そこだけには当たってほしくなかった!
「全部で4万8000ゼニーになります」
「はい、どうも」
4万8000ゼニー、もともと持っていたものも含めれば……6万ゼニー超えてくるな。
まぁそこそこかな。
ギルドに来て換金をする。
セレスは入り口前で俺が換金するまで待ってもらう。
手に入れた金を懐にしまい。
ギルドを出ようと出口へ向かうと。
「やめてください!」
ギルドの扉の前でセレスが柄の悪そうな男たちに絡まれていた
「おいおい~エルフの嬢ちゃんや~、いいじゃなねぇか」
「俺らと一夜、一緒にいてくれるだけでいいんだよ」
「へへへ何もしねーよ、でももしかしたら何かの間違えが起きてしまうかもしれないな~」
男たちは嫌がるセレスを無理やり連れて行こうとしており、俺はそんなセレスのことを……。
ただ座って見つめる。
「助けなさいよ」
俺がただ黙ってみていることがすぐにばれて、若干切れ気味のセレスにそういわれた。
「はいはい……」
俺は仕方なく立ち上がると……。
「オイーオマエラーナニヲヤッテルンダァー」
「ん?なんだ、このガキ!」
「俺ら冒険者様に何か口答えでもするつもりか~」
「おいおい、こいつに世の中の仕組みを教えてあげたほうがいいなぁ~」
男達どうやら冒険者だったみたいで、この横暴を周りの冒険者達が止めようとしないのが、この下民街の冒険者ギルドでのこいつらのランクを示しているようだった。
少なくともこの冒険者ギルドでも上のランク冒険者だな……。
さて、どうしたものかな。
「緑魔法ビエント」
俺はビエントで風壁を2つ作って……その一つの風壁を圧縮。
圧縮、圧縮さらに圧縮して……棒のような形にする。
いうならば、ウィンドスティックとでもいおうか。
ウィンドシールドとウィンドスティックで傍から見たら少し風で髪が揺れているという点以外は、何も持っていないように見えるだろう。
風の棒でチンピラ冒険者の一人をぶったたく。
「いっ!?あぁああああいでぇえええええ」
風の棒はチンピラ冒険者で一番俺に近かったやつの腕に当たり、そいつが床に転がって悶絶する。
それもそのはず、ウィンドにはそもそも人を吹き飛ばすほどの魔法だ。
その魔法の風を圧縮した棒で叩く。
叩かれたやつは、叩かれた部分が破裂でもしたのかというほどに様々な方向に痛みが広がったはず。
そんな悶絶する仲間の様子を見てほかのチンピラ冒険者達は指さしながら笑う。
「何やってんだよ~」
「おいおい、演技派かおめ~うまいな~どれ俺が一発!いっでー!?なんだこれ見えない壁でもあるのか!?」
あるよ~風のバリアがね~。
チンピラ冒険者がウィンドシールドに引っかかっている間に俺は別の魔法を準備する。
セレスにジェスチャーで目を瞑ってと伝えながら。
セレスがコクリとうなづいてから目を閉じたのを確認して……。
「バカ野郎!俺が!」
チンピラ冒険者のリーダー格風の男が前に出てきた瞬間。
「白魔法フラッシュライト!!」
俺が魔法を放つとあたり一帯が光に包まれる
絡んできた三人だけではなくほかの人も巻き込んでしまったが許してくれ
フラッシュライトでは本来はその名の通りフラッシュライトのごとく一瞬だけものすごい光を放つだけの魔法なのだが、俺がやると一瞬ではなく、一定時間になる。
これも莫大にある魔力のおかげだ。
もちろん、これも込める魔力を変えれば本来の効果で発動はできる
初級の魔法の威力を底上げできたことに少しうずうずとしながらも次の魔法の発動を準備する。
続いて俺はなるべく小声で
「黒魔法サングラス」
その名の通りの魔法、しかしこれは俺が独自に作りだした魔法だ。
作ろうと思えば独自の魔法を作れてしまう。
まぁ、普通の魔法使いに会ったことないので、俺のこの新たな魔法を作るという点に関して普通かどうかわからんが、しかし俺は作れる
これは、以前に俺一人で旅してる時、フラッシュライト使ってしばらく目が開けなかったために対抗魔法として作った。
そして、サングラスを発動しながら俺はセレスを見つけて、つかんでいるチンピラ冒険者の手に思い切りウィンドスティックで殴打。
イダァ!!!っという声が聞こえたがすぐさまセレスの手を取って、目をつむっているセレスにも同じ魔法を使ってやる。
耳元で目を開けてもいいぞっとセレスにいってから……。
「帰るか」
「うん」
セレスは俺の服をぎゅっとつかんで、俺たちはその場を後にした。
その日冒険者ギルドではしばらく光が止まないことが話題になったらしい。
俺達のいつも住んでいるおんぼろ宿こと「ヒガエリデスカ」にいつもの部屋でと宿屋の店主に3万ゼニーを渡すと……。
「おい!準備だ!今すぐに部屋の準備をしろ!神様がかえってきたぞ!!」
「はい!」
神様って……。
この宿屋での二人部屋で一人当たりの宿泊料金が500ゼニーだと、以前セレスが言ってたので……。
セレスと俺合わせて一日1000ゼニー、3万ゼニーをあらかじめ渡せば一月はここに住めるのだ。
宿屋の店主としては利用客も少ないため、こうして俺みたいに一月分を一度に渡してくれる宿泊客はもう太客も太客……願ってもない神様なのだと。
まぁ、セレスの話だと……そもそも宿泊料金すら払わずに勝手に裏手の馬小屋に寝てるやつもいれば、値切ってくるやつもいるため……正規料金で払うだけでも感謝されるのだとか。
昨日と同じ部屋に通してもらい、いつものようにシャワーやら風呂やらを済ませたあと……。
「今日は一緒に寝て……」
「なんて?」
「いいから!その……一緒に寝てよ」
セレスがネグリジェの姿で俺にそんなことを言ってきた。
俺は少し考えるそぶりを見せてから……。
「一体何が狙いだ?慰謝料か?慰謝料なら今度稼いできてやるから勘弁してくれ」
「ちっがうわよ!この大馬鹿!!今日はちょっと怖い思いをしたから……その……一人で寝れるかわからないの……」
「ガキかよ」
「えーそうよ!私はガキよ!あんなことで怖くて眠れなくなるガキなのよ!」
ガキって……俺はセレスの顔を見たのち視線を下に向けて……。
視線を感じたセレスが自分の体を守るようにバッと抱きしめる。
「バ、バカ!違うわよ!そういう意味じゃないからね!もう最低!あんたもそんなことしか考えてないの!信じられない!」
「うるせぇ!なら俺が勘違いする余地のないくらいにちゃんと説明しろよ!今日は怖い思いをしたからあなたので忘れさせて、とか!」
俺がそういうとセレスはプイっと俺に背を向けてベッドに横たわる。
「もういいわ!一人で寝る!あの男たちより質が悪いわ!あんた!バーカバーカ!」
「そっちが誘っておいてなんだその言い草は!このエロフめ」
「エロフじゃない!!」
俺がそう罵倒すると、セレスも背中越しに負けじと文句を飛ばしてくる。
俺はセレスの背中をみて、ネグリジェに浮くパンツと月夜の明かりで若干透けて見えるその色を楽しむ。
「ほうほう~そんなに派手な勝負下着らしきものを身に着けておいてな~」
俺がそういった瞬間セレスが怒りに満ちた顔をこちらにむけながら……。
「嬲り殺す」
目がマジになったセレスがベッドから立ち上がってこちらに向かってくる。
おぉ、こわっ……。
さすがに恐怖が勝ってしまった俺はセレスに素直に頭を下げる。
「悪かったよ、冗談だからさ。一緒に寝て欲しいなら背中合わせってのはどう?」
セレスは胡散臭いものを見る目をして……。
「そう言って私を犯す気?」
おっと完全に信用を失ったようだな。
「犯すってお前な、そんなことしないよ。俺がそんなことをするように見えるか?」
「見える」
……。
「んだとこらあああああああ!!!このくされビッチが!誘ってんのそっちだろうが!それにこっちはすでにお前の裸を見てんだぞ!!」
「誰がビッチよ!それに誘ってないわよ!かわいい服を身に着けてるだけなのに!勝手に興奮してるのはそっちでしょ!!」
この野郎!!言い切りやがった!
畜生何が一緒に寝てほしいだ、男心弄びやがって!!
「ふん!やっぱやめだお前ひとりで……」
俺が言い切る前に、気づいてしまった。
「お前、震えてるじゃねぇか」
「……」
俺はセレスの手を掴む、つかまれたセレスがあっと声を出すが構わずその手を握る。
冷たいセレスの手は置かんとはまた違う……そう不安だ。
不安がセレスの手から溢れているようだった。
俺はセレスの顔を見て、頭をかく。
「はぁしょうがねーな……」
「えっ?」
「一緒に寝るよ……ただし背中合わせでどうだ?」
「うん!カイトの手……暖かい、ねっこのまま手をつないだままで……寝よ?」
上目使いでセレスが俺にそんなことを言ってくる。
なんだこの恋愛小説のような流れは!
最高じゃないか!!
だが落ち着け俺!
絶対に下心を出してはいけない。
もしも下心を出せばきっとセレスはそれを察知してすぐさまこの甘々な雰囲気は崩れ去って俺はいつものようにソファーで寝ることになるだろう。
くそう、二人部屋なのになんでベッドは一つなんだよ……。
まぁ、そのベッドがキングサイズくらいのものだから本来はここに二人で寝るためなのだろう。
背中合わせで寝る俺ら……。
すぐ後ろからセレスの体温を感じてなかなか眠れない。
すると……突然後ろでごそごそと動く音が聞こえて、俺の首元に息がかかる。
「お、おい……背中合わせで寝るんじゃなかったか?」
「手……つなぎにくいから私だけはいいのよ」
「なんだよそれ」
セレスがそういってから……数分経過した。
「カイトもこっち向いちゃえば?」
「はぁ?」
「いいじゃない、カイトは何もしないでしょ?」
っく!
畜生なんて信頼だ!
こんな空気で、そんなことはない俺はやるときはやる男だ!とは言えない!!
「ま、まぁな」
「なら大丈夫じゃない」
魔性の女だ!
魔性の女すぎる!
そもそも俺はこのセレスのことをあまりにも知らなすぎる!
俺が知ってるセレスはただのわがままな娘で体つきがよくて、いい匂いで……うん身体的特徴がメインで俺のことながら非常に最低な感想だが……だが!
それくらいセレスの身体的特徴が男を魅了するのに十分であるという事実がそこにある。
そんな……そんなセレスが……今背後にいる。
先日の魔力抹消病による気絶の時とは違い裸ではない、そんなことは十二分に理解している。
理解しているが!!
後ろにはきっと無防備な姿のセレスがいるだろう、ネグリジェなんて防御力ゼロでしかもセレスのネグリジェは谷間が見えるのだ。
そのわがままボディーの代名詞ともいえる巨乳があらんかぎりに見えるのだ。
隠されていることによるエロティックとは……全裸のそれを軽く凌駕する!
果たして……俺は……俺は……。
我慢できるのか?
「カイト?」
俺は息を荒げないように深呼吸をしていったん落ち着く……。
それからできる限り、俺の本意ではないみたいな感じで声を出す。
「んぁ?わかったよ」
そう、俺の本意ではない……セレスから言ってきたのだから……俺の本意ではないのだ。
しかたなく俺は背後を向いて……。
セレスと目が合う。
今日も何度か目は合っていたが、それとはまた違う。
いがみ合うことによる視線の交差ではなく……セレスのそのまなざしには俺への信用と甘えが見て取れた。
俺はその目を見た瞬間……暴走していた気持ちが一気に冷めて、本当の意味で落ち着きを取り戻す。
俺はセレスの目を見て、ただ一言。
「寝るか」
「うん」
そのまま俺達は眠りにつき、俺よりも先にセレスが寝息を立て始める。
俺はそんなセレスの息で膨らむ肺によって揺れる巨乳を少しだけ見て……同じように寝息を立て始めた。
うん、これも俺の特権といっていいのかな?
素晴らしい景色だった。
最高の景色だった。
しかもものすごくいい香りがする。
何度も言おう……最高だ。
この様子を傍から見られたときに変態だといわれても、俺はこれを堪能する。
どんな香りだ?と聞いてくる同志がいたなら、イチゴとかの甘い香りだと答えてやろう。
この世界に来ておそらくは一番居心地のよい寝入りだろう。
握られたままの手から震えがなくなり、セレスも安心した結果寝入ったのがわかる。
ここまで信用されているというのは男冥利に尽きる。
心身ともに俺の中に謎の自信が溢れてきて
そして俺は何を思ったのか……握られていないほうの手をセレスの背中そして……そのままおしりを触ろうとして……。
「暑苦しい!」
「イデッ!?」
蹴とばされた俺はそのままベッドから滑り落ちて、チンピラ冒険者と同じように……しかし痛み現況は腕などではなくさらにした腰あたりの股間部分である。
俺の息子に思っていなかった寝相をもらってしまった。
「イッ!!」
遅効性の鈍痛が俺の全身の毛穴を逆立たせて、しばらく床で悶絶する。
痛みが治まったのちに。
この野郎!!と心で叫んで立ち上がるが……。
セレスは完全に寝ており。
そのあまりにもきれいで幸せそうな寝顔を見て……俺は仕方なくいつものようにボロボロのソファで寝ることにした。
そして俺は今度一緒に寝ようとどんなにかわいく言われても絶対に嫌だと答えることを心に誓った。
作者「うーむ」
カイト「どした?マホウタンに関することか?」
作者「うーむ、どうしても、ネルギガンテが倒せん」
カイト「MHWじゃねーか!ふざけんな!この場で悩むならせめて、マホウタンの事で悩めよ!」
作者「でもな、あいつ、強いんだよ!」
カイト「……お前に実力がないだけじゃない?」
作者「なにを言う、モンハン歴4日の俺に向かって」
カイト「ガチガチの初心者じゃねーか!マルチで行けよ!」
作者「いや、ここまでやられて引き下がれますか、漢であるかもしれない俺は意地でも一人でやって見せる!」
カイト「その覚悟とやる気を、もう少し作品に向けてみては?」
作者「大丈夫、こっちのほうにもちゃんと覚悟とやる気と、俺の使える限りの妄想を詰め込むから」
カイト「あっはい、皆さん、読んでくれてありがとな!」
作者「いいなって、思ったら。感想、評価、レビュー、ブックマークなどよろしくお願いします!」
セレス「やっと、私のセリフだ。またねみんな~!」
2026/1/28 修正
もはや別作品を作っているレベルの修正で眠気が……もう少し頑張ります。
せめてトント王国編あたりは完全に修正を終わらせなければ……。




