助けたツケ
あれから、10時間
「…へっくしゅ」
「ほら、鼻水拭きなぶえっくしゅ」
「…カイトもにゃ」
俺とアリは、見事に体が冷えて鼻水が出るようになってしまった
「奴隷とかが着ている、麻布とかがあってよかったにゃ」
「あぁ、少しチクチクするが、まぁ仕方ないか。」
とりあえずは服がなくてあたふたすることはないので大丈夫だろう
「よし、それじゃあ、全員を出すか。」
俺がそう言いながら一つの檻に近づく
「ん?なんだろうこの幼女は?」
その檻に入っていたのはアリ以上に見た目が若い少女というよりは幼女だった。
「ん~、なんだろう、なんというか肉付きとかがいいっていうか、あっ変な意味じゃなくて。おいなんで引いてるんだ!変な意味じゃないって言ってるだろうが」
「聞きました~アリ~」
「ええ聞いちゃったにゃ、セレス~」
「「幼女に肉付きとかって言葉使っているよ~変態ね~」」
「よし分かった。覚悟はできてるんだな?」
俺が血相を変えて二人のほうに歩き出だすと
「「ごめんなさい!」」
謝るくらいなら、何も言うなよ
「いやまぁ、出すか、赤魔法スピリットファイヤ!」
俺が何もない空間にそういうと
俺の手のひらから火の玉がポコポコと出てくる
合計で出た火の玉は15個
その火の玉に俺は
「ここにある檻の鍵を全部溶かしてきて」
俺の命令を待っていたように空中にふわふわ浮かんでいた火の玉たちは俺の指示一つで一気に動き出していく。
「カイト今のなに?」
「火の玉が意思を持って動いていたにゃ」
「ん?いや、意思を持って動く火の玉だけど」
「カイトの使う魔法は、本当に変にゃ魔法が使えるのにゃ~」
「変なと失礼だな」
しばらくするとスピリットファイヤが俺の手元に戻ってくる
「よ~し、よくやったお前らお疲れさん」
パチンっと俺が指を鳴らすと
火の玉たちは一気に消えてなくなる
檻がいくつあるかは正直分からなかったが、時間で言うと数分かからなかったな
そして、鍵の開いた檻から、静かに出てくる者たちの影がうようよと動く
「うお、多いな」
「これ、何人いるにゃ?」
「は~い、みんなこっちに並んで~今から本当に自由にしてあげるから~」
率先して奴隷たちを並べるセレス
「ほう、お前が役に立つとは、明日はなんだ。魔王でも攻めてくるのか?」
「なんでそうなるのよ!」
「まぁまぁ、落ち着いてセレスちゃん」
かなりしんどそうだが、せっかくセレスが並べてくれたので
「まぁ、ありがとう、とりあえずみんなにこれから使うのは見えなくなる魔法で」
俺は先ほどいやもう昨日だな
昨日の奴隷たちにしたのと同じ説明をしてインビジブルをかけていく
数は大体、2百と50人くらいいた、かなり疲れた
ここまでの作業がうまくいったということに、感謝をする。
あ~、ところでさっきの幼女は?
いない、そりゃあそうか。
なんか気になったんだけどな~
見た目は明らかに幼女なのに、妙に筋肉があるように見えたから
「まぁ、いいかよし帰ろう!」
「…」
俺が二人にそう言って、振り向くと…
そこには、王警団の方々がいた
「あ~、おまわりさんこんにちは!」
「こんにちは、こんなところで何しているか、聞いてもいいかな?奴隷泥棒君」
表情や声音が笑顔だけど、目が笑ってない…
そして、すでにセレスとアリが捕まっていて
「一緒に来てくれるかい?」
「マジ勘弁っすわ~」
そして俺らは捕まった。
逃げることはしなかった。
アリとセレスが先に捕まってはさすがに危険だろう
ということで非常に不本意だが俺は今
「これから裁判を開始する」
裁判長が、この国のお偉いさんの集まる、この場で…裁判開始を告げた直後に、裁判長の隣にいた、金髪のおじさんが席を立つ
「裁判長、判決は死刑だ!」
「いや!裁判になってないから!もっと話し合いやがれ!この無能どもが!」
「誰が、無能だと、貴様この国の王に向かって、何をバカな事を…裁判長彼らの罪状を告げたのち、死刑にしろ」
おう!?あのはげかけのおやじが、ここの王様?
王様の言うことを聞いて、裁判長が木づちで、机を叩く
「貴様は、この国の財源でもある奴隷商を襲い、そして奴隷達を勝手に脱走させた奴隷泥棒だ、よし死刑、今死刑、すぐ死刑!!」
「やかましい!!このクズ共が!」
裁判の後、護送車の荷台に乗せられて、そこでセレスと入れ替わりで中に入る
奴隷泥棒といういわれのない、いわれのない!
罪をかけられて俺は現在、理不尽な法に裁かれていた
アリも俺と一緒の判決を言い渡され、絶望している様子だ
白目向いてる
「大丈夫だから元気出せ、セレスがこっちに来たら、もう一度ジャンプで飛んで逃げよう」
「いやにゃ!もう服を脱がされるのは嫌にゃ!」
「おい!言い方!」
俺とアリの判決が言い渡され、現在はセレスの判決待ちだ。
セレスはかなりいい体つきだから、もしかしたらあのバカそうな王様に娼婦になれとか言われていそうだな
俺がそんな事を考えていると、麻縄のズボンが、急にずり下がる、ゆっくりとかじゃなくて、勢いよくまるで誰かが引っ張ったような
手は当然のごとく手錠をはめられていて
後ろに組まされているため脱がされたズボンはもとにはもとには戻せない、そして俺は服がなくてこの麻縄の服を着ていたのだ。
もちろん下着もないので、つまりは息子よ、こんにちわ
「にゃあああ、カイト!何してるのしまって、わぁああ」
「オイ!見るな!なんだその表情は!こっちを見るな!衛兵の方!衛兵の方!ヤンデレのキャットピープルに初めてを奪われるうううう」
「何を考えてるにゃ!おっきいにゃ…」
「おい!俺の息子から視線を外せ!」
俺は少し冷静になり、そして気づく
あぁ、マリオネット使って戻せばいいのか
俺はマリオネットを使ってズボンを戻す
そして、俺がズボンを上に戻すのとなぜかがっかりするアリが視線を前に向けると
護送車の扉が開き
「…」
セレスが入ってくる
「どうだった?」
俺がそう聞くと
セレスは、ため息を吐きながら
「私の娼婦になれって言われた」
見事なフラグ回収だな~
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