王城から逃げよ
全裸のロリっ娘が、俺の背後にいる、その場の全員が視界をそのロリっ娘に迎えて、沈黙する。
「えーっと……、君誰?」
俺は、髪の毛で恥部のみが隠された状態のロリっ娘に問いかける。ロリっ娘は、首をかしげて、人差し指を自身に向ける。
言葉が分からないのだろうか?
裸ということは、きっと俺らと一緒にジャンプで跳んだのだろうが……、もし言葉が分からなくて喋れないとなれば、さっきまで黙っていたのもうなずける。
俺は、このロリっ娘に同情の視線を向けて、無理しないでと言おうと口を開いた時……。
「あたちは、チィエラだっち! よろしくだっち、あたちを助けけてくれたご主人様!」
「喋れるんかい! って? ご主人様!?」
「そうだっち! ご主人様だっち!」
「えーっと……、まぁ悪い気はしないな?」
よく見ると、チィエラと名乗ったロリっ娘の容姿整っていて、一目で美人と分かる分かる。そして、よく見なくても分かる例のブツが胸にある。それは……そう、まさに巨大の一言に尽きる。
セレスといい勝負しそうだ、えっ?何がって?もちろん胸に決まってるだろうが。
「ねぇ、あの男、小さい女の子の胸を凝視してるわよ、。最低ね」
「にゃ、まさかとは思ってたけどにゃ、カイトはやっぱりロリコンなんだにゃ、今後一生教会の兄妹達に近づかないで欲しいにゃ、この変態」
「誰が、ロリコンだと! このヤンデレキャットピープルが!」
「誰が、ニャンデレだにゃ!」
仲間達が背後でこそこそと文句を言い続けるのを無視する。
「リリシャ様、その……リリシャにも何か着るものを……」
「もちろんいいですわ、ささリリシャさん、こちらに」
リリシャ様がチィエラを着替えに連れてい行こうとするが、リリシャが俺から離れたがらず、仕方ないので、俺の背後で着替えることに、絹がこすれる音が、間近で聞こえて、何故か緊張する……。
緊張している俺の顔を見た、セレスとアリがまたこそこそと何かを言い始めたが、これも無視だ。
しばらく待つと、背後からリリシャ様が澄んだ声で、出来ましたよといったので、振り向いてリリシャを見てみると。
そこには、リリシャ姫のドレスを身に着けたチィエラがいた。
チィエラは、とても着慣れた感じで俺の元までトテトテと歩いてくる。
「似合ってるっち?」
「えーっと、まぁ、うん似合っていると思うぞ」
「ありがとうご主人様! でも……」
チィエラは、ひまわりのような笑顔を見せたかと思うと、すぐに視線をドレスの胸部分に向ける。
「なんだか、胸のあたりがすごく苦しいんだっち」
「なっ!」
「にゃっ!」
リリシャ様とアリが、ぎゅうぎゅうになったチィエラの胸もとを見る。
ドレスは確かに着れたが……、ぎちぎちと音を立てて、今にも破けそうなチィエラの胸もとを見て、絶望する二人の人物……。
俺は、その人物達を交互に見てから。
「ドンマイ」
「にゃああああ」
俺が、慰めの言葉をかけたというのに、アリは怒って、俺に襲い掛かってきやがった。
「ちょっ、何しやがる!」
俺が、マリオネットで払いのけようと思ったその時。
「ご主人様に何をするんだっち!」
チィエラが、襲い掛かってくるアリに向かって、右手を伸ばす。すると、その手が土気色に光、俺の周りに土の手を作り出す。
「三色混合魔法! スエルアーム!」
チィエラが作り出した土の手は、暴れる猫をあっという間に捕獲する。
「放すにゃぁあああ!」
「うお……こっわ」
俺の世界なら、すぐにお灸をすえられるな。
暴れ猫の事は一旦置いておいて……リリシャ様の方を見ると……何やらブツブツと言っていた。
「リリシャ姫、大丈夫……か?」
「こんな小さな子供でも、私よりも大きいなんて、これが最近の子供の発育だというのですか? なら、脂肪の塊ともいえる胸をつけるために、脂質の多いご飯や、脂肪を減らさないために運動も控えめにしてあるというのに……、これでは、私の日ごろの努力が、無意味だという……、いやいやまだリリシャさんがどんな普段どんな生活をしているか、聞いてからどぇも遅くはないはずよ、そうよ落ち着きなさい、リリシャ」
「リ……リリシャ様?」
「はい! 何でしょう?」
ものすごい顔で、ブツブツと物を言っていたのに、すぐに笑顔になりやがった、こっちも怖い……。っていうか胸への執着心がすごいな……、全然普通の子じゃないじゃん。
「どうかしましたか? カイトさん」
「い、いえ……、えーっとチィエラに普段何を食ってるか聞いてきましょうか?」
「ほんとですか! ぜひお願いします!」
俺は、リリシャ様に普段何を食っているか聞いてみると……。
「あたちが普段食べているもの? それは~」
俺は、チィエラが普段食べてる物をリリシャ様sに伝える。
「そ……そんな」
俺は、この世界の食べ物に詳しいわけじゃないから、チィエラが普段食べている物がどういった物か、分からなかったけど……リリシャ様の反応を見るかに……。
「そんな……どれもこれも、脂質の低い物ばかりではないですか……」
「……普段、どんな事をして過ごしているか、聞いてきましょうか?」
俺がリリシャ様にそう聞くと。
「いえ……、それは先ほど、ドレスを着せている時に、体を見たので……、その……筋肉がたくさん」
リリシャ様は、自分の二の腕と、おなかを触る。細そうに見えたリリシャ様だったが、少しだけ……つかめる肉があった。
「はぁ……」
「……」
俺は、目を反らして、なんとかその場を納める方法を探していたが……。
「ご主人様、他にあたちに聞きたいことはないだっち?」
チィエラが、胸を揺らしながら、俺の傍まで走ってくる、瞬間……、パンっと、布地が弾ける音がしたかと思うと、チィエラの着ていたドレスの胸の部分だけが……敗れた。
「うおっ!」
俺は、すぐに視線を……胸に凝視しようとしたが、服が弾けたことで、魔法への集中力が切れて、土の手が崩れる。
「目を反らすにゃあああ」
すると、捕まっていたアリが、俺のほうに走ってきて、その鋭い爪で俺の目をひっかく。
「ぎゃああああ、目がああああ!」
俺が目を押さえて地面で寝転がっていると……。
リリシャ様の部屋の扉が開いて。
「リリシャ様、昼食の時間でございま……」
目の傷が治って見てみると、そこには、執事服に身を包んだ老人がいた。
老人はジト目でこちらを見てきたかと思うと……。
「兵士の方々ぁー! ここに逃げ出した囚人がいます!」
「よし! 逃げるぞ!」
俺は、服が破れたチィエラを抱えて、バルコニーの方へと走っていく。
「バーサーカーキャットピープルとハレンチエルフ逃げるぞ!」
「誰が、ハレンチエルフだと!」
「誰が、バーサーカーキャットピープルだにゃ!」
俺は、バルコニーに向かいながら、リリシャ様のベットからシーツを拝借して、ライトアーマードで浮かせてから飛び乗る。
「乗れ! 二人とも」
アリとセレスが、浮かぶシーツに飛び乗ってから。
チィエラの三色混合魔法を参考に、俺は魔法を構築する。
最初に、緑魔法で、そこらへんにある空気を固める。その空気に赤魔法で弾力を付与する。そして、白魔法でその場にしばらく残るように封印を施すことで、バウンドする空気の壁ができる。
「良し! 出来た! 弾力空気壁!」
「バウンドエアーウォール!」
俺の命名した名前を、無視して勝手に自分で名前を付けるセレス。しかし今は、それどころではない。
「おい、セレスこの壁を全力で蹴ってくれ」
「分かった、バウンドエアーウォールを全力で蹴ればいいのね!」
「お前! 喧嘩売ってんのか! このバカエルフ!」
「うるさいわよ! バカイト! あんたの命名は、目に余るものがあるのよ!」
「んだと!」
「二人ともそんにゃ喧嘩をしている場合じゃにゃいにゃ!」
俺とセレスは一旦喧嘩をやめて。
「それじゃ、リリシャ様また機会があれば~!」
「えっ! あっはい!」
そう言って、笑顔を見せてくるリリシャ様。
「よし! エロフ! おもいきり蹴れ!」
「誰が! エロフですって!」
俺がバカにした勢いで、壁を蹴ったセレス、空中に浮かぶシーツはものすごい勢いで、飛んでいく。
俺でも簡単に止められないほどに……。
しばらく進んだあたりで、セレスの足を空中に固定して、無理やり勢いを止める。
「いぎぎぎ、いっだい! 何するのよ! バカイト!」
「すまんな、セレス……お前はな、すごく便利だからさ、つい」
「殺す!」
王都の下町上空で、俺はセレスに殺されかけた……。
おはこんばんにちは、どうもタライです!
皆さんこんかいのお話どうでしたか?
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んじゃね~。




