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魔法が使えないエルフと最強魔法使いの冒険譚  作者: タライ
トント王国編
35/413

面倒くさいのは嫌いだ

「どうも、こんにちは。」

 俺は目の前で・・・俺の魔法マリオネットで動けなくなっている魔王軍の者達を見る・・・・

「ど、どうも~自由にしてくれないかしら?」

 ・・・・・・・

 俺は二人のうち特に見覚えのあるハーピーを見る。

「んん~、相変わらず・・・エロい服だなぁ~」

「なっ!どこを見てる!この人間め!」

 ハーピーは隠そうにも隠せず、ただ頬を赤らめる

 着ている服はあれだが・・案外純粋なのかもしれない・・

「ところで、君たち名前は?」

「ハッ!誰が教えるものか!」

「・・・・・・・・・・・・」

 まぁそうだよな~、一応立場上・・・敵?なのだろうし・・・

 それにしても、もう一人の子は何をそんなに顔を青くしているのだろうか・・・

 ん~、そういえば~

「確か・・・エロ服さんの名前は~ヴァーミヤンだっけか?」

「私の名前はヴァミーヤだ!あっしまった・・・」

 自分で言っちゃったよ・・・・

 もしかしたらアホなのか?

 いや~、一応・・・・鳥だしな~

 案外鳥頭かもしれない・・・

「そ・・そうかヴァミーヤか・・よろしくな」

「あっ、これはどうもご丁寧に・・・って何を言わせやがる!」

 ・・・こいつ・・面白いやつだな~

 まさかのノリツッコミだよ・・・

 んで・・

「それで、君は?」

 俺はもう一人の子に話しかける

 見た目はヴァミーヤよりも人間っぽいが・・・背中に生えるおっきな黒い羽と・・・

 なんというか・・・天使の輪っかが・・どす黒いしているから・・・

「もしかして・・・堕天使・・とか?」

「!?」

 あっ、図星か・・

 俺が堕天使という単語を口にした瞬間あからさまに驚く堕天使の子・・・・

 ん~にしても魔王もいい趣味してるな~

 どっちもかなりの美人だし・・いいもの持ってる・・

 俺がまじまじと二人を見ていると・・

「ねぇ、見てあれ、魔物に欲情した目を向けてるわ・・・」

「そうにゃ・・魔物に・・って一人はなんだか曖昧じゃにゃい?」

「そんなことよりっち!カイト様の大きな一物を私の中に!」

 俺は後ろでこそこそ・・・一人は大声だが・・

 まぁ、なんか言っている・・変人の仲間達のほうを向き

「やかましいぞ、第一欲情なんてしてねーよ、それは・・もう・・これっぽっちも・・」

 まぁ・・俺も男だ・・・・目の前にこんな・・女の子の大事なとこ以外隠していないような服装の子がいたら・・・まぁ

 男の子の諸君は言うまでもないな?

 女の子の諸君も・・・まぁ察してくれ・・・

「今、他人に理解を求めてたでしょ?」

「ひ、人の心を読むなよ!」

「やっぱりだわ!この変態!」

「・・・私以外の女で・・・最低にゃ・・止めるにゃ」

「何を!?おい!手をわしわししながら!こっちに来るな!」

「変態でいいっち!カイト様あたちならいくらでも!どんな辱めにも!耐えられるっちから!あたちと!へへへへへへへ」

「オイ!近づくな!やめろ!せっかく着たズボンを下ろそうとするな!」

 仲間達に色々いたずらされたり・・・・息の根を止められそうになったり・・ 

 そんな俺の姿をみて・・・・

「気の毒な人間だな・・」

 まさか・・敵側のやつに同情されるとは・・・・


「それで、君の名前は?」

「・・・・・・・・・・・」

 俺の顔を見てより顔を青くする・・

 もしかしてこいつ・・・

「人見知りってことか?」

 顔をぶんぶんと縦に振る・・・・

 なるほど・・・

 アホなハーピーと人見知りな堕天使・・・・あれ?こいつらもさてはかなり変人では?

「そ・・そうか、まぁ人見知りは・・その・・辛いよな。気持ちわかるよ」

「!?」

 ん?同情されたのに驚いたのか?

 まぁ気持ちがわかるというのも本当だしな・・・

 何故かって?ふふ

 俺だってまだ18歳で学生・・だったのだ。好きな人の一人や二人もできるし、ほかの人との普段の会話だってある。

 その時俺は必ずと言っていいほど・・・「あっその、あっいえ」みたいに、あっ、と言ってしまうくらいには人見知りだし、初めての人と普通に話すのなんて無理だ・・・・まぁ普通の人だったらな・・・

 罵り合いなら普通に話せるのだがなぁ

 このタイプは・・・なんというか違うな~

「まぁ、いいや。とりあえずダテンちゃんって呼ぶよ」

 俺がそういうと・・・

 ダテンちゃんは空中に文字を書き始める・・・・ん!?

 空中に文字!?すげぇ!いいなその魔法!

 俺は書かれた文字を読んでいく・・・

「ルクルッタ?」

 こちらの世界の文字でそう書かれた空中の文字を俺が読むと

 ダテンちゃん改めルクルッタは嬉しそうにぶんぶんと頭を縦に振る

「そ、そうか、よろしくなルクルッタ。」

 何だが・・・・もしかして天然入ってない?

 あっさりと敵に名前を教えているし・・・

「ちょっと!何をやっているんの!ルクルッタ!敵に名前を教えるなんて!もしこれで私たちが魔王軍幹部だなんてしれたら・・・・あっ」

「もう、お前あれだろ・・・わざとやってるだろ。」

「そんなわけあるか!」

 そうかそうか、こいつらは魔王軍の幹部だったのか・・・・

「って!?魔王軍の幹部!」

 後ろにいるセレスたちを見ると・・・俺と同じように動揺している・・・

 それもそうだよな・・・魔王軍の幹部となると・・・賞金首がかけれたものが多い

 魔物中の魔物だからな・・・・しかし・・・

「幹部の割には・・・そんなに強くないのな」

 俺が二人に向かって言い放つと・・・

「あんたの力が規格外なのよ!この魔力化け物が!くっそなんでこの魔力の紐千切れないんだ!」

「まぁ、俺のありったけの魔力を注いだしなぁ、簡単には千切れないよ・・」

 俺は目の前でもがくヴァミーヤを見ながら・・・・

「よし、逃がしてやる」

「「「「「えっ!?」」」」」

 俺以外の全員が驚きの声を上げた・・・


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