイト「ふーん、そうなの。原因とか分かるの?」

作者「それがな、最近やり過ぎてな。」

カイト「やりすぎってやっぱり、あれの事か?」

作者「そうなんだよ。最近やり過ぎてな、もうほんとに腰が」

セレス「あああ、あんた達!一体何の話してるのよ!」

作者・カイト「筋トレのダンベルの話だけど。」

セレス「ふぇ?」

作者「ダンベルもってスクワットしてるからよ、筋肉痛がひどいんだよ。」

カイト「分かる。俺もチャレンジしようと思ったけど、結局諦めた。」

セレス「はぁ、そう。まぁふしだらな話じゃなければなんでもいいわ。あっ、みんな、読んでくれてありがとう、いいって思ったよね?じゃあ、感想、評価、レビュー、ブックマークなどよろしくお願いね」

作者「ふしだらな話ですってカイトさん」

カイト「いいんだよ、セレスはエロイことしか考えてない、エロイエルフ、略してエロフなんだから。」

エロフ「誰がエロフよ!ってこの名前の変更には悪意を感じるよ!この馬鹿作者あああ!」

作者「ひいいいい、みんなまた明日!」

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